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33年前は怪人でした!

はい、生まれました!!
仮面ライダーBLACK  第38話【公式】東映特撮YouTube Official

33年前、わたしは侍女怪人カーラとして昭和ライダーの舞台に存在していました。
今回の第38話は紹介シーンが配信されました!

東映大泉撮影所のゴルゴムアジトのセット前で、ゴールドのコスチュームに身を包み登場シーンの撮影。
ご視聴いただいた方は分かると思いますが、この短い数秒が数時間へ及ぶ展開へ。
〝心臓の音入ってませんか?〟って言いたくなるほどのド緊張。
従って何度も何十回も繰り返しNGの連発。
現場は次第にピリピリ、ドライアイスもくもく、呆れ顔。
そしてまた焦るカーラさん。
本当に今観てもハラハラします、、、

あんな簡単な決めポーズに時間掛けてられないでしょ、って本当に思う。
だってこのBLACKのアクション、特撮、凄いもん。
今、改めて第1話から見てますが、めちゃくちゃカッコイイですJACの皆さん。
特撮技術。そしてストーリーが深い。

このゴルゴムアジトの撮影当時は真夏の猛暑時期で、本当は全身ゴールドの金粉を塗る予定でしたが、皮膚呼吸が出来ないのが危険なので仮面着用に変更になり、撮影開始前にキャラクター衣裳でお馴染みの、レインボー造形企画社で頭のサイズを計っていただき、侍女怪人専用の仮面が出来上がりました。

着脱はJACのアシスタントの方の介助で、前と後ろの面を耳の横でカチっと釘みたいなもので止めていただきました。
撮影上ドライアイスが風で流れてしまうのを防ぐため、冷房器具類は全部ストップ。カットが掛かる度に呼吸がしやすい様に仮面を外して貰っていました。
他の演者さんのシーンでも侍女はシャドームーン様の横で控えているので、その着脱の繰り返し。
優しいJACのアシスタントのお姉さん有難うございました。
特撮スタッフ、特に照明さんは何枚もTシャツを着替え汗だく。。
そんな姿をあのセットから見ていて、大変だけどカッコイイ現場だなーって、
NG連発したカーラは思っていました。

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仮面も被り、若干名前の漢字も一文字間違っていますが、そんな18歳のわたし。
恐くて傷心な自分の経歴に蓋をして見ないふりをしていた時期もありました。

でも、今の時代、YouTubeというツールを使って簡単に画面共有ができる!
画面だけではなく、コメント欄で特撮ファンが交流もでき、当時の自分と今の自分、そして自分の子供たちとも共有して楽しんでいる♪
しかも仮面ライダーシリーズのキャラクターたちのオマージュも楽しんで、さすが仮面ライダー50周年記念のanniversaryだな〜!ここには幸せしかないじゃん!!とメインの演者さんたちへのコメントやなるほど!って思うヒントがたくさんあって見ているだけでも胸熱な気持ちです。

人生は枝分かれで、わたし自身、33年前は怪人役で演者でした。
自分に自信なんて、逆に喪失したスタートでした。
こうして皆さんのコメントやツイートを見ながら、この歴史ある作品に参加できた事が宝物となりました。
そして何より33年前の自分、まさかカーラに励まして貰える日が来るなんて夢にも思っていなかった。
間違いなく、わたしの人生の軸となっていること。
どんなかたちでも表現者でありたいというスタートの作品です。

偶然にもこのnoteで自分のルーツを整理しようと自分と向き合った途端にこんな状況になってびっくりしてますが、ここnoteはわたしがわたしと向き合う空間。
蓋をしていた自分が大きく手を広げて深呼吸した、そんな満月の夜でした。

今後も派手なアクションはないけどわたしの出演は最終話の第51話まで。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです♪
忘れてましたが実は今後セリフがひとつだけあります。(ひとつかい!)

毎週水曜日22時更新



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