子どもが可愛くないって、そんなん普通じゃね！？

今日、朝日新聞のこの記事↓を見て思った。

「『子育ては楽しい』の呪縛　正論になんて
従わなくていい」

「子育ては楽しい」の呪縛　正論になんて従わなくていい

そうなんだよね～。

誰が言ったんだろうね？
「子育ては楽しいよ」っていう系の話。
楽しい人はそれでいいけど、全員が
24時間楽しめるかって言えば、そうじゃ
ないのは当たり前だし、楽しめないから
自分はダメな母！って話ではないからね。

そりゃ、私みたいに息子が３０で娘が
２７にもなりゃ、「過ぎてしまえば
みな美しい」になってね、記憶が断片的に
なって「楽しかった！（ような気がする）」
ってなるわけよ。

自分がやってきたことを肯定したいって
気持ちも出るし、若かった自分も
懐かしいから、そうなっちゃう。

多分、一生懸命だった自分を懐かしむ
って感じになってるんだと思う。

でも、実際、その渦中にいたら、ホント
疲れるよね。

今は特に、何かあったら「母親のせい！」
にされちゃうから、神経が休まらないよ。

外に子どもひとりで出すわけにはいかず
車には気を付けねばならず、家で走ったら
怒られ、電車では小さくなり、母が
ひとりで夜遊びしようものなら、関係ない
外野がギャーギャー言うからね。

猿の子育てって、周りの婆猿が血縁が
あろうがなかろうが、子どもをみててくれた
ので、産み時の若い母猿はすぐに妊娠
出来たって話を聞いたことがある。

多分、昭和30年代までの日本の子育ても
そんな感じだったんだと思うわけよ。
その土地みんなで育てたっていうかね。
もっとも、ほっといても大丈夫なくらい
治安が良かったってことだと思うけど。

今の子育ては母親ひとりに責任を
背負わせすぎだよ！

少し前に、赤ちゃんがいるママに
「子どもが可愛くないんです」って
涙ながらに訴えられたことがあんだけど
私の答えはこれ。

「えーー！？そんなん普通じゃね？」

多分、毎日の中で９９％は大変過ぎて
「可愛くない」って思うと思うよ～。

でも、何かのはずみの１％
「ホントに可愛いなぁ・・・」って
瞬間があるから、そのか細い糸だけで
子育てって出来るんだと思う。

それで充分なんじゃないかな？

だって、毎日、そうは言っても
あなた、お子さんのお世話をしてるじゃん？

もう私に言わせれば、充分なほど立派な
お母さんだって！

この世にダメな母なんてひとりもいない。

子育てに限らず、今の日本では他人が
やることなすことにジャッジせずには
いられない人が沢山いて

それも正当なご意見ならば、まだ
言われる方も聞く耳を持つとも思うけど

大抵は「自分はやりたくても出来ない！
から、結果的に我慢してるのに、なんだ？
アイツは！？」的な、自分の現状への
不満を相手を下に見ることで緩和させようと
しているように思うんだよね～。

目についたことを人に当たり散らして、
自分のストレスを一瞬だけ忘れようとする
一種の自己防衛反応が過ぎるんだよね。

子育てに話を戻すと
子育ては楽しくなくてよくない？
だって日常生活だから、２４時間３６５日
楽しくて！楽しくて！なんて、あり得なくね？

子どもを育ててるママは、子どもが
スヤスヤと眠っている時に、その顔を見て
寝顔に謝るくらいのママが私はベストと
みたよ。
（受験生のママは特にそれでいいよ！）

大丈夫、みんな、そんなもん。
あなただけじゃないのよ。
自信もって、今日はおやすみ～！