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キリマンジャロハイクに関する記録①

 はじめまして『とりぱん』と申します。初投稿ですがキリマンジャロハイキングに関する自身の記録と、また興味がある方へ少しでも参考になればと思い文書を書いてみることにしました。

自己紹介

 まず私が何者かを簡単に説明させていただくと、2020年12月からイギリスへ任期5年でアサインされたメーカ駐在員です。平たく言えば、前任者任期満了による入替です。そして記憶にも新しいですが、この時期のイギリスは2度目のロックダウンに直面し、私は12/1付で渦中の赴任となりました。当時は生活基盤を整えるためのあらゆる手続きに時間がかかり苦労したことを覚えています。そして1年目はロックダウンによる行動制限、2年目もあまり出歩くなとクギを刺され、2度の冬を静かに過ごしました。

独身駐在員として長期休暇をどう過ごすのか?

 そして迎えた3年目の冬、22年末のクリスマス休暇にようやく2週間程度の纏まった休みが取れることになり、私はどう過ごすべきか考えました。ここで考えられる行動パターンは以下の通り。

1.一時帰国の権利を行使し、日本へ戻る。
2.欧州を旅行する。

 弊社では独身赴任者は年1回、単身者は年2回、家族帯同は2年毎に1回が規慰労帰国の権利として設定されています。ただ私には日本に帰った時にしたいことが具体的に浮かびませんでした。家族帯同であれば、子供を友達に会わせてやりたい、妻を慰労させてあげたい等の理由があると思います。
 次に欧州へ旅行する案、この時期の欧州は当然冬であまり良い時期とは言えませんが、オーロラを目当てに北欧、イタリアやドイツを観光することもありかなと色々と物色を進めるうちに一つの結論に辿りつきました。それは普通の駐在員が行きそうにないところへ行くということです。

なぜキリマンジャロに登ろうと思ったのか

 どうせだったら、今のできる限り最大で思い出に残る挑戦をしよう。そう思って浮かんだのが、キリマンジャロ登頂でした。日本から行くより時差の影響が小さいため(イギリス-タンザニア:3時間、タンザニア-日本:6時間(冬時間))、コンディション調整の面で優位であると考えました。そして、一度はアフリカを訪れてみたいという興味もあったのです。

キリマンジャロってどんな山?その勝算は?

 キリマンジャロはアフリカ大陸最高峰で、エベレストを始めとした7大陸最高峰「セブンサミッツ」のひとつです。約6,000mの高所順応と数日間歩き続けられる基礎体力が求めれます。ですが登山のように特殊な道具を必要とせず、技術的ハードルは低くハイキングの延長とも言われています。その登頂率は60~70%程度のようですが、高所順応のために日数を稼ぐことで成功率を上げることができるようです。日本人の登頂率が低い(50%?)と言われますが、挑戦する人がリタイア後のシニア層が多いのが理由と思われます。

キリマンジャロ(スワヒリ語: Kilimanjaro) はタンザニア北東部にある山で、標高5895 m。アフリカ大陸の最高峰。山域がキリマンジャロ国立公園に指定されている。山脈に属さない独立峰としては世界で最も高いとされる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 キリマンジャロを有するタンザニアは南半球ですので、日本とは真逆の時期に気温が高くなります。しかし比較的赤道付近に位置しているため、年間を通じて気温の差は小さく通年で登山は可能のようです。ただし乾季と雨季があり、ベストシーズンは1~2月、9月とのこと。私が挑戦できる時期は12月の最終週、タイミング的にも悪くはありません。
 基礎体力と経験に関しては、日常的にランニング(50~100km/月)をしており、山登りの経験としては10年前に富士山(約3,800m)に登っておりました。いかんせん程度が分かりませんでしたが、いわゆる普通の方も登頂されているし、まあ何とかなるでしょうと、軽い気持ちで計画を進めることにしました。以下はTwitter上で最初のキリマンジャロ宣言です。ちなみにDMは一通も来ませんでした。


最後に

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回、具体的な計画と金額について記載していきます。


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