猫と話す技術は習得できるのか。
アニマルテレパシーという分野がある。
これは、人間と動物が意思疎通ができる技術のことだ。
いわゆる”テレパス”であり、非言語コミュニケーションだ。
尻尾をパタパタするのは緊張しているから、猫と目を合わすときに、ゆっくりとまばたきをするのは愛情表現、などがよく言われていることであろう。
うちにも猫がいる。
ハチワレの可愛い子だ。
私は毎週月曜日と水曜日は対面鑑定の仕事をしにでかけている。西武池袋本店なのだが、閉店時間が21:00であるため帰宅はいつも22:30を超えることになる。
帰宅してそっと家の扉を開けると、必ず、その猫が出迎えてくれるのだ。
特に何も言わないし、本当に玄関まで来る、それだけだが、たまらなく嬉しい。
そして大抵の場合、部屋の仲間で入る私の足にまとわりつき、ニャーニャーと何かを訴えるのだ。
その時の猫の鼻が、真っ赤!
実はこの、真っ赤にした鼻が、溢れんばかりの愛情を示しているという。
鼻を真っ赤にして、ニャーニャーと何かを訴える様子は、とにかく愛おしい。
そして、ゆっくり抱き上げてしばらく”話しを聞く”のだ。
私は猫語はわからない。
でも、じっと目を見つめていると、不思議と言いたいことがわかる気がするものだ。
「そう、一日中寝てたんだね」
「へぇ、お父さんが世話してくれたんだ」
「あー、娘は部屋にこもってたんだね」
本当にそういっているのかなんてわかりゃしないけれど、そうやってストーリーを共有している、そんな時間がオモシロイと思っている。
そのうち、ほんとに言葉として耳に聞こえてくれないかな~と期待しながら、今日も抱っこするのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?