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中庭同盟感想 - GENKI

中庭同盟感想です。相変わらずネタバレがダダ漏れです。
あと、最後の数行、ナルと麻衣がくっついたらいいのに〜という私の妄想が書かれますので苦手な方はごめんなさい。(ちゃんと分けて注意書き入れておりますので)

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麻衣っこの下宿先のお友達、「かずちゃん」とのやりとり。麻衣はやっぱり大学はでるつもりなんだな。そしてSPRの力があればそれが可能そうなんだな。よかった。(早くから働くことにも意義がありますが、麻衣は大学行くの向いてそうだから)

麻衣のことを「とびきり美人というわけではないが、笑うとなんとなく目を引かれる」「男の子には人気があるが、本人はとんと気がついていないのが笑える」と称しているかずちゃん。
やっぱモテてるじゃん麻衣さん〜〜〜〜〜。ほっといたらかっさらわれるぞー。

でも、結作中で恋愛に憧れてるような描写がないので(そんなトキメキたがってなくないです?好きなはずのナルに対してもあんな態度だし)好きじゃない人にはあっさり「え、ごめん今そんなヒマない」って断りそうだ麻衣さん。

麻衣だってナルのことまんざらでもなかったでしょ?と言うかずちゃんに、「腹の立つことも多かったけど、嫌いじゃなかった、確かに」と答える麻衣。
まあナルが麻衣を怒らせる...というか麻衣がナルに怒れる性格なのはともかくとして、側から見てるとかわいいじゃないですか。あの二人のやりとり。
だから、ハラたてつつも嫌いじゃないって言う麻衣は結構ナルのこと好きなんだと思います(友人として、の域を出ていないと思うけど)

家族愛に憧れを見せる麻衣に家族だからって優しいとは限らないよ、というかずちゃん。きっと麻衣のご両親はは優しい人たちだったのでしょう。麻衣の性格を考えても、麻衣の両親の早逝について語られるところを見ても。

実際のところ、完全なる私情になりますが、私を一番物理的にも精神的にも虐めていたのは私の「家族」なので、麻衣の家族像はやっぱり理想的な憧れなんだよねえって思っちゃう。かずちゃんもそう言って、麻衣をしゅんとさせてしまうのですが。

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「恋人が欲しくて人を好きになるんじゃなくて、その人を好きな気持ちで良い感情が生まれるから、好きでいるんだ」「恋人になれる可能性がないから諦めて次を探すって、本末転倒」と言い切る麻衣。本当に彼女は強くて、かわいい。

でも、悪夢で「夢」を見て取り乱して泣いている麻衣を見ると、やっぱり結構これは強がりも含んだ発言なんだろうなあ…
ジーンにまた会えて嬉しい、ひどいよね…って言う麻衣。やっぱり切ない。

かずちゃんが、麻衣はそのままでいろよ、と言ってくれるのがうれしいです。

「自分の責任をちゃんと果たせたり、他人の立場をちゃんと考えてあげれれば、大人でも子供でも関係ない。人間がきちんと生きていく上で、平等に必要なことだからね」

本当にその通りだ。
小野先生は本当にいいことしか言わない。心酔というのはよくないのだけど、このお方のものすごく根のしっかり張った価値観がとてもとても好きです。

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▼ここから私のナル麻衣傾向発言

「意外に優しいところがある人より、いつでもうんと優しい人のほうがいい」という麻衣。でも、実際理想的好みと好きになってパートナーになれる人は全然違うよ。これは断言できる。
それに、ナルは不器用ながらずっと麻衣のこと気にかけて見てるじゃないですか。うんと優しくないけど、きっとわけわかんないなりにうんと大事にしてくれてると思うよ。
やっぱりナルには麻衣くらいしか、対等に関係を築ける年の近い異性ってもしかするともう現れないんじゃないかって思ってしまう。わたしはボスのことも可愛くて仕方ないので、この二人がやっぱり一緒にいてくれたらうれしい。

恋愛じゃなくてもいいけど、二人にとってお互いが人生の中でなかったことにはできない存在であればいい、と思っています。ジーンを含めて。

#中庭同盟


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