第1話 あの日夢みたオシャレを目指せ!〜自分はファッションセンスが無いと思っている人へ〜
ゼロから始めるとらい物語とは、ファッションに興味がないアニヲタのトライがひょんなことからアパレル業界に転職して、ファッションオタクになるまでの物語です。
第1話のテーマはファッションセンスについて紐解いていきます。
自分はファッションセンスが無いと思っている人へ
僕からするとファッションは、、、
何故ファッションが怖くなってしまったかの詳細は、第零話に書いてありますので気になった方はこちらから↓
転職先の会社はファッションが好きなメンバーばかりです。私服で勤務OKなのでファッションに興味が無かった僕からすると、映画「プラダを着た悪魔」の世界観に迷い込んだ、ただのアニヲタです。
会社のメンバーみたいにオシャレを楽しみたい。だけど自分のファッショセンスが無い事に深く落ち込みます。そんな時にふと思い出す言葉があります。
「センスがあるからこそ、自分のつくっているものがそんなに良くないと分かって落ち込むんだ。」
これはアメリカのポッドキャストで人気番組の「This American Life」のプロデューサー兼ナレーターのアイラ・グラスさんの言葉です。
大学時代ラグビー部のスタッフが卒業生に贈る話の中に、社会に出て辛くなった時にこの事を思い出して欲しい。とアートディレクターの川島高さんブログの話をしてくれました。(センスがないと思った事がある人は是非読んで見て欲しい内容です。)
センスの良いアウトプットを出すために必要な事、それは、
「量をこなしていく事が、理想と現実のギャップを埋めていく唯一の手段なんだ。」
つまり、ダサい自分(現実)を変えてオシャレ(理想)になるためには、ファッションセンス(量)を積み上げていく必要があります。
そもそも、ファッションセンスってなに?
オシャレな人になるためには、ファッションセンスの正体を突き止めなければなりません。
ここでセンスについて、gooddesigncompany代表取締役 水野学さんとTakuram代表取締役 田川欣哉さんの著書から言語化させていきます。
センスとは知識の集積である。これが僕の考えです。中略
「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である。
水野学. センスは知識からはじまる
センスというと、漠然としたものになってしまいます。しかし、眼の前の物事に対して「Yes/No」とジャッジをしていくことだ、と考えれば、それはぐっと身近なものに感じられてきます。遠山さんの言葉を借りれば、「センスのない人は、何もジャッジをしていない人」
田川欣哉. イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き
つまり、センス=自身の知識から判断して答えを出す能力だと思います。
確かに、ファッションセンスがあるメンバーはファッション・ブランドの歴史から生地に使われる素材など、知識量が圧倒的に違います。
僕はファッションに対しての知識がなく、良いか悪いかの判断ができません。
しかし、好きなアニメ作品なら100本以上は見ているので、自分の好きなスタイルが判断できたりします。これをファッションにも応用させていく事が鍵になりそうです。
ファッションセンスとは、ファッションの知識から判断して答えを出す能力
つまり、その人が思い描く判断(ファッションセンス)によって、自分のオシャレ(主観)という内包された世界を、服を着るという行為によって具現化させていく事になります。
逆説的に言えば、オシャレは主観であり、自由であるからこそ、ファッションの知識量を積み上げる必要があると思います。
オシャレについて改めて考えた時に、Comme des Garçonsの川久保玲さんのこの言葉の重みを改めて実感しました。
「言いたい事は全部洋服の中にある。」
ファッションが怖かった僕自身がどんなオシャレになっていくかは、今後のゼロから始めるとらい物語をお楽しみ下さい。
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