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映画『荒野のストレンジャー』というタイトル(ネタバレあり)

※トップ画像素材は、「クライ・マッチョ」のチラシから。

先日、

気になっていた「荒野のストレンジャー」を運良く鑑賞。
※映画館『Stranger』の館名の元ネタだったため。

 観終わった際、「最後も名前言わないんかい⁈えっ、誰だよ⁇」とツッコんだが、少ししてラストの墓の意味に、「えっ、もしかして…」と気付いた。

 ちなみにこの映画、洋題は『High Plains Drifter』。「高原の漂流者」という意味のようだが、映画を観た後だと、内容にそぐわないと感じてしまう。あえて、ぼかしているような…。

自分ならば、『Avengers Of Hell』とつけるだろう。『地獄の復讐者(たち)』と。

理由は、下記3つから。

  1. 流れ者が小さな町(ラーゴ)手前の看板に『Hell』とペンキで塗る。

  2. 町人によって刑務所に入れられた3人の無法者が釈放後、町へ復讐しに行く。

  3. 3人の無法者によって殺された保安官の復讐。復讐先は3人の無法者と見殺しにした町人たち

他の題名で思い付くのは、『ラーゴの亡霊』。でも、2つとも西部劇のイメージからますます離れているような(^_^;)

ここからは

本題になるが、邦題の「荒野のストレンジャー」、何故『ストレンジャー』という文字でなければいけなかったのか?

ストレンジャー、英語でいう「stranger」は原型が形容詞の「strange」であり、「奇妙な、変わった」という意味となっている。

その「strange」に「人」を表す「er」を組み合わせて「stranger」、つまり「奇妙な人、変わった人」となる。

そうなると、『荒野の奇妙な人』という邦題に。これだとダサいから、語感的に英語読みとしたのだろうか。
あと、「荒野」の字も西部劇のイメージがわきやすいから、選ばれたのだろうと思う。

 それにしても、1973年当時の西部劇にしては異色。そう感じる映画だった。

もしも、

映画館『Stranger』で上映させてもらえるとしたら、ストレンジャー縛りで「ストレンジャー祭り」。

ラインナップは、ジム・ジャームッシュの『ストレンジャー・サン・パラダイス』やNetflixの『ストレンジャー・シングス』とか。

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