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初めてのお迎えで無謀にもカスタムに挑むドール初心者の話。[5:メイク練習編]

こんばんは。とらまるです。
前回は緊急でお迎え編の記事を書きましたが、今回はそれより前にやっていたメイク練習編のお話になります。
⚠️生首たくさん出てくるので苦手な方はご注意ください!

事前にいろいろ調べた上で、あらかた必要と思われるものを購入したのでそれを使いながら練習していきます!
買い物編の記事もあるので、よかったらこちらも見てみてくださいね。

顔のイメージ

以前記事にしたイメージイラストの他に、公式サイトの写真をトレスしたベースにもう少しディティールを詰めた顔を描きました。

こんな感じ

これを参考にしながら練習していきます!

アイを作る

メイクの練習と言っておきながらいきなりアイとは?なのですが、やはりお顔の雰囲気を見ながら描きたいので、アイはあったほうが良いな〜と思いアイから作り始めることにしました。

参考にしたのはこちらの動画です!

カボションを買うだけでできるので、とりあえずのとっかかりとしては良いかな〜と思い挑戦してみました。
ゆくゆくレジンアイにも手を出したい気持ちはあります💪

出来上がり

普段お絵かきにはiPadを使用しています。お絵かきツールはProcreate。
簡単に手順をまとめると、

  1. 先ほどあげたお顔のイメージに色違いで何パターンか瞳を描く

  2. 別に作った18×18mm実寸サイズの円を描いたデータに描いた瞳を貼り付けて大きさを調整

  3. コンビニプリント用のサイズのキャンバスに間隔を開けて配置
    ※実際印刷した後のサイズ感とカボションを被せた時の拡大感がわからなかったので、多少サイズ変えながら配置しました。

  4. コンビニプリントしたものを適当な大きさに切ってレジンを数滴垂らして硬化。レジンを垂らす前にネイル用のハートやホロシートなどを散らしてキラキラさせてみました(単なる趣味です)。
    ※ここで突然レジンが出て来てしまいましたが、手持ちのものを使いました…😅
    ※UVライトはこれも手持ちのネイル用のもの

  5. 周りをカットして出来上がり!

昔買ったらしいレジン液(クリア/ハード)

反省点

  • レジンを垂らしすぎると周りからはみ出してしまう
    ちょうど良い量を模索するか、はみ出した後の処理を研究するか、レジン以外の接着手段を考えるか。はみ出して固まるとカットしづらいし、見た目も良くないです😢

  • コンビニプリントの紙が剥がれる
    これは何回かアイを着脱していて起きたのですが、アイ固定用のひっつき虫にくっついて紙が剥がれてしまったんですね(表現が難しいのですが、レジンでくっつけた部分は無事で裏側の部分がシールのように剥がれてしまいました)。
    カジノチップを使う方法なども見たので、それもいいかな〜と思ったんですが、カジノチップを買う手段が限られていてちょっと悩んでいます…。

お顔を描く

反省点はあれど、とりあえずアイができたのでいよいよ本題です。
参考にしたのは以下の動画です。

動画は本当に助かります🙏

まずはアイホールの加工から

安いし後々加工もしてみたいからという理由でアイホールクローズのヘッドを購入したので、まずはアイホールを開けるところから始めました。
アイホールのくぼみに沿ってデザインナイフでザクザクくり抜いて、やすりで整える…という感じなのですが、まぁやすれないこと。
買っておいた棒やすりだと、これ本当に削れてる?って感じで一向に整う気配がなかったので目立つ部分だけナイフで整えてOKということにしました💦今回はこれが本題ではない。

その後アイを入れてみたのですが、動画等で見てた通りカボションのドーム形状が緩やかで厚みがなく、まぶたと眼球の間に隙間ができてしまうので買っておいたアイサイザーで目の裏をグリグリ。
こっちは削れてる感覚がありました。
多分アイサイザーくらいの荒さのやすりが必要なんでしょうね🤔
斜めから見て違和感がない程度にアイが収まるようになりました!
今回はアイホールを平にしたかったので、18mmのカボションに対して20mmのアイサイザーで削ってます。

お目目入るとかわいいね

いよいよ本題!

動画を参考に、イメージ図と比べながら下描きをしていきます。
作業進捗は下記写真にまとめたのですが、作業しているうちに困ったことがそれはもうたっくさん出て来たので、一つずつ挙げていきます😢

進捗。
左上からZ字に見ていってね

混色めっちゃめんどくさい問題

動画だと下書きから茶色を使っていたのですが、最初から濃い色めっちゃ怖いな…という気持ちが働き、肌色に近目の色に混色して描いてみました。
色の三原色:赤・青・黄と黒・白があればなんでもできるでしょ!という気持ちで絵の具を買ったのですが、同じ色を作るのがかなり手間だったので、間違いなくよく使う茶色などはその色の絵の具を買ってそのまま使ったほうが良いと思いました。

絵の具乾くの爆速問題

アクリル絵の具は水でも薄められるとのことだったので、水で薄めてたのですが(うすめ液だと換気しながらやらなきゃいけないので…)これも罠でした。
絵の具の乾く速度が爆速すぎてパレットがすぐカピカピに…混色で色を作っていたことも相まって作業中だいぶ悩まされることとなりました。
ゆっくり慎重に作業したいのにできない。大問題です。

グラデーションがうまく作れない問題

イメージ図を見て頂くとわかるかと思うのですが、アイラインの中央にかけて黒〜紫がかったグラデーションを作りたかったんですね。
ただ、ここで問題が2つあって、1つは不透明のアクリル絵具を買ったこと。もう1つは上記絵の具乾くの爆速問題。
これら2つの原因が重なったことによりキレイなグラデーションが作れず、なんとなく段階的に色が変わっているだけの状態になってしまいました。

色素沈着問題

下描きの写真にうっすら見えると思うのですが、黄色味だけ沈着してしまって落ちないんです。
メラミンスポンジなどで擦ってみても残ってしまったので、本番でこれだとめちゃくちゃキツイな…と思いました。
赤系、青系、黒系はガッツリ乾いてからでもキレイに落ちるのですが、黄色系だけは本当に残る。
これに関してはいくつか思い当たる節があって、1つは艶消しを吹かずにそのまま色を塗ってしまったこと。下地があったら変わったのかもしれません。
まだ練習と思って艶消しスプレー買っていなくて💦(どうせ落とすし)
もう1つは、使用している絵の具の問題かも…ということ。絵の具が違ったら沈着が起こらなかったかもしれない。
どういう原因であろうともこれは私の中で一番怖い問題なので、本番は事前にヘッドの蓋部分など、見えないところで試してからやろうと誓いました。

筆の毛先柔らかすぎた問題

買い物編を見て頂くとわかるのですが、とりあえず2種類の太さの筆を用意したんですよ。
で、使ったのは細い方だけ!!笑
それもハイライトや目頭、まつげ等々の細いところが描きにくい…絵の具の乾燥問題や、筆の扱いに慣れてないなどの原因もあったと思いますが、もっと細くてコシのある毛先だったら…と思いました。
そもそも買ったのが絵画用なんですよね。精密塗装用が良いのだと思います。

その他の問題

あとはそんなに問題というほどでもないのですが、実際の見た目と写真に撮った時の写り具合のバランスが難しいかも…ということ。
カメラの問題もあるかもですが(iPhoneなので…😂)他の方の写真を拝見すると、メイクがきちんと写ってるんですよね。
私の作ったお顔は、実物見た感じだとチークの濃さもちょうどいいし、まぶたの線なんかも良いんじゃないかと思ってたんですが、写真で見てみると薄い…気がする。
アイラインと眉毛が黒だからそっちも目立つし、この辺りもバランス見ながら作業しないとな〜と思いました。
あとはTwitterでアクリルガッシュは経年劣化で割れる。という情報も見かけて、なるほどそういうこともあるのか…と。むずい。

2回目に向けての対策

さてこんな感じで問題だらけだったのですが、やはり実際にやってみないとわからないことだらけだったので学びもたくさんありました。
次回はそれを改善しつつやれたらいいなぁということで考えたのがこちら。

混色めっちゃめんどくさい問題

これはもうシンプルに使いたい色を追加で買いました。笑
あとは「色素沈着問題」と「アクリルガッシュ割れるかも問題」もあったので、みなさんが推されてるリキテックスを使用してみようって感じです(色素沈着が改善するかは不明ですが)。
粘度が高いと描きづらいのもあったのでソフトタイプを。
あと新色の赤みが買った茶色かわいいかもな、ということでそちらも…😅

青も買えばよかった(なぜ買わなかった)

絵の具乾くの爆速問題/
グラデーションがうまく作れない問題

こちらについてはアクリル絵の具専用のうすめ液(のようなもの)を購入しました。
この「グラデーションメディウム」を使うと最大40%乾く速度が遅くなり、混色がしやすくなるとのこと。

こんなものがあるとは…知識って大事。

これはまさに欲しかった性能じゃないですか!!

もう一つ似たようなもので「スロードライブレンディングメディウム」というのもありました。
グラデーションメディウムが絵の具の25%までしか混ぜられないのに対し、スロードライブレンディングメディウムは制限なしで混ぜられて、かつ混ぜれば混ぜるほど絵の具の透明度が上がるそうです。
この情報だとスロードライ〜のほうが良い気がしたのですが、

  • グラデーション〜は小さいボトルがあった

  • スロードライ〜の方は粘度が高く細かい作業がしづらい、というようなレビューがあった

以上のことから、試しにグラデーションメディウムを買ってみた、という感じです。
ついでに買ったグロスポリマーメディウムは書いてある通りつやつやにできます。
唇とか目とかに塗ってもかわいいのかなぁと思ったので購入してみました◎

筆の毛先柔らかすぎた問題

素直に模型用の筆を買ってみました。

最初に買った筆(左)
神ふで(右)

太さちょうど良いと思います◎
こうみると、一番左の筆太すぎですねww
買ったときは細い方は細すぎなのでは?と思ったのですが、全然そんなことはありませんでした。

とりあえず以上を改善策として、第2回目の練習を進めていきたいと思います!!
もう本体お迎えしちゃったから、気合入れて頑張ります。
年内には…完成させたいと思いつつ😌

最後に、イメージ定着のために描いた宵くん載せておきますね。
それではまた〜✋

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