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鳥のきもち「鳥と人が支えあって生きる世界」

飼い鳥であるあなたにとって、人はかけがえのない存在です。
人がいないと生きていくことも困難です。
でも、意外に私たちは人のことをあまり知らないかもしれません。
ここでは私たちと一生暮らしていく「人」について学んでみましょう。

人にはいろいろなタイプがあります。
すべての人が鳥のことを好きというわけではありません。
「食べるのは好きだけど……」という人から、鳥でもないくせに「見ただけで鳥肌が立つ」人もいます。
でも安心してください。
今あなたをお世話している人は、鳥が好きだからあなたをお迎えしたのです。
まず人がどんな生き物かと考えるとき、つい自分と比べてしまいますね。
私たちとは姿、形ほとんどすべてにおいてまったく似ているところがありません。
しかし、内面というか、心は意外と私たち鳥に近いところがあるようです。
人という字をよ~く見てご覧なさい。
人はひとりでは立てなくて、誰かが支えてあげなくてはならないのです。
つまり人はひとりでは生きていけない生き物なのです。
人である飼い主さんはあなたをお世話してくれています。
飼い主さんは人ですので、誰かが心の支えになってあげなくてはなりません。
人の世界はとてもたいへんで、生き抜くためには辛かったり、悲しかったりなどといろいろなことが降り掛かってきます。
あなたの前で悲しい顔を見せてはいけないと、気丈に振る舞っていても、どこかで心の羽根を休ませる必要があります。
そう、そういうときにあなたの出番があるのです。
あなたが飼い主さんの心を癒してあげることが大切なのです。
普段であれば飼い主さんはいつもあなたのために、笑顔で話しかけてくれるでしょう。
この笑顔を取り戻すことがあなたの大事な使命です。
あなたが飼い主さんの笑顔が戻るように努力したり、飼い主さんの心の叫びを受け止めてあげなくてはなりません。
あなたが努力すればその報いはすぐ現れます。
飼い主さんはすぐあなたに感謝してくれるでしょう。
私たちにとって飼い主さんの笑顔がいちばんの心の栄養です。

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