『文体の舵を取れ』練習問題⑶
こんとわ!!書いているのに出すのをサボってたよ(懺悔)......というわけで今回は『一段落の語りを一五字前後の文章を書け』
台湾の日差しは熱い。肌がじりじり焼けた。着ている服は汗で濡れていた。栄太は線路沿いの道を歩いていた。地面の熱をサンダル越しに実感する。歩いても歩いても見えるのは畑ばかり。店の一軒すら見当たらない。栄太の腹が大きな音で鳴る。朝から何も食べていない。腹と背中がひっつきそうだ。道行く子供たちが緑の竹のようなものを囓っていた。付近の畑には生えていないものだ。汽車が運んできたのだろうか。地面が震動し、汽笛が聞こえる。汽車が栄太の脇を通り過ぎた。小ぶりな汽車だった。貨物車両には緑の竹のようなものが幾つも積み上げられていた
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