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仮想オーディオデバイスを利用し、VRM_AIでAssistantSeikaを利用する

https://note.com/tori29umai/n/n81f3dd2343f3

開発中のアプリ『VRM_AI』で仮想音声デバイスを利用し、無理やりAssistantSeikaを利用し、声の種類を広げることに成功しました。
正式対応というには結構乱暴な実装なので仮対応だと思ってください。では導入の方法です。正直自分の実力で正式対応できる気がしないんですが

①仮想オーディオデバイスをインストールする

自分のおすすめはVB-CABLEです。なんらかの事情でVB-CABLEが使えない人は以下のサイトを参考に別の仮想オーディオデバイスを導入してください。

②AssistantSeika_exeをインストールする。

https://hgotoh.jp/wiki/doku.php/documents/voiceroid/assistantseika/assistantseika-000?redirect=1

上記のリンクからAssistantSeikaのインストール用ファイルをDLしてインストールしてください。
C:\Program Files\510Product\AssistantSeikaというフォルダもろもろインストールされます。
インストールzipに含まれる、SeikaSay2、SeikaCtlも使うので、適当なパスに配置してください。
(追記:AssistantSeikaの更新により以下の操作は不要になりました)
そして重要なポイントなのですが
"C:\Program Files\510Product\AssistantSeika\AssistantSeika.exe"
の『ショートカット』を適当な場所に作っておいてください
(コマンドプロンプトからAssistantSeika.exeを呼び出すと正常に動かないのですが、ショートカットから起動だとうまくいくことが確認されたので)(なおこのやり方は公式には非推奨だと思われます)

私の場合、このようなファイル構成にしました。

③AssistantSeikaを初期セットアップ

合成音声ソフトを起動。出力デバイスを①でインストールした仮想オーディオデバイスにする。
(ので出力先音声を選べない合成音声ソフトはおそらく使えません)

合成音声ソフトを起動した状態で、AssistantSeikaの使用する製品にチェックをつけて、製品スキャンします。

無事スキャンされたら、使いたいソフトの『cid』を控えておくこと。
後で使います。

④config.iniを編集

[AI_Voice]
VoiceApp = AssistantSeika

(省略)

[AssistantSeika]
AssistantSeika_path = C:\Program Files\510Product\AssistantSeika
Seikactl_exe = C:\Program Files\510Product\SeikaCtl\Seikactl.exe
Seika_Voice_exe = C:\Program Files (x86)\AHS\VOICEROID+\KouEX\VOICEROID.exe
SeikaSay2_exe = C:\Program Files\510Product\SeikaSay2\SeikaSay2.exe
AssistantSeika_narrator = 1706
AudioDevice = CABLE Output (VB-Audio Virtual Cable)

上から説明していきます。
VoiceApp

AssistantSeikaを使う時は『AssistantSeika』と入力。

AssistantSeika_path
AssistantSeika.exeがインストールされているディレクトリを指定。

Seikactl_exe
②で適当な場所に配置したSeikaCtlフォルダの中のSeikactl.exeを指定

Seika_Voice_exe
AssistantSeikaを使って利用したい合成音声ソフトのパスを指定。

SeikaSay2_exe
②で適当な場所に配置したSeikaSay2フォルダの中のSeikaSay2.exeを指定

AssistantSeika_narrator
③でひかえておいた『cid』を指定。

AudioDevice
①でインストールした仮想オーディオデバイスの名前を指定。

これでセットアップは終わりです。あとは通常通り、VRM_AIを起動してください。
VoicePeakやVoiceVox、COEIROINKに比べて起動に時間がかかりますがそういうものと思って利用してください。


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