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好きなものを見つけて才能コンプレックスが消えた話(自分語り→令和ロマンの話)

堅苦しくて卑屈だった1人のおなごが令和ロマンのファンになったことがきっかけで人生ゆるーく楽しく生きられるようになった話!です。

初めての投稿かつ自分の人生の方針を整理するための決意を込めた文章なので前半長尺の自分語りですが、これ以降はしないつもりなので悪しからず🙏🏻

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世の中には色んな欲がある。人気者になりたい、美しくなりたい、異性にモテたい、素敵な恋人が欲しい、お金持ちになりたい………など!
私はこれらの欲がさほど強い方ではないと自分では思っている。
だけど私は「何かの天才になりたい」という欲だけが異常に強かった。(はっっっっず)
ただそれが多くの人に見られる分野である必要はなくて、道端の石ころのスペシャリストとかでも良かった。とにかく絶対的に自分に自信を持てる超専門的な何か、自分がぴったり嵌る枠組みたいなものが必要だと思い込んで自分にとってそれが何なのかを探しながら青春時代を送ってきた。

凄い!と感動したことは自分もやってみたくなる性格ゆえに、これまで色々なことに割と本気で挑戦した。
でも悲しいことに私は器用貧乏だった。
自分が好きなことにはなんとなく才能が無いことが分かると挫折してしまい、明らかに才能がある分野は本当にやりたいと心から思っていない自分に気付いて苦しくなってしまった。(これについては機会を改めて書く。)

何を誰に褒められても、ただ自分には突出したものが何も無いという自覚が素直に喜ぶことを邪魔した。
自分の人生を生きている心地がしなかった。
友達と過ごしたりエンタメや趣味に興じても楽しい瞬間瞬間はもちろん存在するけどそれらがばらばらの点のようで、結局自分が何かの受け手にしかなれないことが悔しいという気持ちを心の隅に抱えながら生きていた。

ところが、かなりの長期間隠れ卑屈人間として過ごしてきた私を後に超明るくすることとなる出会いが遂に!
それが令和ロマンの「旅館」の漫才
今まで見た色んな漫才の中で1番「好み」だった。
終わらないで欲しいというくらい笑ったし、こんなにずっとツボを刺し殺してくるネタは初めてだった。

お笑いには周りの人よりは多く触れていたから、好きなコンビもいっぱい居たし、世の中に面白い芸人さんがそれはそれは沢山存在して埋もれていることもわかっていた。
芸人さんのみならずYouTuberや一般人にも面白い人がいて、でも限られた時間では全ての人を見ることは不可能ということも知っていた。

だからこそ!このネタで、あのタイミングで、令和ロマンに出会えたことは本当に奇跡だと思った。
(勿論その後夢中で漁った他のネタもほとんど好みに合った。)

そしてきっかけは先述の通りだが、完全に二人の世界にハマりきることになったのはネタ動画、YouTubeを一通り経て辿り着いたラジオを聴いてからだった。
2人の掛け合いの小気味良いリズム感、使う言葉のユニークさ、そして同じ脳を共有しているのかと疑うほどお互いのボケやツッコミを信頼し切っている空気感が本当に面白かった。
可能ならばいつか誰かと、この時のこのボケに対するこの返しが〜〜などと熱弁しまくりたいくらい😅
人生で初めて自分が完璧な受け身であるコンテンツになんの後ろめたさも感じずにただただ笑って幸せだと思えた。


勿論お2人がめちゃくちゃ面白いからこそということは大前提で!
曲がりなりにも勉強をある程度したから話についていけてるな、とか!
あの時あのアニメ、漫画にハマったから、こんな趣味があったからこの話めっちゃわかってよりおもろい!とか。
まさに進研ゼミの漫画現象!!
これまで自分が歩んできた人生で見てきたものを面白い人達が伏線回収してくれるお陰で
わーーー生きててよかった、、、あの時あれにハマってよかったーーーおもれーーって楽しみ方もできて
ばかみたいにうひょうひょと笑えるのでした。
そうしているうちに堅苦しい考え方が緩んで、自分を自然と肯定できるようになってることに気付きました。

令和ロマンのお2人は正直天才という言葉がとても似合う人達だと思う。
(本人達の重荷になりかねないので大きな声で言うことはしないけど)
そう表現されている場面を何度も見たし、吉本の宝と評されるくらいのことだから、ある程度は間違っていないはず。

そんな才能ある2人が心からお笑いを愛していて、お笑いで輝いている
この事実に前例のないワクワクを感じた!
ばっちり噛み合っているその歯車が私を構成するパーツとは全く別物でも。
そんなことはお構い無しに他人事に夢中になれた自分に驚いた!
自分自身が天才じゃないことへの呵責が嘘みたいに消えてなくなって、堅苦しい価値観から解放された。私が歩みたかった人生に限りなく近いものを傍観するのって案外悪くない🤔とやっと思えて、拗らせ人生から抜け出せたのでした。

そして2022年12月、それまでは近くに来てくれる時にしか生では見れなかった令和ロマンを1週間ほぼ毎日東京の劇場で見れる夢のような旅行をした。
その合間に観光もして好きなアートもいっぱい見て、東京という場所自体が思ったよりも自分に合っているんじゃないかと思った。
色んな個性的な人が街に溢れているだけに基本的に人同士が互いに興味が無くて、他人の価値観がノイズにならない。
ディズニー帰りにミッキーの耳をつけたまま電車に乗っても誰も興味を示さないところが特に最高だった。
将来東京に行きたい、というシンプルで手の届きそうな願望ができた。

とりま歯医者さんにならないとなので、学部だけでも6年制、最短でも卒業まであと4年、、ただ4年だけ頑張れば楽しい未来が待ってると考えるとアツい!
東京を研修場所に選ぶにはある程度努力が必要だけど、運良く勉強はそこまで嫌いでは無い!(くるまさん同様数字はからきしだけど)
もう限られた余暇を才能を得るために使わなくていい。
ただ人並みにちゃんと努力して、その合間で好きなことを「趣味として」楽しむ普通の人生を送るだけで夢に近付ける。
日々の行いが自然と線になって繋がる道筋が見えて、即ち実感を伴った実現可能な目標がようやく見つかった。

私が行く頃にはもう大人気芸人になってしまって地下ライブに出れなくなるだろうし、チケット取るのすらも大変になるかも知れない。
それでも、行きたいのに遠くて行けないという不甲斐なさを自分の手で変えれたとしたらどんなに幸せか。。。
ファンの方とも交流出来たら超嬉しい!
勿論令和ロマンに限らず、色んな芸人さんが好きだから憧れの地下ライブに行きたい時に行けるようになる生活は絶対楽しいに決まっている。
希望しかない!

まだまだ若輩者なのでこれから生きていく上でまた考え方も変わるかもしれないし、もしかしたらまた苦しい思いをしてでも能動的な努力をして叶えたい目標が他に新しく出来る日が来るかもしれない。
でも今までどこか諦めの気持ちから、自分に言い聞かせるために出ていた「楽しく生きれたらそれでいいよね!」という言葉を心からそう思えるようになったのは間違いなく断トツ刺さるコンテンツに出会って凝り固まった考えを見直すことができたから!ありがとう!人生やっと超楽しくなりそうだ!

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