女子聖校門

女子聖学院(学校訪問記)

街がキラキラしだして、寒さが心地良くて
って季節になると、クリスマス。
この時期は心洗われたくてミッション校に
行きたくなるんだよね~。
それで、何処に行こうかなぁ?って思って
「そっだ!“レレレのおじさん”のとこに
行ってみよ♪」って、創設100年越え、
都心の駒込まで出かけてみた。

“レレレのおじさん”というのは9年前に
私が山口校長に付けたニックネーム。
山口先生は当時、女子聖の横にある
きょうだい校の聖学院の校長先生で、私は
この牧師先生のお話を聴きに遠路はるばる
行ったことがあるんだな。

その山口先生、女子聖に移られて4年目、
変わってね~(≧▽≦)
今日も変わらず、学校から駅まで箒を持って
お掃除に余念がないんだな。
それで、私が「レレレのおじさん!」
(相変わらず、りんこ、失礼ブッ込んで
いますぅ♪)言ったのを、めちゃ優しく
笑ってくださっているんだが、山口校長は
10年以上、毎日毎朝、これを続けておられる
(凄すぎる!)。

そして、更に、本日も全く変わらず
「妻、大好き♡」(笑)。
学生結婚をされてからの一大♡ストーリーを
再聴していたが、強調されていたのは
「人はひとりでは生きられない」→
「誰かと共に生きると楽しい」っていう
単純明快なことなんだな。

先日(2019年秋)、ローマ教皇が来日されて
「何のために生きるのかではなく、誰のために
生きるのか」というスピーチをされたそうだが
この学校もそのことをとても意識している。

校長先生は「グローバル化する世界の中で、
最も大切なことは他者と共に生きるということ」
とおっしゃる。生徒たちにも、あらゆる機会を
通して、そのことを体感させようとプログラムを
組んでいる行事一杯で、おもろい学校なのだ。

今回はりんこが感じた女子聖の魅力を
レポートしてみたい。

乙女チックに胸キュンキュン

女子聖はね、まずは入っての、このシーンで
やられるね。

女子聖クリスマス


もう、どこ取っても「可愛い♪」っていう風景が
続いて、乙女心(うっさい!私はいつでも
乙女なの!)がキュンキュンする。

まず、私は駅から迷いようもない道で迷い
(私の特技です!)聖学院の高校生をナンパ?し
(めちゃジェントルマンな良い子であった!)
ついに女子聖まで、連れてきてもらうという
失態を犯し、先生に心配されていたんだが、
おかげで良いものを見た。

私も遅刻なんだが(威張ってどうする!?)
体調が優れなかったみたいで、遅刻気味に
なった生徒さんに、なんと守衛さんが声を
かけていたのだ。

「良かった、復活した?体調どう?大丈夫?」
的な声掛けだったが、生徒さんも、まるで親戚の
おじさんに話すように、にこやかに会話をした
後に校舎に入って行ったのだ。

女子聖 守衛さん

(↑その守衛さんとお迎えに来て下さった先生の写真)

当然、お迎えに来て下さっていた先生に
私は言うわね。
(あ、そもそも校門まで先生が迎えに来て下さる
なんていう、この気配りにやられるよね~。
ようこそ、遠いところを有難うございます!
っていう第一声。
これはね、受験生母からも「女子聖名物」として
聞いている。受験最終日に「ようこそ!」
って言われると号泣するの、分かるわ)

「え?なんで生徒が守衛さんとフツーに
しゃべってんですか?顔見知り?」

先生は当たり前のことを、このオバサン
(りんこ)はなんで聞くのかな?っていう
感じで自然にこうおっしゃった。
「もう何十年も、この場所で生徒に接して
下さっているので、生徒全員の顔と名前が
一致してらっしゃるスペシャリスト
なんですよ♪」

守衛さんが「全員じゃないですよ(大照)」と
おっしゃって、すぐに仕事に戻られたので、
もう、これだけでいい学校だなぁっていうのが
分かった。

乙女は縦ラインで目覚めいく

校長先生は「何を信じて良いかが分からない
時代だからこそ、余計に神様と私たち人間との
間にある垂直次元である世の中を見た方が良い」
とおっしゃる。

つまり、人間同士の横並びで見る(比べる)こと
ばかりしないで、神様が常に見ていて下さる
“自分”という存在を見なさい、そこに成長が
あるということなのだと理解する。
 
↓ 教室ドア。よく見ると十字架!

女子聖教室ドア

では、この云わば“縦ライン”を女子聖は
どのように生徒に体現させているのだろうか。
一例を挙げると「運動会」がある。
とにもかくにも「燃えて、燃える」
一大行事らしい。
元々、自由な風土があるので
(ミッションスクールのイメージが
変わるかもよ?)
先生方は、手取り足取りということはせず、
生徒の成長をじっと見守るっていうスタンスが
伝統である学校なんだが、この運動会にしても
運営はすべて生徒に委ねられている。

(※自分で良いと思うことを考えて、実行して
みなさい
っていう思いが強い学校なの)

高校生が主体となる運営委員会なるものが、
この一大行事を率いるらしいが、学年をまとめる
幹部8人はなんと選挙で選ばれ、更に生徒全員の
過半数を獲得しなければならないという“掟”が
あるのだそうだ。
当然、学校あげての選挙演説もある。

この幹部を中心に「絶対に負けられない、
下剋上上等!の戦い」
の火ぶたが切られる
らしいが、この幹部の他にも審判団という
公正公平な立場で運動会の無事成功を担う
係もいるそうな。

つまり高校生になると、否応なく、後輩指導を
任されることとなり、後輩である中学生は
先輩のやり方を見て、この行事をどう成功裏に
導くのかを骨の髄に叩き込まれるそうだ。

これが縦ラインの伝統として、上級生は下級生の
模範となり、下級生は上級生に憧れるという
文化が活きる学校なのだが、当然、思春期、
一致団結までは茨の道。
運動会が終わるまで4か月ほど、この鍛錬に
賭けるみたいだが、先生方があまりに熱く
語ってくれた“名物行事”なので、少し、
それを解説してみよう。

まずは副校長の証言だ。
「昨年、自分は黄組(高2)として運動会に臨み
ました。
しかし、私が黄組に入ると優勝できないという
ジンクスがあり、自分で“厄病神”ではないか
とすら思っていたんです(泣)。
ところがです!
高3に打ち勝ち、優勝したんです(喜)。
ちなみに、今年も177点という高得点で連覇
した学年ですが(威張り~(笑))、それが
言いたいわけじゃなく、この写真を見て下さい」

礼儀

「これは、優勝チームが発表された直後の瞬間を
撮ったものなんです。高3に競り勝っての優勝
ですから、当然、嬉しいです。
このために頑張って来たといっても良いくらい
頑張ったんですから、喜び爆発でもおかしく
ないわけです。

でも、彼女ら幹部は、この瞬間、高3に、或いは
ここまで支えてくれてきたすべての人たちに
対して、その瞬間、礼をしたんです。

高3には全権がある代わりに、責任も大きい。
高3には高2は確実に世話になっているし、
恩義も感じている。
また、あんな風になりたい!っていう憧れが
先輩たちに対しては、常にあるんですね。
これは自分たちの優勝なんですが、やはり先輩
たちのあらゆる貢献
によって支えられたという
思いが、その瞬間、“礼”として出たんだろうと
思うと、何て言うんですか、ジーンと
しましてね・・・

良いチームだなぁって思って・・・」

一方、負けた高3生は・・・

一方、その場には負けた側の、つまり高3の
学年教師がいらした。
失礼ながらと、私は聞いた。
「あの~?どんなお気持ちで?」
多分、部外者には計り知れない思いがこれらの
行事にはあるのだと察する。

学年先生は言葉を噛みしめるように、少しずつ、
その時の様子を教えてくださった。

「高3って、全体の運営をみる立場でもあって、
もちろん優勝を目指すんですが、運動会が成功
するためには、どう動けばいいのかを考えている
集団です。もう中1の頃から、この集大成に
向かって憧れ続けている集団ですから、勝って
有終の美を飾りたいって気持ちは高3生全員の
総意なんです。

でも、負けて・・・。生徒はもう、とにかく
ショックで・・・。
私たち教員もどう声をかけていいやら、
分かりませんでした。

やがて、秋の記念祭のシーズンになりました。
記念祭には合唱コンクールがあるのですが、
この時の高3は自分たちで「合唱コン」の
不参加を決定しました。
(※このように、参加不参加も生徒主体。
従って、海外へのドアも豊富にあるが、すべて
自分でドアをノックする方式。
「求めよ、さらば与えられん(マタイ伝)」
なんだな)

私どもは『運動会の影響かな?』
『受験まで持つのかな?』なんて
気を揉みました。
学年全体の気持ちが盛り下がっていたような
気がしていたんです。

そんな中、高3・124名の中の希望者だけ
40人位でしたね、彼女たちが合唱コンに
エントリーしているってことは知っていました。
でも、皆、受験で忙しい時期だったので、
限られた時間しか練習しておらず、他の受験生へ
の配慮もあって、目立たないように練習して
いたんです。
それで、彼女たちの歌を聴かないまま、
本番が来ました・・・」

ここで学年先生、涙で言葉が出てこない。

「最初の一音を聴いた瞬間、その場の空気が
変わったんです。立たずまい、歌声、すべてが
想像を超えていて・・・。
私はもう大号泣で・・・。

「71回生、ここにあり!私たちは負けない!」
というメッセージだと思いました。

ああ、この子たちは大丈夫。
自分たちで乗り越えて、ちゃんと前を
向いている!


私、嗚咽するほど、泣いてましたね・・・」

いやいや、先生、今も泣いてますやん!?
と思ったら、周りの先生方も涙ぐんでいて・・・。

「りんこさん、自慢してもいいですか?
この子たち、すっごく偉かったし、
強かった
んです。
この子たちだけではなく、ウチの子たちには
全員、そういうとこがあるんですけど、
これ、見てもらっていいですか?」

学年先生が見せてくれたのが、この連続写真。

まず、1枚目が、この黒板に
「最後まで、あきらめない」って
書かれているものだ。

鎌塚先生本人 71黒板写真  ①

この字は学年担任教師の字。これは、これから
受験本番に向かう愛しい教え子たちへの
精一杯のエールだ。

この頃、高3は自由登校で自主的に自習する
ために学校に来ているような段階
(センター試験前)だったらしい。

すると、2枚目のこの写真のように、続きとして
「カマちゃん(注:先生のニックネーム)4組は
あきらめないよ
」って書かれたそうだ。

鎌塚先生71黒板写真②

やがて、交換日記のように文字が書き加えられて
溢れるほどになったという。

鎌塚先生71黒板写真4

このクラスの本当の最後の日、つまり卒業式直前
であるが、その黒板を生徒たちは
「先生が消すんだよ(#^.^#)」って言って、
自分たちの6年間を締めくくったのだそうだ。

生徒と先生クラス写真

そして、先生は更に涙でこれを見せて下さった。
「宝物です・・・」と。

それは出席簿と生徒手作りの先生への
メッセージ本だった。

メッセージ

出席簿

生徒は「先生、ひとりずつ、読み上げて下さい
とリクエストしたのだそうだ。

それこそ、右も左も分からない状態で入ってきた
中1から、反抗期の中2時代、生意気盛りの
中3を経て、悩み多き高校生になり、泣いたり
笑ったりをこのメンバーで過ごしてきた6年間

先生はどんな思いで、ひとりひとりの名前を
呼んだんだろうと思うと、私まで泣けてきた。

ここは、やっぱり香り立つ乙女の花園だよなぁ…。
6年一貫はこれだから、先生が母で、学校が母で
だから母校なんだよね。いつ帰って来ても
大丈夫だから、安心して飛び立てるんだね。

↓ ある先生の腕時計・色んな生徒だらけ!
「この学校、どんだけ生徒が好きやねん!?」

女子聖時計

英語の女子聖

聖学院グループは「英語の聖学院」と呼ばれる
ほど、英語教育に力を入れている。
もちろん、女子聖もそうだ。
お隣同士にあるので、男子校である聖学院とは
東京パラリンピックに向かって、協働で
「パラスポーツ」の素晴らしさを伝える
活動の一環として、応援ムービーを作ったり
している。

校長先生は男子と女子では学びの特性が違うので
別学教育の方が伸びていくという考え方で共学は
考えていないと明言されたが、まあ、昔は
アメリカ研修などには一緒に行っていたそう
だから、今後も柔軟に良いとこ取りをしていく
のではないかな?と予想している。

で、英語であるが、もうね、良い環境だよね。

イングリッシュラウンジ

この写真はイングリッシュラウンジと呼ばれる
「外国のお部屋」みたいな所を写したものだけど
ランチ時と放課後はネイティブの先生が待機
していて、自由に入って会話していいんだって。

アンタ、ネイティブ捕まえて、駅前留学をスタバ
でしようとしたら、いくらかかるか、ご存知!?
それが、まあ、やろうと思えば、授業料の中で
これが付いてくるんだよね。
「先生、何してんのぉ?」みたいに気軽に
JC&JK話が盛り上がる部屋なんだそうな。

生徒たちも、外国人の人たちへのアレルギーは
全然ないくらい、英語、やらされてる
から
大丈夫!って言ってた。

なんでも「Global 3day program」ってのがあり
3日間は朝から晩まで、世界中から来た外国の
人たちと英語漬けでコミュニケーションを取ると
いうカリキュラムが中1から高2までの5年間を
通してあることも大きいらしい。

更には、中2中3はレシテーションコンテストと
いう英語暗誦コンテスト、高校生には英語
スピーチコンテストという具合に
「実践的英語力」獲得には定評がある。

ちょっと感じ入ったスピーチがあったので、
紹介しておきたい。

このスピーチ文は「人種差別」をテーマにした
ものだ。作者はこの学校のターム留学を利用し
アメリカに行った経験のある高2生。

少し長いので、さわりだけを抜いてみた。

「I first began to think deeply about racism
when I was studying abroad for three month
in the US . I went to a local school, and it was
not long after, I arrived that a boy my class asked,
 `` Do you eat dog meat?`` I said
Of course not! When I heard that I had no idea
 why he asked such a question.」

(以下、りんこの超意訳↓)
日本にいる時には「差別」という言葉は知っては
いても、実際には、意識したこともなかった。
そんな自分が地元の学校でクラスメートの男子に
オマエ、犬、食うの?」と言われ、
もちろん、食べないよ」と言いながらも、家に
帰って調べたら、それは侮蔑の意味が入った
人種差別表現だったことに気付いたという内容だ。

何回もこのような経験をしてしまった彼女は
傷付きながら、こう考えるようになる。

in today's world,discriminatory behavior and
thoughts remain and cause great physical and
psychological damage.

「今日の世界には差別的な行動や思考が残って
おり、それは肉体的および心理的ダメージを
与える」ってこと。

外観は、その人のほんの一部でしかないのに、
思慮のない人種差別発言で異なる人の人間性を
無視するような言動を誰しもがしてしまう。
それは私たち日本人であっても同じで、誰かを
見下して、優位に立とうとする感情は誰しもに

残っているのだ。

という考察をしながら、最後にこう結ぶのだ。

「From now on Japan will be more globalized
and foreigners in Japan will be greater than now.
 The attitude we Japanese take will change the
relationship between us and people from other
countries who move here. On top of that, we
must be people who can seriously consider the
issue of racism and head for the better.」

「これからよりグローバル化される日本では
私たち日本人が取る態度が他国の人々との関係を
変える。
私たちは人種差別の問題が良い方向に
向かうように真剣に考えなければならないのだ」

読ませて頂き「いや~、深いな…」とたまげた。
自分がされて、初めてその”事実”を認識した後、
悔しさや悲しみを自分の中に落とし込み、
白人→アジア人ということだけではなく、
自分たちの中にもあるのでは?という考察を
しながら、最後はその解決方法を模索している。

彼女は帰国子女ではないと聞いている。
ターム留学を経験した彼女は英語力はもちろん
だが、深い思考を手に入れたんだなぁと素直に
感心した。
若いって乾いたスポンジが水を吸い込むが
ごとくだよなぁ・・・。

先生と生徒たちの雰囲気は

インタビューした高2の女の子たち ↓
きゃわゆいでしょ!?(≧▽≦)

女子聖女子

高2生に集まってもらって、どんな学校か
聞いてみた。
ここは併設小学校(共学)があるんだけど、例年
30人ほどが内進生として中学に来るんだって。
中入組との割合は4人に1人が内進生らしい。

それで、何か軋轢があるか?と聞くと、圧倒的に
中入組が多いので、誰が内進生なのかも分から
ない内にごっちゃに混ざるって感じなんだって。

志望理由は制服やら校舎内が可愛いって事と、
先輩たちが本当に楽しそうで、すっごく
優しかったってことが決め手だったって
言ってた。
ここの子たち、すっごく明るくて、フレンドリー
なんだよね。

それは中1の時から、みんなで「プレゼン」って
文化
があるからだそうで、年間で5回は人前に
立って、何かのスピーチをしないといけない
から、それに慣れていくというのも大きい
って言ってた。

とにかく行事に追われるので、忙しいんだけど、
みんな、スイッチが入ると、結局、団結
するから、全部、楽しい!
って口々に教えて
くれる。

要は先生が自分たちを信じてくれて、任せて
くれる
から、裏切れないし、ありがたいから、
ちゃんとやろうって思うし、先輩たちの行事の
頑張りとか見ると、やっぱり憧れるから、
自分たちもちゃんとしなくちゃ
って思うんだって。

(↓ ちゃんとしている下駄箱)

女子聖下駄箱

一方、先生も学校トップ陣から信頼が厚い
らしく、各人の自由裁量というものが
大きいんだなって思った。

ある先生(女子聖OG)はご自分のニックネーム
である「はにわ」を冠にした「はにわ研究所」を
作り、帰宅部やらを集めて、図書館で本を読み
ながら、なんとなく集まるというまったりとした
活動を主宰されていたり、最近はそのメンバーと
レゴブロックで色んな立体を作りながら、
自分自身を見つめるというような活動をしている
とのことで覗いてみた。

レゴ制作中@はにわ研究所 ↓

女子聖 レゴ

このように、少人数の学校の良さもあり、先生の
フットワークが光る学校なんだな。

下町のお嬢様学校

ここのママたちはね、何て言うのか、私が
知っている範囲になるけど共通点があって
「信頼出来て、すっごい楽しい学校に
娘を預けたんだから、もう安心。
娘は娘で(苦しいことも含めて)楽しめ!
私は私で楽しむわよ~」
みたいに良い意味でさばけたママが多い
気がする。

その証拠にママたちのサークル活動は盛んで
ハンドベル部、コーラス部、七宝焼き部、
着付け部、華道部など多彩。

娘が卒業しても延々、通っている人も沢山いる
らしいよ。
あるママは「娘より私の女子聖愛、
強いかも!?」って笑ってた。

昼食のお弁当はOG組織のメンバーが交代制で
ボランティアで作っているんだよ~。
とっても美味しかったけど、学校に来るのが
楽しいらしい。
すごくね?これ!
(あ、ちなみにパパの会もございます(*^^)v)

ってなことで、私が思う、この学校に合う
お嬢さんは「明るく元気。基本的に人が好き。
何かに一生懸命になれて、例え与えられたもの
としても、それを素直に楽しむことができる」
って感じかな? 
あら、お宅、ぴったりね!?(笑)

授業風景と進学と

どの学校もそうだけど、こちらも今、ICT教育に
舵を切るべく奮闘中。
フューチャールームでの授業という面白い物を
見つけたから、紹介するね。

フューチャールーム ↓

女子聖KP教室

それはKP法(紙芝居プレゼンテーション法)と
いうアナログプレゼンとPowerPointを使った
資料投影を併用した授業風景。

女子聖生徒によるKP法01J

生徒の正面と左側にホワイトボードがある教室
なんだが、例えば、社会科では鎌倉仏教と
鎌倉時代の文化を学ぶ時に、その要点を示した
KP(紙芝居)を貼り付けるってことを
やっていた。

女子聖生徒によるKP法02J

正面黒板ではパワポで詳細の説明がされており
要の部分で「今はKPの中のあの部分の場面ね」
と確認しながら進んでいくらしい。
PowerPointだと一覧性がないので、それをKPで
補っているってことなんだって。

試験前の授業では、生徒にKPを使った発表を
やってもらうそうだよ。
(1組が4〜5分、計8グループほどが発表)、
聞いている側からすると1回の授業で、
試験範囲の8割ほどを復習できるしくみ。
該当の授業の数日前に「やりたい人?」と
聞いてみると、予想以上に立候補があって、
楽しそうに準備&発表となるらしい。
面白い取り組みだよね。

進路についても、簡単に触れておこう。
一昨年、東大進学者を出したように、例年、
トップ層は早稲田、上智、ICUなどに進学して
いる伸び率は高い学校なのだ。
(2018年卒業生124名で
入口の日能研偏差値39)

自習室

↑ ラーニングセンターで高3自習中(この日
高3は自由登校日。他の学年は授業中。
試験前は満席らしいよ)

自分で出来るようになった(≧▽≦)」って
快感
を知って欲しいんだって。
そういう風に生徒指導を6年かけてやってる
結果が出てるってことだね。

指定校推薦もミッション校、女子校という有利な
条件が加わるので、特に3大女子大を中心に
豊富。昨年実績でも津田4、東女6、日女4
と進学している。
(詳しくは「数字で見る」を参照)

今現在は例年、半数が指定校・公募・AO推薦で
大学に入学している。
もちろん、今後の課題は全員を押し上げるという
ことになるかと思うが、こちらの素晴らしい
ところは、むしろ就活にある。
積極的な子たちが多いので、聞いたところに
よると、就職は「自分の夢」を叶える子が
多いなぁって印象がある。
本当に、つくづく就職は「人間力」の勝負だよ
なぁって思っている。

このあたりは、学校が出している学校説明会の
「卒業生メッセージ」などに詳しいので、是非、
入手してご覧あ~れ!

さあ、色々、くっちゃべってきた女子聖。

ある先生に「女子聖に入ると、どんな女が
出来上がります?」って聞いたら、こんな返事が
きたから書いておくね。

めげない(笑)

その心はね、先生たちは生徒たちに
自分のことが好きになって欲しい」んだって。
いつもいつも頑張る必要はないけど、めげない
部分を育ててあげられたら、人って頑張れる
からって。

自分を好きになって、自分のことを律することが
できるようになったら、人生はうまくいくし、
幸せな人になると信じてるって。

「りんこさん、さっき中学生がクリスマス礼拝で
歌うハレルヤの練習を聴いてくださったでしょ?
あれ、ウチの誇りなんです。

↑ 中学生によるクリスマスミサ練習
(10秒しか撮れなかった!
ごめん、失敗したなり( ;∀;))

ウチは『大きな声で!』とか
『頑張って(歌って)』とは言わない。
でも、指揮者が棒を一振りしたら、ひとつに
なって歌うんです。
だって、自分の中で面白いとか、もっと上手く
なりたい!
とか、そういう気持ちを生まれさせ
たら、誰に強制されなくても歌うじゃない?
どの教科でも、そうやって興味を引き出していて
ウチの生徒は最終的に自分の意志で伸びて
いく
んですよね~」

この先生は、只今、女子聖の看板。私学の中でも
とても評判の良い先生なのです。

さあ、女子聖の学校説明会も今年度は残すところ
3回。1月11日(土)、1月18日(土)
そして1月25日(土)。
沢山のあったかい先生たちに会いに行って
みませんか?

2019年12月11日訪問でした。


ご高覧いただきまして、ありがとうございます。 よろしければ、応援、よろしくお願いします<(_ _)>