3月1日のリノベーション＠牛乳ビル

文：守屋佑一

もう何度も書いたが、リノベーションをする日は呪われたように、決まっていつも小雨が降っていた。
まるで、屋上のことは考えず、まずは中を完成させなさいと牛乳ビルが言っているようだった。
僕は本当は屋上を一刻も早く完成させて、プランター菜園をやりたかったのだが。

それにしても雨は本当に厄介だ。特に畑、登山、ランニング等々外で行うことを前提とした趣味やら仕事やらをたくさん持っている僕には。
この日も、午後からのリノベーションの前に草野球の2015シーズン開幕戦が行われる予定だった。
前日から雨やら雨じゃないやらの予報に右往左往させられる。

僕は高校を卒業してからいくつかの草野球に所属してきた。
先輩が作ったアタックヘボラーズ、中学の仲間で作ったホワイトサンズ、会社のチーム。
そして、いまメインでやってるのが、行きつけのラーメン屋から名前をもらった高校の教え子や仲間たちと作ったカムイだ。
カムイは野球をしたい人たちを柔軟に取り入れ人数を増やしている。
今年は小学校の時に野球をしていた直也が加入した。
この日がデビュー戦かと思われたが、確定申告前の領収書整理が明け方までかかってしまい不参加だった。でもそれが正解だった。
集まってから徐々に降りしきる小雨。

試合をやるのか、やらないのかはっきりしないまま始まった2015年度の開会式。運営の判断は雨で試合を中止にするということだった。

天気に振り回され、午後から直也と合流して牛乳ビルのリノベ。

しかしやることは変わらずひたすら床はがし。
以前くいしんも書いていたが、床はがしについてはそんなに書くことがない。もう書ききった。しいていえば、たまに破片が目にとんできて痛いし危ない。

直也は別の部屋で智之からもらった木材でなにかしている。最近は本当にこの繰り返しだ。

そうこうするうちに、暗く寒くなりこの日のリノベは終わり。

直也の友達(こいつが驚くほどに僕と共通点がある)ラーメンを食べに行き、さらにデニーズにパフェを食べに行きそうしてお開き。

やっぱり床はがしは終わらず、そして、6月のいまも終わっていない。

こんな床はがしをやってみたいという奇特な方がいたら是非とも連絡してほしいものである。

※この記事は全文無料の投げ銭コンテンツです。投げ銭はまだまだ完成していない牛乳ビルのリノベーション資金となります。