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[GPT-API]APIを使ったPlaygroundでできること~chat編~

パルパルと相棒のGPT、合わせてパルPTです!

最近、私が最も活用しているのがOpenAIのAPIを使用するPlaygroundです。
ChatGPTは手軽に質問に答えてもらいたい場合に便利ですが、APIの利用はより高度でカスタマイズ性の高い対話アプリケーション開発に適しています。
そして、この"Playground"というのはAPIを簡単にブラウザから使えるようにopenAIが用意してくれたものです。

サインアップの仕方はこちらに良い記事が

Playgroundへのアクセスの仕方はこちらに良い記事がありました。

Playgroundを動かす

今回は

  • playgroundの簡単な使い方

  • 大量の文章を読み込ませる使い方

を紹介します!

覚えておくこと

Mode(モード)

playgroundにはモードが4種類用意されています。

playgroundでは4種類のモードが利用できます。Completeモードでは文章を完成させる形で回答が生成されます。Chatモードでは対話形式でやり取りを行います。Insertモードでは与えられた文章の途中に適切な内容を挿入して文章を完成させることが目的です。Editモードでは与えられた文章を編集・修正することが目的です。

GPT-4

今回はchatモードを使用していきます。

基本操作

これがplaygroundの画面です。

playgroundの画面

systemuserassistantの3つの要素があります。

1. System: この要素では、Assistantに対して役割やコンテキストを与えることができます。例えば、「あなたは一流の戦略コンサルタントです」と指定することで、Assistantは戦略コンサルタントとしての知識や視点を持って回答を行います。これにより、特定の専門分野や状況に応じた回答を得ることができます。

2. User: この要素では、質問や要求をAssistantに伝えることができます。例えば、「効率的な事業運営の方法を教えてください」と質問すると、Assistantはその質問に対して適切な回答を提供します。質問や要求は、具体的なものから抽象的なものまで、さまざまな形で入力することができます。

3. Assistant: この要素では、Assistantがsystemとuserから与えられた情報に基づいて回答を生成します。Assistantは、与えられた役割やコンテキスト、質問や要求に応じて、適切な回答や提案を行います。Assistantは、様々な知識を持っており、さまざまな状況や質問に対応できるように設計されています。

GPT-4

とにかく、systemにずっと覚えていてほしいことを書き、userに指示を書き、Assistantが答えます。

使ってみる

それでは、Playgroundを実際に使ってみましょう。例として、イラストレーターとして働く個人事業主が効率的に事業を行うための具体的な提案を考えます。以下のように、systemとuserに情報を入力してみました。

system「あなたは一流の戦略コンサルタントです。その知識や思考を活かしてビジネスを提案してください。」

user「個人事業主としてイラストレーターをしています。仕事の受注、イラストを描くなどあらゆるタスクを一人で行なっています。今後効率的に事業を行うための具体的な仕事の受注方法、提供するサービスなどを具体的に提案してください。」

これで緑のsubmitをクリックすればAssistantに返事が返ってきます。

Assistant
まず、現状の課題や目標を明確にするために、以下の3つのアスペクトについて考えます。

1. 仕事の受注方法の最適化
2. サービスの拡充・差別化
3. 効率的な業務管理

1. 仕事の受注方法の最適化
- オンラインプラットフォーム: クラウドソーシングサイトやフリーランス向けプラットフォームに登録し、仕事の受注を増やす。例: Fiverr、Upwork、ランサーズ等。
- SNS活用: 自身の作品をSNSで積極的に発信し、フォロワーを増やす。特にInstagramやTwitterなどのビジュアル中心のSNSが効果的。
- ポートフォリオサイトの充実: 自らのスキルや作品を効果的にアピールできるポートフォリオサイトを作成。SEO対策も行い、検索エンジンからのアクセスを増やす。
- ネットワーキング: オフラインやオンラインで開催されるイベント・セミナーに参加し、他のクリエイターや企業との繋がりを築く。
2. サービスの拡充・差別化
- ジャンルの拡張: 現在提供しているイラストのジャンルを拡充し、より多様な顧客ニーズに対応。例: キャラクター、風景、アイコン、ロゴ等。
- オリジナルグッズの販売: 自身の作品を活かしたオリジナルグッズ(Tシャツ、ポストカード、ステッカー等)を制作・販売。オンラインショップやアートイベントで販売する。
- チュートリアルやブログ: 自らの経験や知識を活かしたイラストチュートリアルやブログを提供。これにより、自分のスキルや知名度を向上させる。
- コラボレーション: 他のイラストレーターやデザイナーとコラボレーションし、新たなコンテンツやサービスを提供。
3. 効率的な業務管理
- タスク管理ツールの活用: TrelloやAsanaなどのタスク管理ツールを利用し、タスクの進捗を一元管理。効率的な仕事の進め方ができるようになる。
- デザインツールの最適化: 現在使用しているデザインツールを見直し、より効率的なツールやプラグインを導入。
- テンプレートの活用: よく使用するイラストのテンプレートや基本構成を作成し、効率的に作業ができるようになる。
- アウトソーシング: 管理業務や営業活動など、自分の得意分野以外の業務を外部に委託し、時間を有効に使う。

以上の提案を実行することで、効率的な事業運営ができるようになり、収益と知名度を向上させることができるでしょう。

GPT-4

APIの強みを活かした使い方(大量の文章)

日常の様々な場面で利用規約、契約書など長く複雑でも内容を把握しなければならない文章があります。これをコピーして内容を聞けたら楽ですよね!

playgroundの利点を活かして、Google Map APIの利用規約を読み込んで疑問に答えてもらうこともできます。

以下のように、利用規約の内容をsystemに貼り付け、userに質問を書きます。

system「下記はGoogle map apiの利用規約です。<<規約内容>>」user「上記において、google mapのapiを使ってナビゲーションシステムを作ることはできますか?」

Assistant
いいえ、上記の利用規約によると、Google MapのAPIをナビゲーションシステムに使用することは許可されていません。セクション10.4の「不当なサービスとコンテンツの利用制限」において、次の制限が明記されています。

- リアルタイムのナビゲーションやルートガイダンスには使用しないこと。
- 自動または自律的な車両制御には使用しないこと。

したがって、Google MapのAPIを利用してナビゲーションシステムを作成することは、これらの利用規約に違反することになります。

GPT-4

ちゃんと正しい内容を教えてくれました。
なお、同じ質問をchatGPTの方に聞くと

chatGPTで同じ質問をした画面

このように、メッセージが長すぎるとエラーが出てしまいます。

まとめ

このように、Playgroundを利用することで、長い文章に対しても答えてもらえます。特に、GPT-3.5では4000トークン、GPT-4では8000トークンまで聞くことができるので、さまざまな場面で便利に使えます。

料金システムやトークンシステムについてはまた次回投稿するので、フォローしていただけると幸いです。

更新:トークンシステム


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