日記4

7月17日午前、吟遊詩人を名乗る老人から電話。とにかく今の日本を変えたいみたいだ。権力者や資本家に富が集中する構造が気に入らないらしい。わかる。甘い汁だけ吸って何ら責任を取ろうとしない政権が気に入らないらしい。わかる。俺に次の世代の坂本龍馬になって欲しいらしい。それはやだな。二時間近く電話をして受話器を持っていた左手はジジイが近所の政党の事務所にアポなしで訪れて門前払いを食らったあたりで痺れ出してこれを書いている今も小指と薬指が満足に動かせない。一番難しくなったのが皿洗いで、やったこともないしやる予定もないのに今後一切飲食店でバイトできないんじゃないかと不安になった。この先ずっとこれが続くとなるとかなり不便なので病院に行くことも考えたが保険証がない。とりあえず保険証を手に入れます。適当に生きてるとこんな感じになるんすね。 

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