見出し画像

どこか遠くへ行きたい。

あと少しで新学期が始まる。
ありがたいことに、私は両親に大学へ通わせてもらっている。

でも、私は新学期が始まって欲しくない。

この長い春休みで怠惰な生活を送ったからということもあるが、
1番はあの孤独な環境に戻るのが嫌なのである。
そして苦手な勉強に追われる日々が続く。

この休み期間、大学の人と1人も会っていないし、
SNSでの連絡もしていない。
(履修についての事務的なものをしたが、グループであり、誰か個人と私的な話はしていない。)

なぜこんな学生生活を送っているのか。
中高時代の経験から、私は人と関わるのが苦手になってしまった。
気づいたら1人だった。

私が変に考え過ぎているだけだろうと思うが、
自分から誰かに話かけるのが怖いのである。

バイト先では、上下関係もあることから、
先輩方に面倒を見てもらいながら、少しずつ輪ができていき、同期の繋がりもできた。
その同期たちのおかげで、
サークルなどで、(会った時に顔がわかるように)
「自分の写真」を求められた時に
出せる写真が一枚もなかった私のフォルダに、
"学生生活を謳歌する"私の写真が増えた。

サークルは合わずに辞めてしまった、
私はこのコミュニティしか持っていない。


「大学は1人でもやっていけるところ。」
確かにそれはそうである。現に体感している。

1人で過ごしていく、生きていく、覚悟をしたのに、
どこかそうでない自分がいる。

1人で生きていくのなら、
唯一のコミュニティを失うことになるが、
いっそどこか誰も知らないところで働きたい。

何をしても周りに気にされない。
もし何か言われたとしても、
所詮赤の他人だ。と割り切れるくらいの環境に行きたい。

今はこんなことを言っているが、
実際にその環境になったらなったで、
人との繋がりを恋しく思うだろう。
そこでコミュニティを作ろうとして、
悩みやトラブルを抱えたりするだろう。

私はこの人生に望みすぎているのかもしれない。
もう少し人生を見直して、まっすぐ歩んでいきたい。

想い人にいい感じの人がいたことを知った女の戯言
2022.3.29

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?