見出し画像

回避したい”パーキンソンの法則”

規模の影響力を回避する


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて行っております。↓ 入り口はコチラから ↓
www.back-cs.com



いつも読んで頂き、ありがとうございます。
自身で提唱した「不安」に対する対策案を自身で構築したとらよしです。
おはようございます。

さて、今回は前回の案のまとめ回になります。
色々と参考になるところもあると思いますので是非観てみて下さい。
#視点切り替えの成果


顧客の見方を変える


前回、医者を例にした起業家の強みを記事にしましたが、これが
「規模の影響力」の回避策になるかもしれません。

ただこれは顧客の意味を変更したから出来た対策であって
自身のビジネスに対する役割が「1つしかない」と、やはり
「規模の影響力」には呑まれてしまうと思います。
#回避したい厄介なヤツなんです


ここで思考を整理する為に、具体例を出しながら検討を進めてみましょう。例えばジムのオーナーの話を再び引き合いに出してみます。
そもそもオーナーは、現在進行形で規模の影響力に呑まれている状態で
新規顧客(プレイヤー人口)を増やそうと日々四苦八苦しています。

このままの状態で例えば宣伝・広告を出してしまうと、たちまち
店は回らなくなってしまうというお話でした。
#決してオーナーが悪いわけではないんですよ


ここで注目すべきは「お客さんが何を目的にして来ているか」になります。このジムに通う全ての人がオリンピックを目指しているワケでは
ありません。ボクもその1人ですが「健康の維持」や
「ただただ楽しいから」といった理由で通う人も多いハズなんです。

つまり、極論ですが「ジムに来たにも関わらず運動せずに常連客と
話しながらティータイムな時間を過ごして帰っていく顧客」
がいたとするならば、その顧客は
「歓迎すべき存在」か「害をなす存在」か。

といったところになるのですが、今のオーナーはこれを
「害」とみなしているようです。
#ジムに来たんならやらんかいスタンス

しかし中にはキッズ達の送り迎えの為に来場して、自身は
見学をするだけといった親御さんなんかもいらっしゃいます。
という事は、先刻のやらないお客さんもこのカテゴリに入りますよね。

加えて、そっちの顧客はスペースの許す限りどれだけ
人数が増えても問題になりませんので、むしろこっちを増やす為の
広告を出すというのは有効に働きそうですね。
#自販機と雑誌ぐらいあれば回ると思う
#後は冷暖房ぐらいあれば完璧

広告内容は「子供達への運動促進」の内容でキッズを増やす
方向に振る事ができれば、規模の影響を受けずに「登らない層」の
お客さんは増えるんじゃないかと思います。
#提案はしてみますね



やっぱりハコが要る


このジムの店長のお話は、店長が先んじて「箱」に投資したから
できるお話です。実店舗を構えようと思うとどうしても先行して
お金をかける必要があって、そこに投資すると売上から毎月
いくらか返済しなければなりません。今回の顧客増量案は店長の
利益を増やすというよりは「融資返済の期限を短縮」できる案に
なるといった方が伝わりやすいかもしれませんね。

UnsplashのSean Fosterが撮影した写真


ボクはオンラインサロンを運営するに当たっては、まだそこまで
投資してませんので何とか生きながらえてますがやはり
インターネットを使った空中戦にはそれなりの知識と発想と
「メンター」が必要です。

架空の箱をどのように設計するのか。
これには「正解」は無いと思っていますので、皆さんも
それぞれに答えを出せれば最高なんじゃないかと思っています。
#それも共有できれば尚最高

この箱を実装する時に必要になってくるのは「実融資」もしくは
「意味変の知恵」です。これは何も実際の建屋でなくとも同じ趣味や
志を持った人が入れればリアルでもオンラインでも問題ありません。
#お金を出すか知恵を出すか

いずれにせよユーザーが、その箱の使い方をチョイスできるように
設計してあげる事が大切で、ユーザー自身が色んな使い方を
勝手に発見できるような自由な設計にしておくと、より人は
増えやすくなるのではないかと思います。しかし
オンラインは「実体験」が中々しにくいので、この辺りの設計は
リアル建屋を持った方の方が有利に働くかもしれませんね。


お知らせ機能


もしかすると以前にもどこかで記事に書いているかもしれませんが
この箱を用意する目的は他にもあります。

それが「お知らせの機能」です。
今は何もなくとも、将来的にイベントや体験会などのお知らせを
する為の機能は最初から持っておいた方が有利に進みますね。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像


前回の記事でも登場した「本来とは違う目的で来ているお客さん」にも
そういったイベントや体験会は優遇すべきで、その情報はサロン内で
回る事が望ましいです。

いつもは「検診」と「おしゃべり」しかしに来ない患者さんで
あったとしても、例えば「コロナワクチン接種」が可能になれば
真っ先に知らせてあげるべき存在です。
そうする事によって、逆にいつもは「医者」と呼ぶには少々頼りない存在
であっても、この時ばかりは堂々と「お医者さん」になれる上にそういった常連さんに真っ先に知らせてあげる事で、恩恵を受けた患者さんが
口コミでその噂を自発的に回したとしても何ら不思議ではありませんね。

こうしたチャンスを「一時的な利益」に転用すると、悪循環が始まります。もしかすると一時的には業績は上がるかもしれませんが
「事業の寿命は縮む」と思いますのでお気をつけ下さい。

こうなってくると、問題なのは
「医者を医者としてしか見ていない過去のボク」
のような存在ですね。ここが反論してくる可能性は大いに
あり得ます。というより、今のこの考え方を持ってないボクなら
「不公平じゃろう!」っと反論してると思います。

ただ、今見ればお分かりの通りこれは典型的なテイカーの
思想と行動そのものです。乱暴な解釈をしますと
「お金払ったんだから治療しろ」の延長で
「お金払うんだからワクチン打ってよ」っという発想になるという事です。

この優先順位というのは「お金で買える価値」ではありません。
常日頃から「その場所」を利用してきたからこそ受けられる恩恵であり
日頃からサービス提供者の生活を支えてくれているお陰でユーザーが
受けられる希少価値のチャンスといった構図になりますから、そういった
モノを提供できる店構えにしておく事が後々の「応援」に繋がりますね。
#保険業に近い考え方だと思います



今回はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?