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持ち物は落としたり失くしたりするものだ

昨日の飲み屋さんで、カバンを床に付けずに机に掛けるためのいわゆる「バッグハンガー」を店に置いて来てしまいました。
痛タタタタ。

まあ300円ほどで買った物ですが、ちょっとショックですね。すっかり忘れてしまってました。

ここで思い出したのは、昔とあるBARで飲んでいて、お客さんや店員さん含めて、スマホのアクセサリーに何を付けているか、という話題になりました。

そこで女性店員さんが言ったのは、
「私はバンパーと防護ガラスを付けてる。こういう日常手に持って使うモノは、“手が滑ったり落としたりするもの”という前提で扱うべきだから。」

そうだよな。自分もiPhone落とすし。
飲んだら割と頻繁に(笑

なので、その考えを頂戴しまして、その話からすぐにスマホバンパーを買いましたっけね。
お陰様で、iPhoneを落とすことが多々あれど、バンパーがひしゃげつつもショックを吸収し、故障もガラス割れも起こすことなく今日まで使えております。
バンパー様様です。ありがたや。


思えば、いま情報処理技術者の勉強をしてますけど、信頼性設計というシステムの安定稼働についての技術がございますね。

信頼性向上の技術は以下のように区分けされる。

フォールトアボイダンス
システムや機器の各構成要素の品質を高めたり、十分なテストを行ったりして、故障や障害の原因となる要素を排除し、できる限り故障や障害が発生しないようにすること。

フォールトトレランス
システムや機器の構成要素の一部が故障、停止などしても予備の系統に切り替える(多重化)などで全体としての機能を保ち、正常に稼働させ続けること

フェールセーフ
システム、機器やその構成部品などの故障や破損、操作ミス、誤作動などが発生した際に、できるだけ安全な状態に移行するようにしておくこと。

フェールソフト
システム、機器などにおいて、事故や故障が発生した場合に、問題が起きた箇所を切り離して被害が大きくなることを防止し、問題が起きていない部分だけで全体を止めることなく動作を継続(縮退運転)する考え方。

フールプルーフ
利用者が操作を誤っても危険が生じないように設計すること。または、はじめから操作ミスや危険な使い方ができないように設計すること。

先のスマホバンパーは、「フールプルーフ」に当たるでしょうか。
うっかり誤ってスマホを落としても、本体を壊す危険が生じないようにと。

「人はミスをする」
「人は忘れ物をする」
「人はモノを落しちゃう」

これらを折込みで考えた方が、何事も損失は少なそう。
まあ、お酒控えたり、離席時に注意するとか、色々やるべき事があるんですけど。

で、冒頭のバッグハンガーですが、仕方ないので100均で定番のS字フック3本入りとか持ち歩いた方が良いかも、などと考えております。
もし忘れても痛くない、フールプルーフ方針ですな。
いや、それを複数持つから「冗長化」も含みますかな?

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