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総合型選抜入試には中高一貫校が有利かを考える

塾のトーマスさんのサイトで連載させて
頂いております「お母さんの参考書」。
最新号がアップされました。

世の中の流れは確実に、自薦・学校推薦と
いう入試に移っているんですが
「日本人がアホになる!」という説と
「暗記詰込型教育は害である!」という
説で分かれていまして、色んな識者の先生に
聞いてみても、結局、よくわからんという
結論なんですよね~。

ただ、旧帝医学部クラスに進学なさる子の
大学受験での勉強時間は12時間以上で
普通じゃないかな?と思っているので

推薦で行く文系の子たちとの勉強量の差は
凄まじいものがあるよなぁという実感も
あります。

知識を詰め込んでも、英語で会話できない
説もありますが、英語論文が読める彼らは
あまり困っていない印象もあります。

となると、従来型教育も悪くないような
気がするんです。

どう見ても勉強をガリガリやらせている
中高一貫校のカリスマ校長がおっしゃって
いた言葉があるんです。

その学校では、まずは日本語で知識を
しっかりつけてからじゃ、ボケ!
みたいな教育体制を組んでいるように
見えるんですが

「18歳日本人の学力は世界一高い。それは
中高時代に鍛え上げているからである。
しかし、22歳になる頃にはどうだろうか?
大学はアホを大量産出していないか?
我々の日々の努力を無にする大学に存在意義
があるのかを問いたい。
であるならば、僕はこう思う。
希望者はどの大学であっても入学を許す。
入学金も授業料も規定通り納めていただく。
しかし、授業には参加資格があり、教授が
定めたラインを突破しない限りは、講義すら
受けられない。よって、単位も取れない。
大学には入れるが、出ることは出来ない。
そういうシステムならば、学生たちは勉学に
励まざるを得ない」

この後に、オチがあるんです。
「という事を思っているのだが、文科省には
色々あって言えない。どうだろう、りんこさん
君がのろしを上げるってのは?」

結局、言えんのか~い!?って爆笑した事が
あるんですが、今のご時世は確実に総合型選抜
に移行しようとしているので、最早、知力を
競う、一発勝負のペーパーテストは中学受験
のみになるかもしれないですね。

中学受験界も大学受験の影響をダイレクトに
受けるので、超進学校以外は思考型入試に
向かうかもしれませんが、少子化は確定して
いるので、その中で生き残れる学校は意外と
少ないとみています。

果たして、未来の日本はアホが大量に出る
国になるのか、イノベーションの革命児が
沢山出る国になるのか、そのスタートに
立ったような段階が今ですね~。

であるので、親は今まで以上に冷静に
我が子を見る必要があると思うんですね。

・地頭が良い⇔普通か、それ以下
・ギフテッド並みの才能がある⇔ない
・親が地元中心の商売をやっている⇔いない
・地方⇔都会
・裕福⇔裕福とは言えない

他にも挙げれば沢山ありますが、各人の事情で
取るべき戦術は全く違ってきます。

最近は、子どもが幼い内からの海外志向を
本当によく耳にします。これも、戦術のひとつ
だよなぁと感慨深く思っているところです。

昔の子育てはレールが決まっていることが
多かったので、迷いようもなかったので
ある意味、楽だったとは思うのですが
今は、選択肢が沢山あり、自己責任という
4文字が付きまとう世の中なので、一層迷う
とは思うのですが

「どう生きることが幸せになるのか?」の
選択肢を沢山持つことが、まずは必要だなぁと
思っております。

トーマスさんでのコラムも、何かの参考に
なると嬉しいです。

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