ロボットおばあちゃん
うちのおばあちゃんはいつからかロボット
いつからかは僕も知らない
彼女はロボット 壊れたロボット
というかAIかもしれない
彼女はいつも僕にこう語り掛ける
「おいトラ。あそこの戸棚からキッチンペーパーとって。」僕は快くそうした
ばあちゃんのプログラムが壊れる
「トラは良いね。背が高くて……それに対して私は年々小さくなってるからあんたは良いね。」
ばあちゃんのプログラムはいつから
壊れていったのだろうか
僕はソレを耳にタコができるほど聞いている
彼女がいなくなったらこれを
懐かしく思うのだろう
だからうちのおばあちゃんは
「ロボットおばあちゃん」
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