＃5ムリガシラ＠ナクシャトラ

おうし座 23°20′ – ふたご座 6°40′

ムリガシラナクシャトラは牡牛座と双子座の両方の気質を兼ね備えています。これは神話の中で、アダムとイブが神からつくられ、りんごをかじってしまったストーリの始まりと同様、今までの幻想の世界観から知性を意識しなくてはいけない領域のスタートのような意識をムリガシラは持つことになります。そして、牡牛座と双子座の二面性をもちあわせていることも特徴の一つになるでしょう。牡牛座は変化を嫌い、五感を味わうのが好きな面と双子座的な知識と情報をもってじっとしていられない行動的な気質。積極性と消極性の二面性を持っていることです。

何かになりたいと思っていますが、行動をしない。
おうし座のムリガシラーの表現。おうし座ムリガシラーは人生の快適さを楽しんでいて、たとえ本当は問題を感じていたとしても、今の生活を壊したくないと思っています。
ふたご座のムリガシラーは不満について話すものの、肯定的な行動をとらない傾向。ふたご座でその傾向が出てくるのは、思考のナクシャトラが思考のサインにいるからです。これは大きな成長を生み出すか、内なる対立を生み出すかの両方の可能性があります。
おうし座では創り上げ、心地よくなる能力が与えられます。ふたご座では知性が過度に活発になり、制御不可能になりがちです。行動するより早く考え、永遠に答えを求め、自分は他人と違うと考えます。
そして思考は常に変化し、色々な場所に移る傾向にあるのです。

ムリガシラの支配星は火星です。さらに双子座的な領域も持っている為、知的に進んでいく強い勇気を持っています。火星は守護の為に生まれ、そのためムリガシラーだけは長く過酷な状態でも生きる力があります。耐えられなくなったとき、彼らは反対と戦い、正しい行動をとります。ムリガシラーは、内側に溜めずに不正に対して声を上げることを学んで、火星のはけ口を見つけてあげない限り、怒りを抑えることができないでしょう。

ムリガシラと一つ前のロヒニーとの共通点が蛇をシンボルに持っていること。そして月との縁がある事。蛇は脱皮をする事をするので、変容、変異することが共通でガラッとイメージを変える事も好きです。さらに、ロヒニーは愛らしい顔立ちに対して、ムリガシラは鹿っぽく細身な顔立ちが多いです。ムリガシラとの縁の方は好奇心旺盛で、耐久性のある人が多いでしょう。子供が親離れする時期のようなイメージです。自分が成長するための過程を経験するような人生の旅をし、常に若々しいです。そして、自分に必要なパートナーを求めます。過去にとらわれず、前に進んでいく事ができるのがムリガシラのテーマのようです。