『ストラテリウム』と『Little Missing Stars』について【vocanote】


 こんにちは。

 この記事は、私が数年前に書いたこちらの記事↓


の続きです。

 前の記事を簡単に説明すると、私が数年前にねこぼーろさんという方の『ストラテリウム』という曲に出会い衝撃を受け、この曲の歌詞について語っている記事です。読んでいただければなんとなく分かると思いますが私はこの曲にかなり強い思い入れがあります。

 この記事を書いてから数年、私は時々『ストラテリウム』を聴き直し、いい曲だなあ……としみじみしながら過ごしてきました。そうして時間がだいぶ経った頃、同じ作者の『Little Missing Stars』という曲が発表されたのです。

 『Little Missing Stars』は、作者こそ同じであるものの『ストラテリウム』とストーリーが繋がっていると明言されてはいない(はず)です。『Little Missing Stars』はVOCALOID(広義)の文化そのものや星の王子さまをモチーフにした曲だと言われていて、直接的に『ストラテリウム』と繋がりはありません。繋がりはないのですが、どうしても私は『Little Missing Stars』を聴くと『ストラテリウム』のことを思い出してしまいます。

 『Little Missing Stars』の歌詞には、『ストラテリウム』を個人的に彷彿とさせる言葉が多くあります。

 『ストラテリウム』の歌詞「光忘れてしまう」は『Little Missing Stars』「形のないこの歌を 忘れてしまわぬように」、

「君はなんでさ雲の上で泣いてるの ねえ」は「泣かないで」、

「光忘れてしまう」は、「光の方へ行こう」

 「破裂した感情が心臓を引き裂いて粉々になっちゃって」は「形の無い心が こんなにもさ 張り裂けそうになってさ」

 といった風に。『ストラテリウム』は「君」がいない寂しさ、悔しさを感じられる歌詞だったのが、『Little Missing Stars』では全体的に強さを感じ、少し明るくなっています。

 私は特に「君はなんでさ雲の上で泣いてるの ねえ」が「泣かないで」になっているのが好きです。年月の積み重ねというものを感じますし、曲の主人公が本当に「君」のことを思っているのが伝わってきます。

 当然ながら、この二曲が繋がっているというのは私の勝手な解釈です。でも、同じ作者の別の曲との繋がりを考えながら聴くという聴き方も時にはいいなと思いました。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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