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マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』コラボ事前知識①


はじめに


皆さん初めまして、鶏団子鍋と申します。
Secret Lair x The Walking Deadから始まったMTGユニバースビヨンドの海外ドラマコラボ。
まさか来るわけがないと思っていた方も多かったでしょう、私もその一人です。

きっとドクター・フーをご存じない方々も多いと思います。
逆にドクター・フーは知っているがマジック・ザ・ギャザリングを知らない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に少しでもドクター・フーコラボの魅力をお届けすべく、コラボカードの解説をしていきたい。
そう、どれだけ原作再現ができているか少しでも知っていただきたい。
そんな思いで初めてnoteを書いています。
できればドラマを見ろ

プレビュー・発売日いずれも9/18現在、既に1か月を切っています。
全ての魅力を伝えることはできないでしょう、なんてったって新規が200枚もあります…
プレビュー開始:10月3日〜10月6日
公式発売日:10月13日

さて、皆さんここからは2005年からのドクター・フー、ドラマの「「ネタバレ(Spoilers)」を多く含みます。

無計画にこの先を見るのは「台無し」よ


ちなみに私、旧シリーズは履修していないため、ほぼゼロ知識です。
な~んにもわからない人に簡単に説明しますと、下の統率者デッキカードのことはほぼわかりません。
一部のコンパニオンがわかるくらいです。

むしろ旧シリーズってどこで見られるんですか。

さて前置きはここまでにして早速行きましょう。

いざ「Allons-y!(出発だ!)」

【ターディス(TARDIS)】

ドクターといえば…

ドクター・フーを象徴する青いポリス・ボックス。
いつしか見た目が変えられなくなってしまった、ドクターが愛用するタイムマシンです。
正式名称「Time And Relative Dimension In Space」の頭文字を取りTARDIS。
こちらは是非とも英語版もご所持頂きたい。

伝説で無いのはドクターが乗っているターディス以外にも存在するからですね、良いと思います。
まぁたまにドクターもターディスも複数画面に映るけど

まず能力1つ目「飛行」
確かに作中でも飛んでいるシーンがいくつか見られますね、それもかなりの速度で。

そして2つ目の能力。
「これが攻撃するたび、タイムロードをコントロールしているなら次の呪文が続唱を持つ」
ドクターがターディスに搭乗し、攻撃(タイムトラベル)すると何かが起こる・・・そう、ドクターがタイムトラベルして何かが起きないわけがありません。
続唱とプレインズウォークはそういった意味ではとてもマッチした能力といえます!

ドクターが居ないとただのポリス・ボックスなのも再現点高いですね、素晴らしい。
パワータフネスは控えめですね、作中見ていればこんなもので衝突されて2点程度なわけないと思いますが目を瞑りましょう。
ええい!こんな数行で魅力が伝えられるカードなわけがないだろう!

【10代目ドクター(The Tenth Doctor)】

お馴染みデイヴィッド・テナント

そして今やドクター・フーの顔といって良い、「10代目ドクター」。
作中でデイヴィット・テナントが演じています。
最近では14代目ドクターも演じるということで世間がザワついたのはご存じでしょう。(え、ご存じでない?)
魅力を伝えようとすると脱線しまくるのでカードの方にフォーカスしましょう。
まさにドクター・フーを体現したような能力てんこ盛りです。

イラストは新シーズン4、7・8話の図書館内のシーンですね。
ここではドラマ終盤にリヴァー・ソングを助けに行く、アツいシーンです。
最愛の人を助けるため、未来の自分が残した方法を実践しに行く素晴らしいシーン。
10代目の良さも詰まった素晴らしい回です。

まずはカラーリング、赤青というのが良いですね。
激情の赤、知識の青。10代目ドクターといえばアツく、クール。
そうなんですよね、さすがウィザーズ。わかっています。

1つ目の能力から。
「攻撃するたびに、デッキトップから土地でないカードが捲れるまで追放し、その土地でないカードを時間カウンターが3つ置かれた状態で追放する。」
作中何が起きるかわからないドキドキを良く表していると思います、素晴らしい。

そして2つ目の能力。
「⑦マナを払うことでタイムトラベルを3回行う。」
これは時間カウンターが置かれているパーマネント(つまりは消失を持つカード)の時間カウンターと、待機状態で追放されたカードの待機カウンターを増減させることができます。
何かを起こしたり、何かを起こさせなくしたりといった活躍を良く再現できていると思います。
唯一欠点を挙げるとすれば、「あなたがオーナーの」という点くらいです。

ハルマゲドンを遠ざけてくれる…かも?

仮組みしてedhを回している感じは、エルドラージ3柱を踏み倒したり、「召し上げ」を撃ったりと大味なことが簡単にできる良い統率者だと思います。
一気にタイムトラベルで待機カードを消化する際の気持ちよさは目を見張るものがあります。
是非コマンダーにどうぞ!

【ローズ・タイラー(Rose Tyler)】

作中最強の脳筋少女

次は9代目・10代目ドクターのコンパニオンといえばこの娘。
ビリー・パイパー演じる「ローズ・タイラー」です。
とにかく平成初期のB級映画ヒロインといった性格で、ドクターを感情で振り回すわ、突拍子のないこといきなりやるわで凄い娘です。
でもドクターはなんだか破天荒な彼女を気に入ります。
世の中わかんねぇな。

イラストは・・・イラストはこれどこだろう・・・。
バッドウルフベイは既にプレーンシフトカードになっているし…
有識者助けて!見返さなきゃわかんないよ!
…はい、見返してまいりました!
こちらシーズン4、12話「盗まれた地球」でローズが再登場した際のシーンですね。
まさかローズが再登場!?という回でしたね。

カードデザインは清々しいほどの脳筋、ドクターやタイムトラベルに関わらなければ、ただの少女。
素晴らしいデザインだと思います。

約束の場所、バッドウルフベイ

まずは1つ目の能力から。
「自身に乗っている時間カウンター1つにつき+1/+1の修正を受ける。」
ドクターと旅をするたび、彼女の心は強くなっていく。(いや力もだけど)
作中、長く旅を共にしたドクターもびっくりの力で活躍します。

そして2つ目の能力。
「これが攻撃するたび待機状態のカードと、時間カウンターが乗っているパーマネントを合わせた数の時間カウンターをこれに乗せる」
時間カウンターが実質+1/+1カウンターと同様の働きをするため、ドラマの進行に合わせて強くなるという点ではとても再現できていると思います。

総じて脳筋といった具合で、よい再現度合いだと思います。
何か作中で彼女は頭が切れるとかドクターに言われていましたが、せやろか。

【ドナ・ノーブル(Donna Noble)】

ソンターランもハンマーでイチコロ

10代目ドクターのコンパニオンとして忘れちゃいけない「ドナ・ノーブル」。
作中ではキャサリン・テイトが演じています。
こちらはローズの次、まだ発表されていないコンパニオンの次に10代目ドクターのコンパニオンとして活躍します。
そう聞くととっかえひっかえですね、モテる男はつらいな10代目ドクター?

イラストはソンターランというクローン兵を後ろからハンマーで弱点を突いて倒した場面ですね。
感情的な場面も多いですが、かなり勇気もある10代目ドクターLOVEなコンパニオンです。

まず1つ目の能力
「結魂(soulbond)」
これ、お披露目のときに結婚結魂を掛けているのかなって思って感動したんですよね。
ドナはドクターと初めて会ったとき、結婚式の最中でした。
なんだかんだ結婚自体は破綻したんですけど、ドナといえばウェディングドレスってイメージが強かったんですよね。
良いデザインだなと思います。

懐かしの能力ですよね、結魂

そして2つ目の能力。
「これか、これと組になっているクリーチャーがダメージを与えるたび、ドナは対戦相手1人にそれに等しい点数のダメージを与える」
つまりはダメージ倍加能力ですね。
ペアを組んでいる限り強い、というのは作中をうまく表現できていると思います。
なんとかドクターに再会しようと努力していましたしね!

【フェイス・オブ・ボー(The Face of Boe)】

フェイスオブボー…?聞き覚えが…?

ここで一旦コンパニオンから離れ・・・離れてるかな。
フェイス・オブ・ボーです。
彼はボーの一族最後の生き残りと呼ばれているエイリアンです。
9代目ドクターの時に初めて相対し、10代目ドクターに最後の言葉を伝え、息絶えてしまいます。
その時の言葉が「君は一人じゃない(You Are Not Alone)」…頭文字YANA
それが何なのか明らかになる時、ドクターも想定できなかった事態になります。

カードの能力はというと
「タップコスト:手札から待機を持つ呪文を、待機コストで踏み倒してよい」
わかりにくいですが結構面白い能力で…

ブラックロータスになったり…
隕石がすぐに振ってきたり…

とまぁ、色々と遊べそうな感じです。
作中再現度としては、時を超えてドクターに「今」必要な言葉を伝えたという点をよく形にできたなという感想です。
ある場面でボーの言葉がリフレインするときは「お~!」となったものです。

実はフェイス・オブ・ボーと呼ばれる人物はもう一人居て・・・おっと、今回はこれくらいにしておきましょう。

一旦ここまで!

どこまでも語れちゃいそうですが、いったんここまで。
見たい人が居るかわかりませんがもう少し続ける予定です。

少しでもお楽しみ頂けたら良かったです。
それではまた今度。

※本記事は以下より画像引用しています。
「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」
https://mtg-jp.com/ カードイメージギャラリー
「BBC:TV DOCTOR WHO」
https://www.doctorwho.tv/ 配信ドラマより

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