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「赤鶏」ってどんな鶏? なにが違うの?

片松「よーし、次はこいつだ! そーっとそーっと.......おっとアブナイ。」

Dr.チキン「一人でジェンガして楽しいの片松君? てか仕事してね。」

片松「げっ!博士⁉ 今からやろうとしてたところでした。ハハ」

Dr.チキン「ハァ、、 まあいいや。ところで今ちょうど赤鶏に関する資料を読んでいて思ったんだけど、君、赤鶏がどんな鶏か知ってるの?」

片松「ヘイヘイ、博士。さすがに僕を馬鹿にしすぎじゃないですか? それくらい知ってますよ。毛が赤い鶏に決まってるじゃないですかー」

Dr.チキン「うん。確かにその通り。じゃあ赤鶏にはどんな特徴がある?」

片松「い、いやだから、、、毛が」

Dr.チキン「、、、、もうよか。じゃあちょっとだけ赤鶏について教えるからよく覚えておくように。」

赤鶏とはどんな鶏?

鶏(にわとり)と聞いてよく思い描くのは、赤いとさかに真っ白な体毛の鶏ではないでしょうか?
しかし鶏はもともと自然界の外敵に対する保護色として、赤茶、黒、茶、まだらなど、さまざまな色の羽毛を持っていました。
赤鶏というのはこれらの鶏をルーツにもつ、優良な肉用鶏の一種です。
鶏本来の血統と姿を保ち、世界の畜産市場においても上質で美味しいことで知られています。

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両親ともに赤鶏である銘柄鶏の赤鶏は、国内で流通している鶏の中でも、なんとたったの1.5%ほどしかないと言われ、たいへん希少性が高いのです。

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ゆっくりした育成

ブロイラー(若どり)は、生産効率を目的に開発された「ファスト・グロウス」と呼ばれる、少しでも早く商品にするための飼育をされます。
これにより約40~50日で出荷体重の約3kgの個体までに成長します。
それに対し赤鶏は、自然にゆっくり育つ「スロー・グロウス」と呼ばれ、60~80日程度かけゆっくりと飼育されます。
飼育に手間と時間がかかるのが特徴です。

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全国の主な赤鶏

全国には様々な赤鶏の銘柄鶏があります。例えば、、

伊達鶏(福島県)
つくば茜鶏(茨城県)
水郷赤鶏(千葉県)
三河赤鶏(愛知県)
伊勢赤鶏(三重県)
華味鳥レッド90(福岡県)
みつせ鶏(佐賀県)
ふもと赤鶏(佐賀県)
赤鶏さつま(鹿児島県)
THE CHICKEN AKA(熊本県)

様々な生産者が希少な赤鶏を頑張って生産されています。

日本赤鶏協会

日本赤鶏協会とは、赤鶏の価値を明確化し、日本中に知ってもらうための活動をされている団体で、様々な企業が会員となっています。

日本一鶏肉研究所の生産、販売している赤鶏のブランド「The CHICKEN AKA」ももちろん登録しています。


Dr.チキン「とまぁざっと見ただけでもこんな特徴があるんだよ。」

片松「ブロイラーの赤いバージョンじゃないんですね。勉強になりました博士!」

Dr.チキン「赤鶏には手間暇が余計にかかるわけだから、君も食べる時にはより感謝していただくように。」

片松「ハイ! ところで博士はスローグロウスですか?それともファス、、」

Dr.チキン「そのジェンガ捨てようか?」

片松「すいませ~ん」


貴重で美味しい赤鶏、是非皆さんも召し上がってみませんか?

(次回【肥後のうまか赤鶏「The CHICKEN AKA」の秘密】へ続く)

#赤鶏 #鶏肉 #銘柄鶏 #TheChicken #AKA

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