見出し画像

”情報クオリティ”はどう上げる?

情報の階層


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて
行っておりますので気になった方は「とらよし」又は
「逆算戦略アカデミー」で検索してみて下さい。


いつも読んで頂き、ありがとうございます。
おはようございます。


さて、今回は「情報の階層」といったテーマでいきます。
これは顧客が「アナタの商品を見た時」に瞬時に起こす思考
無意識の内に介入される「良いモノかどうかの判断基準」になります。
端的に言いますと「物知りである事がベスト」って事ですが
この「不確実」で「複雑」で「曖昧」に「変動」していくVUCAの
時代において、この先どんな情報を持つ事が「専門的だ」
呼ばれるのでしょうか。

今、時代は「個人の検索」から「ビッグデータの活用」に
変わってきています。世の中に溢れ出た情報は「AI」がちゃんと
処理してくれますので個人が全ての情報を持つ必要はないでしょう。
では「ある程度」「そこそこに」持つ必要のあるこの情報は
一体どこまでどうチョイスすれば自身に有効に働くか。

自身が取り入れるべき「情報の取捨選択」を、少しでも
しやすくなるように、今回は「情報には階層がある」という事と
「その階層の特性」という2点について重点的に記載していきましょう。
#アナタが持っている情報はどんな階層のモノですか


情報には階層がある


まずどういった経緯であれ「顧客」が何か買い物をする際
その多くが無意識に行う情報の判断材料として、まず最初に
気になる所は「価格」だと思います。店頭販売やショップは
まずここを見られますし、例えばそれは高額商品の購入を検討
される方であっても気になるところです。

これを1次情報としましょう。
(見れば分かる情報)

次に興味は、その先の2次情報(商品を取巻く情報)へ進みますが
その先の進み方は人によって様々だと思います。
#気になる情報は人それぞれ

例えば鮮魚店で魚を買う場合、魚の値段は見れば分かります。
ただ、次に知りたい情報は人それぞれですよね。
「産地」だったり「鮮度」だったり「旬」だったり「調理方法」だったり。
ターゲットの魚自体にまつわる情報に興味が向くと思います。
#一般的に興味が向くのはここまでじゃないかな
#魚屋の店主としては知っていて当然の情報

そしてこの先には3次情報(調べれば分かる情報)があります。
ここまで来ると、最早情報の中身はターゲットの「魚自体」ではなく
「魚の周囲を取り巻く環境」といった
ちょっとマニアックな情報になってきます。

漁獲方法や気候変動、海域水温や生態系漁獲量に至るまで
最早その魚を買うかどうかの判断にはあまり必要のない
むしろ「社会科」の領域
に近い情報になってしまいますね。
#こういう活動に熱心な鮮魚店主は頼もしく見えませんか


勘の良い皆さまはもうお気づきかもしれませんが、この「次数」は
増えれば増えるほど(情報階層が深くなればなる程)
セクションが多くなります。
#関連情報が増えるって言った方が分かり易いかも

※あくまでイメージです


1次情報は、情報数量としては1個しかありません。
ところが2次情報は9種類ぐらいに増えます。
3次情報では25種類ぐらいまで膨れ上がりますね。

更にその先には4次情報として「研究結果」
(世間には公開されていない情報)も存在しているのでしょう。
#魚学会の研究者だけが知っている世界

これを踏まえて情報ピラミッドを作った時、これはヒエラルキーの
ような平面的な図ではなくて立体的な四角推のようなイメージの方が
強く、下段にいくほど数がメチャメチャ増える構造になっていると
予想する事ができます。

ここら辺が情報量としては差別化されるところであり、この
3次4次の情報は、持っていれば持っているだけ頼もしさが増します。


広告に使われる情報


上記の通り、一番最初に顧客の目に止まる1次情報は「価格」ですので
多くのショップや店舗を構える方はここを「広告材料」として使います。

つまり「安い」という広告です。
多くのショップが価格競争に巻き込まれる原因の一端を担っているのが
この情報階層の問題で、今の時代はこの先の2次情報でも各社差別化が
図れなくなってきているような感覚はあります。

であれば3次情報や4次情報を「広告材料」に使う事は
値下げの必要をなくしてくれる
んじゃないかとボクは予想しています。
#その情報が感情を揺さぶってくれれば尚良し

そして、自身の商品に対して「第何次情報」まで持っているか
という知識量にはもう1つメリットがあります。

UnsplashのYasamine Juneによる写真


それが「専門知識」としての権威のランクを上げられる点です。
つまりここから3次情報・4次情報と掘り下げられれば
情報クオリティを上げる事に繋がり、その商品の専門家としての
影響力を多少なりとも上げる事に繋がりますね。
#単純に頼もしいんです

これは当然「広告効果」と「権威」の幅を増やす為に研究していますので
若干口調が厳しいのはそういった事情によります。
#決して怒っているワケじゃないです

ただ、ビジネスにオリジナリティを付与する上では
「1次情報」や「2次情報」というのは既にありふれた情報
なっている可能性がありますので、やはり「3次情報まで調べる」
又は「4次情報を自身で構築する」といった部分まで
「自身の仕事を好き」になれると良いですね。


あくまでフラットに


また、このサロンの基本姿勢としましては「欲しい情報」を
「欲しい人」が「欲しい時」に読めば良いとなっています。

多くの人が知らない情報を掴んだ時人間の心理としては
それはもう「誰かに話したくてウズウズ」してしまうのが世の常です。
その時に気を付けたいのは「決してマウントを取らない」事

これは売り込みも同じ事ですが、その情報がどれだけ希少なモノでも
マウントの姿勢はオラオラになりがちです。
#本人は良かれと思ってやっているハズなんですけどね

UnsplashのErik Mcleanによる写真


これを回避するのに一役買うのが「文章化」です。
以前にも書きましたが自身で書いた文章を自身で読んでみる事は
自身の頭の中を整理する事にもなる上に、実は成り立たない事を
考えている時に良いストッパーになったりもします。
#文章化オススメです

最後は少し脱線しましたが「顧客から見る情報の階層」こそ
自身が仕入れる情報の根拠となります。そしてこれらの情報は
当然顧客のみならず会員や行政向けのメッセージにも大きく
影響を与えますので、もし非営利での経営をお考えの方
にも是非ご参考になさって下さい。

情報はなんでもかんでも仕入れれば
良いってもんじゃないよっという回でした。




今回はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?