知人が、自分は誰かの記憶に残りたいと語っていた。皆の中に自分の生きた証をのこし、ずっと覚えていてほしいそうだ。その子は私からすると、まっすぐで少し眩しくて。少し離れたところから幸あれと願っているのだけど。
一方でわたしは人に爪痕や傷跡を残すのがちょっと怖い。完全な孤独を好むわけじゃないけど、クラゲみたいなふわふわ浮いている関係性が好きだ。ちょっと離れたところから『お、あいつも浮いた』なんてぼーっと眺めて、たまに触手があたるくらいの距離感。わたしも健やかに生きるからあなたも勝手にすこやかにいきてほしい。
都合のいいもので、これが自分の作品の話になると、、何年後でもあの部分がよかったなどと言われたら、震えるほど嬉しい。文字通り飛び跳ねたくなるし、寝付けなくなる。まったくいい加減なものだ。
春、出会いも別れも気候変動も桜もたくさんあるけれど、皆幸せでいてほしいね
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