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地上へ出る話⑧おしまい

ヨーコさん
「もうダメや…半分過ぎたら終わりがみえるやん…」
魔子
「あーGW?アンタ関係ないでしょ?」

ヨーコさん
「いやいや、気分の問題や。人々の憂鬱が漂ってんねん。素敵な笑顔にどこか翳りがあんねん。これからどんどん淀んでいくねん。」
魔子
「まー、人生は甘塩っぱいからね。アホでも眺めて忘れよ。」

ヨーコ
「せやな。」

ヨーコさん
「泥棒やん、コソ泥や!友情芽生えたんちゃうの?最低やん!」
魔子
「パパンじゃなくて猫たちの所有物なんだろうね。パパンは身ぐるみ剥がされてる雰囲気だからパパンの為に一矢報いてやった!みたいな意味もあるかもよ。MJは猫人に対して差別的なこと言ってるし。」

ヨーコさん
「ホンマや!そう考えると最低限の情もあるかぁ。しかし、楽しげにも見えるよ、根っからちゃうの?」
魔子
「ゲームでいえば職業『盗賊』みたいな男なのかもね。勇者のパーティに盗賊は必須だからこの世界ではありなのかもね。」

ヨーコさん
「パパンも手癖の悪い盗賊で間違いないからなぁ。似たもの同士やん。オモロ。」
魔子
「え?地上に出ただけの話なの?お茶碗盗んだだけ?終わり??え?え?」

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