【自問自答ファッション】コンセプト変更 - 魔女から学生へ
ふと心に浮かんだイメージ。
本に囲まれた部屋で、がりがりと原稿を書きつけている作家。
軽やかな服装で、颯爽と道を歩き、踊り、言いたいことをはっきり言う自由人。
そして、そんな自由な人に憧れながら、内気で外の世界に踏み出せずにいる文学少女。
これらのイメージ、ぜんぶ私の「なりたい姿」と「自分らしいと思う姿」の要素を持っているんだなあと。
昔、めちゃくちゃピーターパンになりたかった。
あるいは、『真夏の夜の夢』の妖精パック。
男の子になりたいんじゃなくて、中性的で、自由闊達な存在になりたかった。
実際、自分とは正反対だから憧れていたんだと思う。
時々自分のことを「明るい」とか「ポジティブ」って言ってくれる人がいるけど、自分の本質は仄暗い図書室とか薄暗い地下劇場とかにある気がしていて、爽やかで軽快なイメージに自分を寄せていくと、どうにも違和感が拭えなかった。
ずーっと、作家とか漫画家とか詩人とか、書きものをする人に憧れがあった。
そちらのほうが自分にフィットした進路だと思っていた。
途中から自分の創作能力の低さに見切りをつけて違う道を進んでいったけど、今も「物書き」に憧れる気持ちは強い。
今年はもっと、そういう自分を体現するファッションを選んでもいいのかもしれない。
ここまでもよもよと考えてお風呂に入ったら、突然、お風呂の中である単語が降ってきた。
ロンドンの学生
うわ、それやん、と。
ロンドンの学生みたいなファッションを今年の制服にしよう。
正直に申し上げて、ロンドンのこと全然知らない。
ヨーロッパ全域行ったことないし、ふわっとしたイメージしか持ってない。
でもロンドンの学生って思いついたからには、イメージ画像を検索しまくる。
そうすると、出るわ出るわ。
「ロンドンの学生だ!」って思うようなコーディネートが次から次へと。
パリっていう単語も好きなので「パリ 学生」でも検索してみたけど、全然ちがう。
"自分ではない何者か"への憧れ、仄暗さ、作家、文学少女のイメージに、不思議と「ロンドン」「学生」という単語がはまる。
ロンドンが今の気分だ、と確信した。
2024年は、作家になりたい。
作家を目指すための修行期間であり、居場所を構築するための創作期間。
文章を書くこと、創作活動に挑戦すること、勉強すること、仕事の経験を積むこと、インプットすること、アウトプットすること。
それらを頑張るのに、「ロンドンの学生」というイメージが妙にしっくりくる。
学生のように自由奔放に、好奇心旺盛に、時に気怠く、時にひたむきに、外の世界や自分の内面と対峙する。
今年のファッションは、それをコンセプトにしよう。
最初はコンセプト「魔女」って言ってたのに、「学生」に変わった。
自問自答ファッションは、どんどん掘り下げて穴倉の奥底で思考し続けるような旨みがある。かめばかむほどおもしろい…!
早速、自問自答ファッションを始めてからPinterestで集めまくっていた「妄想コーディネート」の画像を引っ張り出してみる。
"それ"でしかない……!
こんなの、完全にロンドンの学生。魔女では絶対にない。なんだ、最初からそうだったんだ。
最高。
そうだそうだ、そういうことだ。
なんとなく、「ロンドンの学生」ファッションを構成しているアイテムは
・レギュラーカラーのシャツ
・ニット or カーディガン
・ジャケット
・パーカー
・プリーツスカート(無地 or チェック)
・四角いシルエットのバッグ
・スラックス or デニムパンツ
・革靴 or スニーカー
このあたり、という感じがする。(個人の主観)
色味はグレー、ブラウン、ベージュ、ブラック、ネイビー、ブルーが圧倒的に多い。あとはグリーン、イエロー、赤が差し色に。
もしかしてだけどロンドンの学生ってニアリーイコールホグワーツ魔法魔術学校の生徒なのか?という気付きも得た。「魔女」の伏線回収。
これらをベースにして、いくつか春の制服コーディネートを考えられそう。
自問自答ファッション、めちゃくちゃ楽しいな。
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