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中庭同盟感想 - The Green Home

相変わらず中庭同盟のネタバレ感想です。
今度はぼーさんのお話。というかぼーさん家にいるにゃんこ視点のお話。

これ、ぼーさん好きの友人が読んだら萌え死んでしまうんではないだろうか?笑
感想というか、単純にぼーさんの生態メモみたいになってます。

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梅吉という、ぼーさんに拾われた白い猫がぼーさんとの生活について語ります。
成猫になっても小柄なまま、そして人間の言葉や社会のことを理解している不思議な猫。ぼーさんはこの猫の言葉がなぜかわかる。猫又とか、猫には9つの命があるとかなんとか言うので(但しこれはイギリス出典)、猫生何回めかなのかもしれません。

うちの猫も他の猫と比べると結構びっくりされるくらい小柄で、拾った当時まだ大人になってない猫だと思っていました(でも、病院の診断では当時2歳。立派な成猫です)。梅吉はどういう理由で小柄なのかわからないけど、猫又的長生きだといいな。
ちなみに猫はふつう3歳児程度の知能を持ち合わせているそうですが、梅吉は小学校低学年くらいの感じだなあ。

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▼梅吉の語るぼーさん。

・拾った当時はお寺にいた。梅吉を連れて出たらしい。
・ベースが上手い(仕事仲間曰く『ペースメイキングが最高に上手い』)
・家でキーボードを弾いて作曲をする。メロディが綺麗
・お風呂で歌う。歌が上手。
・「背が高くて、ちょっとハンサムな人」と同ビルの人に言われている。ぼーさんに憧れている人も多い。
・梅吉はお湯が沸いたりお風呂が溜まったら教えてあげるらしい。家事を一人でやるのは大変じゃないのかと聞いたら、「あらゆるジンセイジョウのキョクメンで楽しまないのはバカモノ」とのこと。
・のわりによくお皿を割ったりという失敗をする
・猫舌
・人間は好きでも嫌いでもない(人による、誰でも好きと言えるほど人が好くないが人間なんか、というほど貧しい生き方もしていない)
・家に女の人を連れてきたことはない。勘違いして世話なんか焼き始めると面倒なのだそうだ
・「でも、そのうち麻衣には会わせてやるよ。多分お前も気にいるから」
・「ぼーさん、早く老けそうだね」「まったくだ」
・梅吉はぼーさんが大好きだから、点数をつけるなら99点。たまに「サトル」と呼び間違えるから、マイナス1点。

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えええ、誰のことなんだ「サトル」!!!!人間の名前っぽいですが、梅吉はにゃんこだしなあ。梅吉くらいの口調で喋る、弟や幼い友人でもいたのでしょうか。

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▼ぼーさんと梅吉の暮らし

・皇居近く(日比谷通りを隔てて外苑が見える)の商業ビルの12階をワンフロアタダで貸してもらっていて、そこを住居にしている。
・そのビルの地下には「悪い穴」があいていて、特に12階で悪いことがよく起きてそれをお祓いしたのでビルの持ち主に感謝されて貸してもらえることになった。定期的に穴から出てくるモノを祓ったりとメンテナンスしている。
・梅吉と一緒にお風呂に入る。お風呂はさすがにもともとなかったのでフロアを改装して外苑側の窓際にバスタブを据え付けた。
・ちからもちなので引っ越しのたびに人に呼び出され、お礼に家具をもらってくるせいでベッドが3つもある。そのうち二つは椅子とソファの代わりにされている。
・梅吉は自由に好きなところで寝ているが楽器の上で寝ると叱られる。
・梅吉とあそぶためか、または時々寝るのを邪魔するためにラジコンを走らせる。
・梅吉はぼーさんがいない間は駅前の猫溜まり(駅員が餌をやっているらしい)にエサをもらいにいく。ぼーさんが帰ってくる頃に合わせて梅吉も帰る。

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とりあえず、モテるけど女の人とのお付き合いは多少面倒に思っているようで(かいがいしくされるのが嫌みたい)彼女持ちではないっぽい。

上手いベーシストって下手するとギターよりもしつこくモテますからね。なんでだろうね。
あと、麻衣のことを性格など含めとてもかわいがっているのが伝わってきます。まだガキだよって言うけど。笑

ぼーさんのことは作中の発言を見ていると「対等な関係性を重んじる人」というイメージがあったんですが、やっぱりある意味で対等に付き合える人が好きなのでしょう。ナルは偉そうだし、麻衣はオコサマだけど、二人ともぼーさんに対し結構対等に話をしているように思います。自分も相手もお互いの発言をきちんと責任を持ってというか、人の顔色伺わずに自分の意思で発言するし、自分も相手も同じくらい相手の発言を尊重する。SPRの皆んなのそういう感じがすごく好きです。綾子のことも、それで気が合うと思っているようですしね。

ぼーさん好きには本当にたまらない話でしょうねーこれ。ぼーさんラブの友人(海外の子です)のために下手な英語で翻訳頑張ろうかなと思いました。

#中庭同盟

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