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「若どり」=「ブロイラー」なの??

片松研究員「博士?今日は何の研究をしているんです?」

Dr.チキン「あぁ、若どりの育成に関する研究だよ。」

片松「なるほど『ブロイラー』についてですね。」

Dr.チキン「...まあそうだね。君、今若どりのことをブロイラーって言ったけど、ブロイラーって言葉の意味は知ってるかい?」

片松「え? 昔から若どりのことをみんなブロイラーっていうから若どりっていう意味だと思ってましたけど?」

Dr.チキン「確かにブロイラーという言葉は若どりのことを指すときに使われることが多いね。でもブロイラーって言葉にはきちんと意味があるんだ。それは、、、」


「ブロイラー」の由来は?

ブロイラーは日本で食べられる鶏肉の9割を占めるといわれていますが、ブロイラーという言葉自体は、食肉用の若鶏を意味する用語として、19世紀のアメリカですでに使用されていました。

「ブロイラー(broiler)」は、英語の「ブロイル(broil)」が語源となっています。ブロイルは、肉を炙る、オーブンで丸焼きにするなどの意味で、「大きさがブロイル用に適した鶏肉」=「ブロイラー」という名前になりました。

以前はアメリカで肉用鶏をロースター (大型) 、フライヤー (中型) 、ブロイラー (小型) と分類したところからきていますが、現在では肉用鶏の一種の呼称となり、日本でも広く普及しています。

今ではブロイラーは2か月で3kg近い体重になりますが、昔のブロイラーとはもっと小さな鶏の規格を指していた(2ヵ月程度で体重は 1350gぐらいだった)ということになります。


片松「なるほど。料理する時のサイズに合わせた呼び方をしていたことに由来するわけか、、なんだかアメリカらしいといえばアメリカらしいですね。なんとなくブロイラーって言葉を使ってました。」

Dr.チキン「とはいっても今ではブロイラーといえば大体50日くらいで食用にされるいわゆる『若どり』のことを指すから、日常生活では問題ないんだけどね。でもこのように名称のストーリーを知るともっと興味を持てるようになるよね。」

片松「ファスト・グロウスがブロイラーの特徴でもありますよね。まえに『赤鶏』と比較して勉強しました!」

Dr.チキン「よく覚えてたね。鶏研の販売しているブランドの『The CHICKEN HERB』が分類的に当てはまるね。まぁただのブロイラーじゃなく、飼料や飼育方法などを工夫してより付加価値のついた『ブロイラー系銘柄鶏』だけどね。」

片松「じゃあ『The CHICKEN AKA』は『赤鶏系銘柄鶏』ってことですね。」

Dr.チキン「そういうこと。日本赤鶏協会で詳しく説明されているね。」

片松「そういえば、鶏肉のことをたまに『かしわ』と呼ぶことがありますよね? あれはどんな由来があるんですかね?」

Dr.チキン「コケッ⁉ いいところに気が付いたね。でもその話は少し長くなってしまうから、また別の機会に詳しく教えてあげよう。」

片松「ではまたお願いします。でもあれですね、、博士はブロイラーでもフライヤーでもグリラーでも入らないから、、ジカビヤー??」

Dr.チキン「え?直火で焼くってこと? まぁ私くらいの大きさならそれくらいしか、、、って勝手に焼かないで!!


皆さんも何気なく使っている言葉ありませんか?意外なストーリーがあるかも、、一度調べてみましょう。

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