贖罪

あの時僕が止めていれば、
こんなことにはならなかった。

最悪あの時に、老人ホームに送っていれば、
僕がこんな被害を受けなくて済んだ。

もし姉が、もっと早めに対処しておけば、
僕は、コロナにならなくて済んだ。

結果論なのかもしれないですが、
点を見てみるとカンタンに
止められるものもある気がする。


一昨日、倦怠感が僕の扉をノックした。
僕は、訳もなく
倦怠感を迎え入れてしまった。

あの祖母の所為で、
僕は今コロナになってる。
祖母のあの奇行を、こうなるずっと前から
危険だって言ってきたのに、家族は
僕のことをオオカミ少年のように見なしていた。

そして、彼ら彼女らは
祖母のそれについて咎めるどころか、
僕をスケープゴートにした。


どうせ、喉元過ぎれば熱さを忘れるだろうな。
またすぐに、ごめんごめんとか言いながら、
やるんだろうな。
そんなことするなら、

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