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楽園のカンヴァス

原田マハさん原作の「楽園のカンヴァス」に会いにいってきました(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

私はマハさんの文学に触れて、アートへの造形を深めることになりました。

もっと言えば、彼女の作品に触れて、絵を描いてみたいとおもい、実際に描いてみたほどです。ど素人の私がそこまで触発されるくらいですから、アートが好きな方は是非読んで頂きたい作品です(*´ω`*)

この作品は一言でいえば「情熱の追求」これに尽きると思います。

アンリ・ルソーの研究者でありながら、一線を退き岡山の美術館の警備員として勤務する早川織江。
そしてニューヨーク MoMAに勤務しながら、同じく幼少期からルソーに魅せられ、キュレーターとなったティム・ブラウン。

自分が望んた形ではないにしても、ルソーに引き寄せられ出会う2人。

実は遡ること17年前に彼らは出会っている。奇しくも当時はライバルとして。

2人はこの出会いの中でルソーを改めて深く掘り下げることとなる。

年老いたルーキーとしてルソーが作品の中に秘めた思いとは、そして彼が夢見たことはなんだったのか、そして彼を「天才」とあがめる後の「天才」パブロ・ピカソが彼に夢見たことはなんだったのか。

2人はアートへの羨望という孤独の中で、彼の中に一体何を見つけたのか。

全ての答えは情熱の中にある。

そんな切なくも美しい至極の美術ミステリーです(*´罒`*)是非ご覧下さい!!

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