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15日目 通信制高校の面接

15日目は転学先の通信制高校の面接の日でした。

出かけるときは、決まって服装はどうするんだ?と大騒ぎになる。

いかんせん、クラゲ娘は高校在学中、ほぼ外出してこなかった。

学校に行くことですべてのパワーを使いつくし、週1の休みはかたくなに外出を拒んでいた。

徒歩3分の近所のファミレスだって絶対行かない。

かなーりおいしい焼き肉に誘っても絶対行かない。

そんな子だった。

それでも、たまーについうっかり友達の誘いに乗ってしまい、出かけることになると、慌てて私と長女が洋服を買いに走るという。。。
それでも、決して自分で買いに行くことはない(笑)

そんな彼女の、唯一持っているこの時期のファッションは、かなりとがった感じ。

彼女が言うには、"この服装をしてそんな学校に行ったら、こじれた引きこもりにしか見えない! "らしい(笑)

いやいやいや、こじれてはいないが、立派な引きこもりなんだけど。

だから仕方ないってことでそのままこじれた服装で無事面接に。

面接でも相手をしっかり観察

面接は便宜上のもので、合格は間違いないわけなのだけど、一応緊張はするらしい。

帰ってきてから聞いてみると、ちょっと憤慨していた。

質問内容がザ・不登校のイメージに沿って作られていることが気に入らないらしい。

「だってね。LINEとかするの?っていうから、一応します、と答えたの。

誰と?っていうから、お母さんぐらいしかしないから、母とって言ったんだけど…

いかにもって答えになっちゃって・・・」

彼女はもともとイマドキの子供のようにスマホに対する依存が全くない。

LINEなんてそうそう交換したくないらしい。

私が緊急連絡したって反応なんてない(-_-;)

もともとそういう人なのに、LINEのやりとりがさかんかどうか?でこじれ具合を計測するのはどうなのよ?ってことらしい。

一人でいい・一人がいいっていうのは自分の個性であって、世の中の統計学的大多数で人を測ることが何より気に入らない子なのだ。

面接はもちろん合格。晴れて通信制高校の生徒になったのだ。






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