一石三鳥主義

はじめに

私は「一石三鳥主義」です。
「一石三鳥」という言葉は造語で、実際には存在しませんね。
ぐぐると色々でてきますが、私の中では「一石二鳥のメリットにもう一つメリットを加える」というように考えています。

なぜこの話をするかというと、私は「一石三鳥主義」で日々生きておりまして、それがどれだけ素敵なことかを心からお伝えしたかったからです。
人生五十年の齢を超えて、教えてもらう側から教える側に思考も切り替わり、これまでの経験を如何に伝え、参考にしてもらえるか?を考えるようになりました。こういった現状を踏まえてこのお話をしたいということです。

本題

では早速本題に入ります。
普通の人の感覚であれば、一石二鳥ってラッキーで嬉しいことで十分に喜ばれることだと思うのです。
私の場合は、この機会にもう一鳥手に入れれたらもっと嬉しいじゃないの?と。だから三鳥を狙っていくんだというわけです。貪欲ですね。

「一石三鳥主義」が素晴らしいといういくつかのポイントを挙げて、もう少し具体的に話してみたいと思います。
現時点では4つ(死ぬまでにさらに見つけるかもしれないので)、
①特別な満足感が得られる、②周りを巻き込む、③大切な人を支えるために、④人生は有限だからこそ、です。

①特別な満足感が得られる

普通は一石二鳥で十分に満足するものです。
でももっと計画的に三鳥、四鳥と狙っていけるんじゃないかと思うのです。
偶然二鳥を得るのではありません。同時に沢山の鳥を仕留めるのです。

例を挙げると、「出張に行くことが決まりました。行ったこともない土地です。」という状況になった時に、ただ「現地へ行って仕事をして帰ってくる」だけで済ませますかね?多くの人は「現地で美味しいものを食べてくる」くらいは言いますし、やってます。結果一石二鳥でよかったねと。
僕の場合はそれだととても物足りません。
もちろん仕事が最優先でちゃんと結果を出す上で、隙間時間とかパラでやれることは何かないでしょうかと。例えば「あの子にご当地でしか買えないお土産を買う」「有名な神社の御朱印をもらう」「ドラクエウォーク(スマホゲーム)のご当地もの狙いをする」「現地のスーパーでご当地ならではの食材を買う」・・・などなど。

仕事の話で例を挙げると、「お客さんからこの課題に応える提案をしてくれ」って言われた時に、この一石三鳥の考え方はぜひ取り入れるべきです。
簡単に言えば、目標感として「お客さんの想定する期待を超える」こと、気づかない効果、メリットを提案して、なるほど!と喜んでもらえることを探すことができれば、仕事の成功にも繋がりますし、相手の満足感は高いものになるでしょう。

これらの例のように沢山の目標を一度で達成すると非常に高い満足感が得られます。アドレナリンがぶっしゃーで、やってやったぜ感で満たされることでしょう。

②周りを巻き込む

例えば出張の話、帰った後はお土産話もしっかり残ることでしょう。
五感で感じたこと、限られた時間の中でうまいことやった話は、きっとすごいし、また誰かの参考にもなると思います。
面白い話であれば、そこへ行ってみたいともなるかもしれません。
あ、そんな技があるんだ、自分もやってみようとなるかもしれません。
それは幸せな体験の連鎖に繋がっていくと思いませんか?

一石三鳥は、はっきり言って他人から羨ましがられると思います。
自分はできないからと僻んでいるだけの人は放っておいて(w)、せめて周りの大切な人にはその良さとか伝えて、やってみて~!って言いたいものです。
自分発信で周りの雰囲気を楽しく変えていくこと、自らは太陽のように明るく輝く存在になれたら素敵なことだと私は思っています。

周りを巻き込んでいくというのは非常に大事な側面もあって、与えたものは回り巡って返ってくるものだということです。自分の周りが暗く沈んでいて悪口や陰口しか言わないような人たちの群れにいたいと思いますか?と。
面白いことをやってる人たちとお互いの体験話で盛り上がって相互に気持ちも人としても高め合っていけるような群れの方がいいに決まっています。
自分が楽しく笑って過ごせるためには、自分から周りの雰囲気を積極的で前向きになるように影響を与えることも大切ですね。

③大切な人を支えるために

今度は自分自身が常に一石三鳥を意識して物事を考えていると他人にどんなメリットがあるか?というお話をします。
多くの場合は、相手の思考は今、そのひとつ先くらいしか考えていません。ひとつ先にこんなこともあるかな?くらいです。
だから、例えば相手が何かしようと思っているんだという話をしてきた時には、相手の立場となりまた周囲の立場となり様々な目線で、そのしようとする一手、一石でその人が何を得ようとしているのか?得ることができることを先回りして考えるのです。
誰かが得をすれば誰かが損をする、Win-Winみたいな話もありますよね、それは多面的な視点で見ることができれば見つけることができるわけです。
ここでは「一石三鳥」と「多面的な視点」の2つの合わせ技ですので、多面的に物事を見ることができる能力はまた必要になります。

そうして相手とは別の私が思いを巡らせることができれば、相手との会話は具体的で親身になった話になるでしょう。特に大切な人との会話においては「共感」が最も大事なことだと思いますので、自分が想像したことと同じであればうなずき、異なることであればうまくヒントとして伝えること等で、より相手は自分の考えを深めて考えることができるし、親身になって話をする自分も肯定だったり後押しだったりしてくれることで安心するでしょう。
私と話したことの意味、意義というもの、存在をきっと大切に考えてくれることでしょう。

例えば相手が悩んでいるような時には、この先回りする考えはすごく重要です。
リフレーミングという言葉があります。ネガティブをポジティブに置き換える技法と思ってもらえればいいです。このリフレーミングをする上では、相手の思考の先回りが必要なのです。どんな逆境でも死ななければいずれ上向きになっていくものです。何よりも相手のメンタルを支えて、強く立ち直る為には、良い未来を描けるようにすることが重要です。
良い未来とは、リフレーミングによって「それって一見そうだけど、でも実はこういうことじゃない?」「そうなのかな?」「うん。自分はそう思うよ。それ頑張ってみようよ」とか、次の一歩を踏み出せるような話をすることもできるでしょう。
大切な人が元気なら自由にどうぞだけど、悩んでいるなら寄り添って前向きな思考で一緒に考える、大丈夫だよと支えてあげたいものです。

④人生は有限だからこそ

いずれ死ぬんだろうな自分・・・と考えていると、人生はやっぱり有限で限られた事しかできないんだなって思います。誰でもそうかな。
子供の頃、松本零士さんの銀河鉄道999とかキャプテンハーロックとか見て育った世代というのもあるかもだけど、人が生きる意味とかどのように生きるべきか?みたいなことを考えてここまで生きてきたのです。
だから自分が本当に大切にしていることを最優先に生きたいとなります。
いつも悔いが残らないようにしていたいと思っています。

一石三鳥主義は、ひとつの機会でできるだけ多くの効果を得ようとする考え方なので、非常にこの生き方にマッチします。
最大効率で、自分の結果を出すだけでなく、自分の周りの大切な人のためにも同時に使っていけるので、時間の使い方に無駄がありません。

おわりに

4つほどポイントについて書き出してみました。
これらがどの程度響くのかはわかりませんが、「一石三鳥主義」を実践していくことで、自分の意識、自分の人生の充実度、そして周りの大切な人達との関係性、その人たちの幸福度は確実に上がっていくと思います。

まだまだこのテーマで書けることもあると思いますが、いったんは初稿としてここまでで。また思いついたら書き足そうと思います。
私はまだまだ生きているし、さらに学ぶことも沢山あると思っているので、現時点で悔いが残らないように自分の考えを書きおろしておきました。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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