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もしもお金も才能も手に入ったら

もしも、大金が常に手に入って、才能もあふれて、何でもできるという状態になったら、何がしたいか?

年一回ペースで、上質なミュージカルに出演したい。

一番最初に出てきた思い。昨年や一昨年だったらこうは思わなかったな。
ミュージカルの種類は、ブロードウェイミュージカルだったり、日本オリジナルだったり様々。規模も様々。

気持ちよく歌えて、かっこよく踊れて、しっかりと演じて、観る人たちみんなを異世界へ誘えるようなミュージカルに、主演以外の主要キャラクターとして出演したい。(脇役のほうが好き!)

それ以外の時期は何をするかというと、主に創作活動。

毎日執筆をして、小さな会場での手作り感あふれる演劇公演や個展やイベントを毎月開催。

実行は大好きな仲間たちがやってくれて、私が主催するのは一部だけだけど、どの会場に行っても友達がいて、いっしょにランチに行ける。

執筆した作品は、書籍として出版したり、脚本として上演したり。

基本、メディア(いわゆるマスメディア、TVや新聞、雑誌など)に出たりはしない。

たまーに、「オッ」と嬉しくなるような、大好きな媒体さんからの依頼は喜んでお受けする(愛読しているwebメディアなど)けど、その影響でバズったりとかはしない。

大好きな仲間たちや、私のことを好きなどこかの誰かの声だけを、聞いていたい。

上記の創作活動は、夢中になったときは一日中駆けずり回ったりもするかもしれないけど、基本的には日々の暮らしと共に行う。

午後の日の光を浴びながら近所のスーパーまでぶらぶら散歩したり、急に食べたくなったものを夕飯で作ったり、毎朝洗濯をしたり、そういう、暮らしの細部を大切にしたい。

いやなことはやりたくない。
だから水回りの掃除など、苦手な家事は定期的に外注。

自分の目の届く規模の家だからそんなに大きくはないけど、どこの部屋も窓があって、時間帯によって日の当たる部屋が変わる。

お気に入りは、自分好みに設えた一人部屋。
「階段下の物置部屋」的な、隠れ家チックな構造になっていて、ごろんと寝転んだり座ったりすることしかできない。
書斎代わりになっていて、おこもり感覚の読書や執筆はここで行う。

徒歩で会える範囲に大好きな友達が住んでいて、毎日のように会うわけじゃないけど、ふと人と話したくなったときに近所のカフェでおしゃべりしたり。

大好きなクリエイターさんに、どんどん私得な依頼をしたい。

あの作品の続きを書いてくださいとか、このテーマで自作を作ってくださいとか。

お金の問題で作りたいもの・興味のあるものに手を出せていないクリエイターさんを応援しつつ、自分の好きなものをたくさん世の中に放出したい。

そういうのは完全に趣味なので、私の名前は表には出ない。

ただ、私は作品を見て「最高です!!!」と言うだけ。
他の人の感想を見てみても、我がことのように嬉しくなる。
クリエイターさんには、ありがとうございましたと丁重にお礼を言って、おいしいお菓子かごはんをお送りして、謝礼をお支払いして終わり。

あしながおじさんのように、私の正体はクリエイターさんご本人には伝わらない。
(でもまれに、その後のご縁でお友達になれるクリエイターさんもいると嬉しい…)

有名になったり人気者になったりしたくはないけど、仲間がほしいし、友達がほしい。

でも広く浅くタイプではないので、「前世からの友!」(裸一貫!つづ井さん)と思える友達数人と、せめて年1ペースで会いたいスッキと思える友達数人と、何年も会えなくても変わらずお前らのこと愛してるよビッグラブな友達100人にいてほしい。
わがままだけど、大好きな人たちとだけ仲良くしていたい。

旅行には行くけど、派手なことはしない。

福岡に行っておいしいもつ鍋とラーメンを食べてピュンッと帰って来るとか、温泉地にふらりと行ってのんびりして帰って来るとか。
海外でも似たようなものだと思う。

観劇やイベント参加のためならガンガンアクティブに動けるけど、基本は一つ一つをゆっくり味わいたいし、のんびり快適さを満喫したい。

快適さ、が私の人生にとっては重要。

温泉旅館や高級ホテルに泊まっても、ただ素敵空間でのんびりお酒でも飲んでお風呂に入っておいしいもの食べて、お部屋で寛いでるのが最高。
それだったら家が素敵空間であればいつでも叶うし、そんなに頻繁に旅行に行くよりは慣れた家でゆっくりしていたいかな。

変化は欲しいけど、いやな思いはできるだけしたくない。
刺激も欲しいけど、基本的には好きなものに囲まれていたい。

居心地のいいおうち(および自室)に引っ込んで英気を養って、パワー充電したら外の世界へ繰り出していく。

何でも叶うなら、そんなふうな人生の中で年を重ねていきたい。


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