(12)鳥爺DJ奮闘記「どうして入場料をもらわないの?」
いつもありがとうございます。鳥爺です。
初めて営業開始前から終了まで店にいました。
けたたましい音量とチカチカ照明は辛かったですが、不思議なもので少しずつ慣れてきたような気がします。
さて、重要なことは金曜日の夜だったのに、お客様の入りが少なかったことです。
しかも来店したお客様は男性ばかり。その中で一番最初に入店してきた男性グループ3人組は異彩を放っていました。
お酒も飲まないし、ダンスホールで踊ったりもしません。なぜか隅で座っている私を、ときどき見ているようでした。
しかもその目つきがとても鋭く感じました。
後から入ってくるお客様に対してその男性グループは、「ガンをとばす」ような雰囲気で、威圧しているように見えました。
結局後から入って来たお客様は、そそくさと退散する始末です。
そして、いつもだったらカウンターで勝手にビールを飲んでいた黒服も、今日は大人しいです。私がいるからというより、その男性グループの存在のようです。
結局、お客様は20名も来店されず、ほとんどダンスホールで踊る人もいない寂しいディスコの営業でした。
24時で閉店になり、眼光の鋭い男性3人も店を出ました。帰り際にも私に鋭い視線を投げていたのが印象的でした。
営業が終わり、スタッフに事情を聞きました。3人が来るようになったのは3日前から、毎日だそうです。入場料も払っていないとのこと。
「どうして入場料をもらわないの?」
と黒服のスタッフに聞きましたら、
「いやあ、怖いですから」と言われました。
入場料も払わず、入って来るお客様に鋭い目つきでガンを飛ばしたら、みんな帰ってしまうでしょう。これはまるで営業妨害です。
「彼らは誰?」
と聞くと、スタッフの一人が、信金さんに教えてもらった手形に裏書きされた会社と同じ会社名を言いました。
そういうことでしたか!?
これは営業妨害というより、脅しです。
私に対して鋭い視線を投げかけてきたのも、脅しかもしれません。
いやいや、ほんとうにたいへんなことに巻き込まれしまいました。
もし脅しでしたら、今から外に出ると待ち伏せをされているかもしれません。
そう考えると、またしても震えが止まらなくなってしまいました。
情けないです。自分でもほんとうに情けなくなってきました。
こんなとき誰に相談すればいいのでしょうか?
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
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