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恐竜イラスト投稿1ヶ月チャレンジした話

題材を決めるまでの経緯


皆さんは、【恐竜】と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?
まず、誰でも知っているであろうティラノサウルス。
そして、3本のツノが特徴的なトリケラトプス。
空を飛ぶプテラノドンなどが定番ではないかと私は思う。

恐竜に詳しくなかった数十年前の私ですら知っている、メジャーな恐竜である。

2023年、夏。
私は、イラストレーターとしての活動の認知度を高めるために、毎日1枚イラストをtwitter(現・X)に投稿したいと考えていた。
その題材として選んだのが、【恐竜】である。
何故、恐竜なのか。
それは、多分に子供の存在が影響している。

私は、現在3歳と6歳の男児を育てる母である。
長男は、幼児期は車や電車に興味を示していたものの、それほど恐竜に心を動かされることなく成長し、現在はゲームや実況動画にハマっている。
そして次男。彼は兄のおもちゃを継承したため、同じように車や電車で遊ぶことが多かったのだが、歳を重ねるうちに変化が起きた。
2歳になる前からだろうか。兄の動画を視聴するのを一緒に観ていた影響か、恐竜の歌が流れる動画を見たり、動画を見ながら恐竜の名前を言うようになったのだ。それからというもの、怒涛の恐竜ブームが次男に起き、私も前述の3恐竜以外にも色々な種類の恐竜がいることを知らされることになった。

そんな恐竜好きな子供と生活を共にしている中での、今回の1ヶ月チャレンジなのだ。題材として選ぶ条件として、下記の3点を考えた。
・子供がいる夏休み期間でも、短時間で描ける。
・twitterの子育てアカウントに投稿するため、子供にも楽しんでもらえるような題材。
・色々な種類を描ける。
その結果の【恐竜】イラストである。

事前準備

投稿に際して、まずは
・投稿期間
・投稿時間
・フォーマット
以上の3点を決めた。
投稿期間に関しては、長男の幼稚園の夏休み期間。しかし、投稿前にストックも作っておかなければならないため、8月1日から31日と決めた。
投稿時間は、早すぎず、遅すぎず。お昼前の時間に投稿できるように予約投稿を使って投稿。
そしてフォーマットは、子供(年中から年長くらい)にも読めるようにひらがなで恐竜名を表記する。四角の画面に一種の恐竜を2体(親子)描く、とした。

そうして、最初の投稿までに3体ほど事前にイラストを描き用意した。

最初の投稿


アンキロサウルス

最初の投稿はアンキロサウルス。
次男が「しっぽはんまー!」と言って遊ぶ姿が印象に残っていたので、この恐竜に決めた。
フォルムはシンプルに、ゆるい雰囲気が気に入っている。
右下にミニサイズのアンキロサウルスも配置する。
恐竜を描くうえで難しかったのは、色の正解がないことだ。形については骨から予測された大体の姿を見ることができるが、色は地味な灰色からカラフルなものまで描く人によって様々なのである。
31種類の恐竜を描くにあたって、日付が隣り合う恐竜とは同じ色にならないように気を付けた。

投稿した恐竜たち(イラスト)

2日目から7日目
序盤は有名どころを入れてみた

最初は線にぎこちなさが出たが、プテラノドンのあたりから、線の強弱や色の塗りに慣れが出てきたように思う。


8日目から13日目
フタバスズキリュウは、現在はスズキリュウという名前のようだ
(子供が観ていたドラえもんの映画の影響で、この和名をつけた)

ここまで来ると、私の中にある恐竜ストックが尽きてきた。この頃、次男の誕生日用に【恐竜図鑑】が届いたので、ありがたく利用させていただくことにした。


14日目から19日目
ケツァルコアトルスのゆるい表情がお気に入り

描く恐竜の選定は、まず同じ種類の恐竜が続かないように、空を飛ぶ翼竜や、海に棲む魚竜などを混ぜながら決めていった。
ちなみに、魚竜と翼竜は恐竜と同じカテゴリに入っているが、厳密にいうと【恐竜】ではない。恐竜と同じ時代を生きたなかまという位置付けなのだそうだ。
では、数十年前私が知っていると思っていたプテラノドンは恐竜ではなかった……?

それはさておき。そんな魚竜と翼竜ではあるが、プテラノドンは何としても入れたい。恐竜図鑑にも載っているくらいだから、異議を唱えるものはいないだろう。ということで、私は今回のチャレンジイラストに加えることにした。


20日目から25日目
ディプロドクスが巨大すぎて、画面に収めるのに苦労した
26日目から31日目
最後はユウティラヌス。羽毛に覆われた姿が特徴的だ

チャレンジを終了して

一番の感想は、「無事に1ヶ月描き切った」ということに尽きる。
自分で言うのも何だが、飽き性で普通の一枚絵のイラストでさえ線画でリタイアしてしまうことが多く、続けるというのが難しかったのだ。それが、500×500pxの小さなキャンバスではあるが、ひと月描き続けられたのは、本当に奇跡だった。ひとえに、フォロワーさんたちの反応のお陰でもあると思う。
1日目と31日目を見比べてみて欲しい。たった1ヶ月だけれど、絵の変化(成長)を感じないだろうか?やはり、継続は力なり、なのだ。

最後に、この恐竜の中で好きな恐竜は?と訊かれたら、私は迷いなく答えるだろう。「アンキロサウルス!」と。
これからも、このチャレンジで制作したキャラクター達を描いていきたいと思う。


使用機材

ipad pro 11インチ、使用ソフトprocreate

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