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引退馬支援予想 全頭診断 完全無料 G1天皇賞秋  

引退馬支援の為に普段から協力してくださっている、引退馬支援サロン専属予想家(通称血統マニア)@TorisugariAni通りすがりの兄の天皇賞(秋)全頭診断•予想印を完全無料公開致します。  

評価(スキ)を押しいただけると有難いです🤝🔥

 

全頭診断

1-1 マリアエレーナ

母テンダリーヴォイスはワグネリアン、ミスフィガロの全兄弟であり、3代母はダート芝、ダート問わず活躍したブロードアピールという良血馬です。
父クロフネと母父ディープインパクトという配合は非常に相性の良い血統構成でもあり、クロフネ産駒の『牝馬(カレンチャン、ソダシ、アエロリットなど)』は良く走るというのは有名な話です。
ディープインパクト×Vice Regent系(クロフネ、フレンチデピュティなど)の話については毎日王冠のレイパパレ、ポタジェの際にも書かせてもらいましたが、競馬が上手な馬が多く適応力にも優れ『器用な馬』が多いです。マリアエレーナに関しても同様の印象が強く、前走の小倉記念の高速決着にばかり注目が集まっていますが時計がかかった愛知杯や渋った馬場状態だった新潟牝馬S、ケフェウスSでも好走しているなど様々な馬場状態に対応してきている実績を残しています。しかしながらレイパパレ、ポタジェと同様にこの手の構成は『弱点は少ないけど武器がない』という特徴はG1の舞台では余程ハマらない限り推しにくい血統構成であります(あくまでも個人的な見解です)
また、地力面ではこのメンバーの混ざると劣る印象が現状では強く、舞台も『実力勝負』になりやすい東京2000mということを考えると『前走の時計が優秀だった』ということだけでは狙いにくいです。

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2-2 カラテ

父トゥザグローリーは母系の良さを引き出し易いキングカメハメハ系の種牡馬ですのでどうしても母系に注目してしまいますが、母レディーノパンチは父フレンチデピュティ×母父はパラダイスクリーク(Never Bend系)という血統構成で、3代母ゴールドサッシュはステイゴールドの母でもあります。そんな母系からは『馬力、持続力』に非常に優れた印象が強く、前走の新潟記念では『スローの瞬発力勝負』というレースで結果を出していますが本来、中山記念、東京新聞杯のような『緩みのない持続力戦』こそがカラテの良さを最大限に発揮できるレースだったと考えています。
今回はパンサラッサという強烈な逃げ馬の存在によりSペースは考えにくく、Hペースが想定されるのでカラテの『持続力』という持ち味は活きやすいレースになると思いますが『高速決着』への対応がカラテにとっては大きな課題になると考えています。血統的に『タフさ、持続力』が優れているのは間違いないですが『高速決着』への対応ができる要素は血統からは見当たりません。マイル重賞で好走している要素がここで活きるのなら穴馬として面白い1頭とは思いますが個人的にそこまでの要素は見つけられず、評価しにくい1頭です。

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2-3 パンサラッサ

父キングカメハメハ系×母父Sadler's Wells系+母母父のラインにShirley Heights(Mill Reef系)とタイトルホルダーと非常に良く似た血統構成のパンサラッサですが、良くも悪くもイメージ通りの馬です。
Sadler's Wells×Shirley Heightsというのは欧州では主流の血統構成というだけでなく母ミスパンテリーはSpecial=Thatchの全兄弟4×4クロスを内包していることからも母系からは馬力、持続力といった『タフさ』では非常に優れた母系といえるでしょう。ここに父ロードカナロアの『スピード力』が見事なまでにマッチし『Hペースで逃げて持ち前の持久力で粘り込む』というパンサラッサが得意としているレースが成り立っているのだと思います。
しかしながら、ワンターン2000mの東京芝コース+Bコース替わり初週の綺麗な馬場状態というのはパンサラッサのタフ過ぎる母系には明らかにマイナスであり持ち味が活きにくい舞台設定なのは間違いないと思います。また近走は『行き脚が鈍ってきている』と矢作調教師が発言しているのも気掛かりであり『まさかの逃げれない…』なんてことになれば話にならないと思っています。

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3-4 ポタジェ

ポタジェに関しては毎日王冠やマリアエレーナの見解の際にも少し書かせてもらいましたがディープインパクト×Vice Regent系らしく『器用な馬』で立ち回りの上手な馬です。マリアエレーナの見解の際にも少し書かせてもらいましたようにG1では非常に評価するのが難しい血統構成の馬なのですが、大阪杯のレースぶりがポタジェにとって生涯ベストレースになるのではないかと言っても過言ではないぐらい素晴らしいレースぶりでした。立ち回りの上手さ+Vice Regent系の『前向きさ、馬力』という点が活きたとするのならば『内回り+力の要る馬場』だった大阪杯というのは現状のポタジェにとっては適性舞台だったとも言えるでしょう。更にポタジェのように『前向きさが強いディープインパクト産駒』にとって前半1000mが58.8といった流れる流れはまさに絶好…何故この発想がレース前に思いつかなかったのか…今となっては悔しい限りです。
話を戻しますが、以上のことを加味すると今回想定されるHペースというのはポタジェにとって問題はありませんが『大箱コース+コース替わり初週』という条件は大阪杯とは真逆のレース質となり大阪杯がベストな舞台だったと考えている自分にはこの舞台では狙いにくいというのが結論です。

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3-5 ダノンベルーガ

母父Tiznowはコントレイルの母母父であり、母母父Malibu Moonはシャフリヤールの母父Essence of Dubaiと同じA.P. Indy系と母系は『米国的スピード』に非常に優れた血統の持ち主です。そんな米国色の濃い母系に父ハーツクライということで何となくスワーヴリチャード(父ハーツクライ×母父+母母父が米国系)と似たようなタイプの馬というのが個人的な印象です。
スワーヴリチャード、リスグラシュー、ジャスタウェイのように古馬になってから才能を開花させるパターンが多い『晩成型』のハーツクライ産駒には似たような特徴があり、それは『古馬になってその才能を開花させるまではスローからの瞬発力勝負』を得意としてる馬が多いということです。これは共同通信杯で世間に強いインパクトを与えたダノンベルーガにも共通しています。
元々、右トモに不安があり調整に苦労していたダノンベルーガなだけに共同記者会見で堀調教師の『成長を促せなくて、春とあまり変わっていない』という発言はおそらく晩成型だと思われるダノンベルーガのような馬にとっては非常にマイナス要素と捉えて良い発言だと思います。
同舞台である天皇賞(秋)を前半58.4という緩みのない流れから勝ち時計1.57.5という優秀な走破タイムで優勝したジャスタウェイ(父ハーツクライ×母父+母母父が米国系)のような競馬を今後ダノンベルーガもできるようになる器は十分に持っていると思いますが、現状はまだ『スローからの瞬発力勝負』でこその馬だと考えています。今回逃げるだろうパンサラッサが作り出すような流れには現時点のダノンベルーガでは対応できるイメージが湧きません。

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4-6 ジオグリフ

母アロマティコは秋華賞、エリザベス女王杯でともに3着と好走しましたが…ジオグリフの皐月賞での見事なレースぶりや父ドレフォン×母父キングカメハメハ(Mr. Prospector5×4内包)というサンデーサイレンスが薄い血統構成からすると東京芝2000mのようなワンターンのコースより『コーナー4つ』のコースの方が合う馬だと思います。
また洋芝や共同新聞杯のように渋った全く苦にしないレースぶりや新馬戦のラスト4Fのラップからみれる『後傾ラップへの高い適性』などを考慮すると『Hペース、コース替わり初週、高速決着』といった要素への対応が鍵になりそうな今年の天皇賞(秋)ではどうしても評価するの方が難しいと考えています。

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4-7 イクイノックス

父キタサンブラック×母父キングヘイローということでLyphard 5×5×4といった強烈なクロスを内包しているイクイノックスですがAlzaoとダンシングブレーヴはニアリークロスになる為(父Lyphard×母父Sir Gaylord系という同じ配合パターン)『機動力、持続力に優れた』印象を血統的には受け、父ディープインパクト×母父キングヘイローと非常に似たような配合であるディープボンドのような馬ではないかと春の時点では思っていましたが…『内回り+スローで流れた皐月賞』、『大箱コース+緩みのない流れからのレコード決着の日本ダービー』という全く異なった性質のレースを『長距休養明け+8枠』といった不安要素を抱えながらも見事に対応してどちらも2着と好走しました。
元々、欧州色が非常に濃い配合ということと、父は古馬になってから一気に才能を開花させたキタサンブラック+母シャトーブランシュも初重賞制覇は5才時のマーメイドSと晩成型の馬を親に持つという観点からみるとイクイノックスも『晩成型』の馬というイメージが非常に強いです。そのような血統背景がありながらも2歳〜3歳にかけてのレースぶりを振り返ると『世代トップクラス』というのは間違いないですし、今後古馬になってから『名馬クラス』の馬になっても不思議ではないでしょう。
しかしながら『では、イクイノックスが天皇賞(秋)という舞台で他馬よりも優れている点は?』と問われるとなかなか難しいというのが正直なところです。
Lyphard 5×5×4という強烈なクロスがありながらも走法的には母母父のトニービンが活きている印象が強いので東京コースは相性は良いと思いますが…天皇賞(秋)というレースに対してはそこまでの強調要素は見つけられませんでした。
もちろんイクイノックスがこれまでみせてきた『適応力』ならこの舞台でも好走する姿はイメージできますが『実力>適性』という考えが強くあくまでも3番手という評価になります。

評価 ▲

5-8 シャフリヤール

父ディープインパクトに母父Essence of Dubai(A.P. Indy系)という『米国的スピード力』と母母母父His Majestyの『底力』が加わり、更にアウトブリード(5代内にクロスがない)という『スピードと底力』に特化し『良い意味で癖がない』シンプルかつバランスの取れた非常に素晴らしい血統配合のシャフリヤールです(個人的には兄アルアインの時から大絶賛していた本当に大好きな血統です)
しかしながら、ダービー以降のレースは不良馬場での神戸新聞杯、不利を受けただけでなく『どスロー』となったJC、適性的には決して高くないドバイSC、そしてもはや競技が違ったプリンスオブウェールズSと自身の適性とマッチしたレースはダービー以降走れていません。
シャフリヤールの適性が非常に良く出たレースとして毎日杯を取り上げたいのですが例年にないぐらい高速化していた阪神芝コースで12.4-11.2-10.9-11.4-11.7-11.9-11.5-11.2-11.7といった全く緩みのないラップを持ち前の『スピードと底力』で1.43.9という破格のレコードで勝ちきった毎日杯こそがシャフリヤールのベストレースだった個人的には考えています。
今回の天皇賞(秋)ではパンサラッサの存在で緩みのないラップが想定されるだけでなく、コース替わりで馬場状態も良好ということで『高速決着』が濃厚だと想定しています。メンバー構成も非常にレベルが高いメンバーが集結し、まさに『スピードと底力』が問われるレースといっても過言ではないでしょう。
しかし藤原調教師の共同会見の発言から状態面での不安は無さそうですが、この1年自身の適性外のレースを使われ続け海外の競馬に対応している姿をみると良く言えば『苦手な条件にまで対応するぐらい馬が完成の域にきてる』と言えますが悪く言えば『馬のタイプが変わってしまった』とも言えかねません。そういった面でも今回の天皇賞(秋)はシャフリヤールにとって試金石になりそうなレースであると個人的には考えています。
本来の姿を発揮できるならあっさりも十分にあると思いますが、今回は不安要素がないわけでもないので対抗評価とさせてもらいます。

評価 ◯

5-9 ジャックドール

父は現役時代だけでなく種牡馬としても東京コースへの高い適性をみせているモーリス。モーリス自身が父スクリーンヒーロー(Roberto系)×母父カーネギー(Sadler's Wells系)+母母父モガミ(Lyphard系)と欧州色が非常濃い種牡馬ですがジャックドールの場合、父の『タフさ』に勝ると言っても過言ではないほどの『スピード力』を母ラヴァリーノから受け継いでいる印象が強いです。
菊花賞に出走した半弟ディナースタの際にも少し触れましたが母ラヴァリーノは日本の軽い芝に対する適性が非常に高く、コントレイル、スワーヴリチャードなどの母父であるUnbridled's Song(Mr. Prospector系)を父に持ち、更に母系にはMr. Prospectorのクロスが内包されていて非常に『米国的スピード力』が強い母系となっています。先程から何度も書かせてもらいましたが今年の天皇賞(秋)はパンサラッサが作る緩みのないタフなHペース+コース替わりでコンディションの良い馬場状態+高速決着と『スピード、タフさ、底力』など様々な要素が求められるハイレベルなレースになることが想定されます。そのようなレースにおいて『タフさとスピード』を上手に持ち合わせているジャックドールのような血統構成の馬は必然と評価が高くなります。
またジャックドールの場合、『タフさ+スピード』という血統通りの走りを既にレースでみせており、金鯱賞、白富士Sでは自身が作り出した緩みのないペース+開幕序盤のコンディションの良い馬場での高速決着での逃げ切り。そして前走の札幌記念ではパンサラッサが作り出した流れを控える形の競馬からでも見事な差し切り。洋芝+当時の札幌芝コースのコンディションなどへの馬場適性を考えればあの舞台でパンサラッサを差し切ったというのは着差以上の完勝だったと思います。
大阪杯ではジャックドールにとっては『荒れ過ぎた馬場』でのレースとなってしまった事と、金鯱賞で賞金加算を出来なければ大阪杯への出走自体が叶わないといった背景から『金鯱賞で仕上げ過ぎておつりがなくなってしまった』という明確な不安材料もありました。
今回は札幌記念で1本使われてからの叩き2戦目で有力馬の中では臨戦過程や条件的にも本気度が1番高いのは間違いなくジャックドールだと思っています。更にレース実績、血統面、展開など全てにおいてベストな条件になりそうな今回の天皇賞(秋)は迷わず本命◎にしたいです。

評価 ◎

6-10 ノースブリッジ

3代母モガミヒメはディープボンド、ローレルゲレイロなどを輩出した名牝系であり荒れた馬場やタフな展開などに活きる『タフさ、機動力』などが持ち味の馬が多い牝系です。ノースブリッジは父モーリスとの配合になりますが血統通りの『タフさ』が1番の持ち味の馬だと思っています。
エプソムCのような『開催後半+重馬場』での好走は『これこそこの馬の持ち味!』と言わんばかりのレースでしたが『コース替わり初週+良馬場』といった舞台設定の天皇賞(秋)は全く異なったレース質になります。
しかしながら、毎日王冠では『出遅れ+合わない馬場』での5着と優秀な結果だったと思いますし、個人的な評価は『高い』1頭なので期待はしてしまいます。今回はHペースが想定されるのでこの馬の武器である『タフさ』が活きるのであれば面白い存在だとは思います。しかし『高速決着』という点に関しても課題があり狙いにくいのが正直なところです。

評価 消し

※ここから先の5頭に関しては評価すべきポイントが自分には見つけられなかった5頭ですので割愛させてもらいます。
申し訳ございません。

6-11 レッドガラン

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7-12 バビット

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7-13 アブレイズ

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8-14 ユーバーレーベン

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8-15 カデナ

評価 消し

最終見解

◎ジャックドール

◯シャフリヤール

▲イクイノックス

☆該当馬なし

今回は『波乱要素』は少ないと考えていますので個人的には◎→◯の1点勝負でいきます!!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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