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記事が書けない

記事が書けない。正確に言えば自分のことが書けない。これが地味に長い間悩みだったりします。

私の現在の投稿は呟き含め100を超えたのですが、9割がたは小説です。日々の暮らしだとか気づきだとかを題材にしたエッセイはありません。「私」として書いたものはせいぜい最初の自己紹介とnoteを始めてから30日経った記念に書いた記事くらいです。

さすがに淡々と小説を投稿し続けているアカウントではとっつきにくいだろうとたまには自分のことを書いてみたかったのですが、一度筆をとるとまあこれが書けない。

肩肘張らずに書こうと思っても既に最初の一文字から気負っている。
これが小説ならそもそもそんなことすら考えないと言うのにです。
気楽にやればいいじゃんと思いこもうとしても、次の瞬間には気楽って何だ!? と頭を抱える始末。

多分原因は自分がスポットライトを当てられるのが極端に苦手な人間だからなのでしょう。

小説の場合、私は映画監督か観客のポジションであり、一枚膜を隔てた向こう側にいます。たとえ私の中から抽出されたものであっても、光をあびるのは私ではなく、その世界にいるキャラクターたち。小説という舞台では主役はキャラクターであって私ではないのです。だから苦手意識も緩和されるのです。

しかしエッセイの場合はそうはいきません。
エッセイはどんなものであれ、私を通して描かなければなりません。つまりライトをあびるのは私自身。普段舞台で輝く役者より裏方をやりたがる人間にとって、突然インタビューのマイクを向けられたら、それはもう逃げ腰になってしまう。気恥ずかしさと自信のなさが見事に手を組んで、筆を一向に進ませてくれません。

ですがnoteで多くの素敵なエッセイに出会うたび、たまには書いてみたいなと思うのも事実。
それにエッセイが上手く書けるようになれば日常の出来事に対する観察眼も鍛えられるかなとも思うのです。

やはりこういうのは慣れなのでしょうか? いつも素敵なエッセイを書く皆さんにコツを聞いてみたいものです。
とにかくこれから少しはエッセイを書く頻度も増やしてみようかなと思います。

でも来週の投稿は多分小説です。こんな記事を書いておいてなんですが、再来週以降からごくごくたまにに小説以外のことを投稿すると思います。

よろしくお願いします。

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