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行ったつもりdeコスタリカ(9)「ジャングルは危険!?」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

研究所の施設のほとんどがジャングルです。大きな木が生い茂っているため、天気であっても日光が遮られて薄暗い。一応遊歩道があるのでぬかるんでなければ快適に歩くことができます。
そんな中で木にしがみついているとても美しいカエルを見つけました。大きさはアマガエルを一回り大きいくらいです。

あまりの美しさと可愛さで思わず手を伸ばして捕まえようとしました。するとガイドのTさんが大きな声で、「触ってはダメ!!」と叱られてしまいました(汗)。

実はこのカエルの名前は「ヤドクガエル」といい、漢字で「矢毒蛙」と書きます。字の通り吹き矢の先につける毒を、このカエルから抽出していたそうです。主に狩猟用ですが人間の体内に入るとかなり危険らしいと聞きました。もしTさんがいなかったら、間違いなくこのカエルを捕まえて記念撮影していたと思います。怖っ!?

しばらく散策していると、Tさんが興奮する事態が起きました。バードウオッチングのプロであるTさんが興奮する鳥がいたようです。その鳥がこれです。

アカハラサギという鳥ですが、夜行性の鳥なのでなかなか出会うことはないそうです。その証拠(?)にTさんは私たちより長い時間撮影をしていました。

さらにTさんが森の中に半径2mくらいのスペースを発見しました。そこは自然にできた広場というより、人間ではない何かが作った感じがしました。これはムナジロマイコドリの踊り場だそうです。繁殖期にオスがここで得意のダンスを踊り、メスにアピールするそうです。
Tさん曰く、鳴き声は聞こえるので近くにいるようですが、残念ながらこのトリを見ることはできませんでした。参考までにTさんの写真を貼付します。

ジャングルから出てくると一面の青空です。その青空に輝きを放つような白い鳥が見えました。

ユキカザリドリです。ご覧の通り真っ白い雪を飾った美しい鳥です。しかも鳴き声も美しかったです。

1泊2日のOTS熱帯研究所でのバードウオッチングはこれで終わりです。短い滞在でしたが、たくさんの鳥たちと出会えることができました。
私たちは宿舎に戻ると「鳥合わせ」というミーティングを行います。

コスタリカの鳥図鑑を見ながら発見した鳥をチェックします。目視し撮影できるのが一番理想的ですが、撮影する前に飛んでしまったり、鳴き声しか聞こえないということもしばしばありました。丸印が出会えた鳥たちです。それでもこんなにたくさんの鳥たちと出会えたことは、最高に幸せでした。

さて次回はもっと近くで鳥が見られるスポットを目指します。

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