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TORISの手紙3 カサブタ讃歌

 カサブタ讃歌

ギャッといった
血がダダーッとでた
でっぱった釘でモモの皮膚が破れた

しばらくすると
モモにはミミズがのたくったような
それはそれは 不様なかさぶたが現れた

ある日突然
そのミミズがうずきだし
かまっていたらポロポロと
はがれてあとに現れた、
できたてホヤホヤ
湯気がでそうなぴんくの皮膚だ はじめはそのぴんくを
単純に面白がっていたが
そのうちぴんくが
しーん、と胸に沁みてきた

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