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エルムS レース回顧

エルムS 回顧

例年の札幌開催とは違い函館開催となった『エルムS』

札幌競馬場と函館競馬場の違い、そして普段重賞が行われないコースということで様々な要素が変わってくると判断して予想を作ったが役に立つことが出来ずに申し訳ない。

しかしながら今後の参考になることも幾つか発見出来たのでこの回顧記事がいつか仲間の役に立つようにしっかりと振り返っていきたいと思う。

勝ちタイムは1.44.5

1着 スワーヴアラミス

前走マリーンSからの函館1700mでは連勝での優勝。斤量が59㎏→57.5㎏→56㎏と減ってきてはいるものの、レースぶりを見ると単純に北海道の競馬がこの馬には合っているようにも思える。
今回は2着→1着と調子の良いなかで『初ブリンカー』と思いきった陣営の策を見ると余程自信があったのではないだろうか。
昨年のマーチS以来なかなか調子がイマイチだったように見えたがこの夏の競馬を見るとまさに『完全復活』といった感じだ。

2着 ☆オメガレインボー

今回のエルムSは予想記事でも書いたように『前有利』の函館1700mだが、重賞になりいつものレースとは違う流れ、傾向が出るということで『差し、追込』に注目した。
オメガレインボーはその中で完璧な競馬をした1頭だと思う。
最後はスワーブアラミスと『内、外の差』が出たような気がするがアイルハヴアナザー産駒は『キックバックと馬群』が得意ではない為にあれが最高の形だったのではないだろうか。
個人的に好きな『アイルハヴアナザー産駒』だけに今後も注目していきたい。

3着 ロードブレス

素晴らしい末脚を使えることは知ってはいたが正直このメンツでは通用しないと完全に見落としていた。
今回は展開が向いたのはもちろん坂井JKの騎乗が素晴らしかった。末脚が活きるレースでないと出番がない為になかなか狙いにくい馬だが、少しでもハマりそうな時は抑えておかないといけない1頭と改めて思い知らされた。

4着 ▲ウェスタールンド

ウェスタールンドに関しては色々と批判はされているし、あのアンカツさんが『早仕掛け過ぎ』というのなら間違いないだろう。
しかしながら俺は『良くも悪くもああいう馬』とイメージなのが正直な感想だ。
今回は残念だったが距離はもう少しあった方が良いような気がするし、延長ローテが得意な馬なので次走期待したい。

9着 ◎ダンツキャッスル

差しが決まる理想的な展開だったが、今回のレースぶりを見ると『実力不足』が否めない結果となってしまった。
あの展開になり、最内枠が響いた感も若干はあるが『実力不足』という以外の大きな敗因も見つからず信じてくれた仲間には申し訳ない結果となってしまった。

12着 ◯トップウイナー

今回狙いのタフな欧州系の血統であり、さらにこの馬は『欧州系×欧州系』の配合であった。
『前有利』前提の函館1700mで前に行くならこの馬かなと思っていた。
結果逃げはしたものの、あの流れを読めていたのなら当然の結果であり、少し安易な予想になってしまった。

14着 アメリカンシード

レース前にオプチャで兄も言ってはいたが、まさに『米国系×米国系』の典型的な馬だった。
自分のリズムで走るどころか逃げることすら出来ず『内枠+キックバック』と米国系の苦手な事が全て重なってしまったレースだった。
この流れを読めていただけに本当に悔しいレースとなってしまった。
しかし、アメリカンシードに関しては『弱い馬』ではなく自分のリズムで走れた時にはとてつもない爆発力を持っている馬だ。
今回のレースでこの馬の弱点を見抜くことが出来たのは収穫であり、今後のレースでもしっかり見極めていきたい。

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