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最小限のドリップで、鶏肉の解凍方法

片松「ああああああ!! なんてことだ! この世の終わりだあぁぁ!

Dr.チキン「⁉⁉⁉ 一体どうしたとね 片松君⁉」

片松「昼ごはんに食べようと解凍しておいた鶏肉がドリップまみれなんですよおぉぉ(´;ω;`)。どちくしょう!」

Dr.チキン「いや出来事と感情のバランスおかしいよね?、、まぁいいや。もしかして君変なやり方で解凍しなかった?」

片松「変な?? 普通にテーブルの上においてましたけど?」

Dr.チキン「ほれみたことか。解凍方法も美味しく食べるためのコツというものがあるんだよ。別に難しいことじゃないから覚えておくたいね。」


おすすめの解凍方法【冷蔵庫で低温解凍】

肉を解凍するときのポイントは「いかにドリップを出さないか」ということです。肉の表面温度と中心温度に差がありすぎるとドリップは余計に出てしまいます。そのために自宅でできる解凍法のベストは冷蔵庫において低温で時間をかけて解凍する方法でしょう。次の日に食べる分をその日の夜に冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍することでドリップを最小限に抑えることができます。

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時間がない時に「氷水解凍、流水解凍」

その日の夜ごはんに使いたい! けど昨日冷蔵庫に入れておくのを忘れた! みたいな状況もありますよね?急ぎ解凍したい時の方法としては「氷水解凍」か「流水解凍」がおすすめです。冷蔵庫での低温解凍よりもかなり早く解凍することができます。低温解凍と比べたら多少のドリップが出ますが、それでも少なく抑えることができます。低温解凍 > 氷水解凍 > 流水解凍の順でドリップが出やすくなります。その時の状況で使い分けましょう。

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してはいけないNG解凍方法「常温解凍」

解凍方法の中でおすすめしない方法。それが「常温解凍」です。理由は温度差がありすぎてドリップがたくさん出てしまうのもありますが、更にマズいことは細菌の繁殖による食中毒の危険が増すことです。食中毒の原因となる細菌は、一般的に15~50℃で繁殖が盛んになるといわれます。なので、解凍時は、なるべく細菌の繁殖しやすい温度帯を避けるようにしましょう。また、冷凍によって細菌が死滅することは基本的にありませんので、解凍後はしっかりと加熱調理するようにしましょう。

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Dr.チキン「というように解凍もただ解ければいいというわけではないとよ。片松研究員」

片松「なるほどなるほど。勉強になりました~。ああっ!もうこんな時間!お昼食べる時間ないや💧 このお肉どうしよう、、まっ また冷凍すればいっか」

Dr.チキン「コケーーーーーッ!! 解凍した肉をまた冷凍するのはダメです!解凍と冷凍を繰り返すと風味が落ちて美味しくなくなるとよ。しかも食中毒を引き起こす菌も増殖しやすくなると。私の話が長かったのが悪かった。もう少し昼休憩とっていいから解凍した鶏肉はすぐに食べなさい。ただ常温解凍してるなら加熱は念入りにね。」

片松「ありがとうございます博士!」


皆さんも間違った解凍の仕方をしていませんか?食中毒にはご注意を、、


余談、、

片松「博士。鶏研のお肉は冷凍してお届けしますが、なんだか肉の色が真っ白になっています。これは肉が悪くなって変色してしまっているんでしょうか?」

Dr.チキン「違う違う。鶏研の肉は急速凍結機凍眠で-30℃で急速凍結してあるからその影響で白くなってしまうだけで、品質への影響は全くないとよ。むしろ急速凍結することで細胞の破壊を最小限に抑えるから解凍時のドリップ漏れが少なくてよりジューシーな状態を保てるのさ。」


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