森

あたしゃ、断然「勝負せいや!」派

12月に入るとさ、中学受験をはじめ
とした各入試も目前じゃん?

そうなると親も子も焦りが募って、
早く楽になりたいって思うんだよね~。

高3生で言えば、どうにか指定校推薦で
行けないかなとか、倍率と偏差値だけを見て
「ここなら行けるかも!?」みたいに

全く興味がない学部学科でも
「己が学科に合わせろや!」状態で、
なんでもいいから行き先を確保しようと
画策しだすのが、まあ、この季節の
風物詩やね~。

まあ、よくあるケースが上智の神学部を
模試の志望校に書いたりする
「窮鼠猫嚙み」状態だよね。

これさ、気持ちはすっごいよく分かる。

大学受験と中学受験はまた戦略が違うから
大学受験はまあ、受験生は大人だから
本人がどう思うか次第だけど

中学受験で「キュウソネコカミ」しようと
している母には警鐘を鳴らしとくわ。

塾推薦、模試推薦なんてもんが実際ある。

その推薦先が第一志望校ならば、それも
いいかもね。

でもね、早く楽になりたいからって、
いきなり目の前に現れた“蜘蛛の糸”に
ぶら下がってどうする?

中学受験はね、本来しなくていいんだよ。
こんなもんは御上が公教育を用意して
くださっているんだから、本来はそっちに
行けばいいと思う。

でもさ~、私たちはへそ曲がりだから
「いやいや、そっちじゃなくて、こっちの
獣道に行くわ!」ってわざわざ藪の中、
突き進んでる
わけじゃん?

道なき道を最愛の我が子に歩ませようと
している目的って、たったひとつじゃね?

「てめ~の人生はてめ~で切り拓くんだよ!」

っていうライオンが崖から子ども突き落とす
辛さと同じじゃないのかな?

今、私の所に、まあ、毎年そうだけど
この「蜘蛛の糸、掴んでいいですか?」って
相談が結構、沢山、入るけど

まあ、それでいいなら、他人の私が
グチャグチャ言う事じゃないと思うけど

第一志望があるなら、正々堂々と受ければ?

そういうチャンスは人生でも、そんなにないし
ダメでも、OKでも、真正面からぶつかった
という経験は買ってでもした方がいいと
私は思うけどね。

世の中は、年齢が上がれば上がるほど
妥協しないといけないことも沢山あって

例えば、就職の時とかは何で採用されるか
分からないから、コネに頼りたくなると
いうのが人情だろうし

自分一人の実力よりも
人脈も運も、なんでもかんでも味方に
付けた方が良い場合もあるじゃん?

でも、中学受験は成績上位順の一発勝負で
合否を決めるから、こういう世の中では、
かなりフェアなもんだと思うわけ。

数少ないフェアなもんだよね。

だからこそ、自分の力だけで本番の緊張感や
プレッシャーに打ち勝って、合格をした
喜びを味わうってことが、すごい大事じゃ
ないかな?って思うんだよね~。

そーそー、鴎友の看板先生が
おっしゃっていたけど
「これからの人生に堅実はない!」
これに尽きると思う。

まあ、人の考え方は色々だから、各人で
決めればいいと思うけど、私は
自分でも損な性分だと思うけど

常に「勝負せいや!」が好きだし
「安定がなんなん?」と思うから
こうなっちゃう。

だから、相談されても、「藪を進め!」しか
私は言わないから、先に言っておくね~。

ご高覧いただきまして、ありがとうございます。 よろしければ、応援、よろしくお願いします<(_ _)>