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〈旅行記〉飛行機が大嫌いだった私が... JAL「どこかにマイル」で旅をする

過去に旅をしたものをまとめています。
   2024.7旅行記

高所恐怖症だから飛行機なんて大嫌い!
そんな私がマイルを貯め始めたのが2023年12月...
その切っ掛けとなったのがその3ヶ月前に参加したJALの工場見学ツアー。飛行機が好きなわけではなく、あくまでも大人の社会科見学の一環として申し込んだのでした。
滑走路から離陸する飛行機を日本航空の格納庫から眺めていた時に、「今、離陸したのは〇〇航空会社さん。大分に向かいます。」
スタッフさんのこの一言で自分の中の殻が破れ、「飛行機に乗れば、まだまだ知らない遠い土地に行けるんだ!」と、恐怖心よりワクワク感の方が自分の中でこの時に、ようやく勝ったのです。


『どこかにマイル』

日頃から「お得」この言葉に弱い私...
往復7,000マイルでJAL国内線特典航空券を利用出来る『どこかにマイル』に、お得感満載で魅力を感じました!
行き先空港は、申し込み時に4つの候補*が表示され(検索は1日100回までOK)申し込み確定後から3日以内に、JALがその中の候補地から1つを決定しお知らせしてきます。
これを知ってからマイルを貯めるべくJALカードに入会し、カードの引き落とし先を変更したり、色々なポイントをマイルに変換したりしました。


初めて「どこかにマイル」で

私は羽田発着
4つの候補地は、宮崎 出雲 小松 高松の組み合わせで申し込み。1日後に高松に決定したとお知らせがありました。
因みに1泊2日
往路11時35分発
復路20時25分発

当日を迎える
やはり不安はありました。なんせ飛行機に乗るのは25年ぶり以上。一人旅はするようになったもののこんなに遠い所は初めて...勝手も分からないし...
それにどこに行こうかワクワクしながら検索した時や候補地が決定されてからも、何故だかテレビ番組では過去の事故の映像がやたらと流れていて目に止まる...何か視えない者からの警告か!と不安がよぎる。
離陸してからも不安は続き、中々外の景色も楽しめず!!
1時間ちょっと耐え、無事に着陸。
安堵でようやく頰もゆるむ…


いったいどれくらいの下々が動いたのか!?栗林公園へ

高松空港からリムジンバスに乗り、栗林公園へ。
ここはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三つ星として紹介されています。
公園の名前は栗林ですが、庭園は松で構成されていて、紫雲山を背景に南庭と北庭があり約75ヘクタールと東京ドーム16個分の広大な面積を有しています。
約100年かけて完成され、いわば大名の別荘地です。
私は南庭、北庭とどちらも回りましたが時間がない時は南庭を散策してください。
お殿様に喜んでもらう為に松に高低差をつけて箱松と屏風松にしたり、色々な松があり素晴らしいです。
そして人工の滝があり今はポンプアップされて水が流れていますが、昔はお殿様をもてなす為に人の手で水を汲み取り流していたり、小さな洞窟があってそこに船で渡り、何をする場所かと思えば囲碁をする場所だったりと色々と考えられています。いったいどれくらいの下々が殿様をもてなし喜ばせる為に動いていたのだろうか...!?と思いました。
個人的には北庭での鴨猟のお話がなるほど〜!と思い、面白い話しも聞けるのでガイドさんをつけて散策するのがおススメです。
栗林公園、素敵な庭園なのに認知度が低い...

箱松 横に伸びるように手入れされている。
飛来峰から望む南湖


散策した後は和船に乗り船遊び。違った目線から南湖を望む


美しい景色を散策した後は、殿様気分になって船遊び。
青鷺がいたり、大きな鯉もたくさん泳いでいます。鯉は鯉ヘルペスで一時期いなくなり、クラウドファンディングで募ったそう。


今宵はゲストハウスで

栗林公園を後にし、玉藻公園へ。


こちらでも船遊び&魚に餌やりをしたかったのですか終わっていました。
とにかく暑い!!食事をする気も起きず、ゲストハウスに急ぎます。
初のゲストハウスに宿泊。可愛い猫ちゃんが三匹いて素泊まりで1泊3240円。
外観は古いけれど、室内は清潔。至る所に猫愛が溢れていました。私が宿泊した日は隣室がシンガポールの方だったようです。
この暑さで頭痛も少しあり、外食はせず早いうちから横になりました。電車が間近に走っていますがそれも騒音とも思わず逆に風情があって良かったです。
猫ちゃん可愛いかった!この時、我が家の猫がとんでもないデブ猫だったということに気づきました(汗)

ゲストハウス屋島
香川県高松市高島町1933-1
JR高徳線 屋島駅から徒歩10分


香川に来て初めてのうどん屋さんへ

チェックアウトをして約20分かけて、四国村ミウゼアムを目指します。そこのすぐ目の前にうどん屋さん、「わら家」があり朝食はここで摂りました。

ぶっかけ 並(冷) トッピングで温泉玉子

麺はこしがあって美味しいのですが、昨日も今朝も早くから暑い中を歩いているので、食べているうちに噛む事までも途中、疲れてしまい...
おまけに疲れているから、身体がもっともっと濃いおつゆを求めていました(笑)
結局、昼も食べるより身体が水分を求めて自販機で買ったジュースやお茶でそれで十分になってしまいました。夜もうどん県に来たのにうどんを食べる気になれず、空港でホットドッグを...
あ〜 もったいない!!


ここでもたくさん歩いた 四国村ミウゼアム

四国各地の江戸〜大正期の古民家33棟を移築・復元した野外博物館。ひと通り見て回りました。
もう汗だくです。流石にTシャツも汗臭くなり...

特に印象に残ったものを2つ。

かずら橋 徳島県祖谷地方のものを再現

けっこう揺れるし、木と木の間に隙間があり怖い。

砂糖しめ小屋 香川県坂出市

「砂糖しめ」とは、サトウキビの汁をしぼるという意味。建物の中央には「しめぐるま」と呼ばれる3つの石臼が置かれ、石臼に取り付けられた腕木を牛が引いて臼を回転させてサトウキビをしぼっていたそうです。建物が円形なのはそのため。


絶景を見に屋島山上へ

シャトルバスを利用して屋島山上へ。
屋島という地は源平合戦があった地。
源義経の頭脳作戦で、源氏が有利になった地であります。


屋島の絶景を見るためには、お遍路84番の札所、
屋島寺の中を通ります

屋島寺

平成狸合戦ぽんぽこのモデルにもなった太三郎狸


しっかりお詣りをして、展望台がある方面へ向かいます。

暑い時は素敵な建物の中から景色を!!
やしまーる


展望台

屋島には3つの展望台があります
①獅子の霊巌展望台
高松市街や瀬戸内海の多島美を一望出来ます。


願いを込めてかわら投げも出来ます。

拡大すると分かりやすいかな?丸い輪っかやハートがあります。そこに瓦がくぐればok!
くぐったような?外れたような?
近くに女木島も見えます。


②談古嶺

ここは源平合戦の史跡が望めます。

今は陸続きですが、当時はその名のとおり「島」であった屋島。通常あれば馬に乗っての攻撃は難しい場所。そこで情報を仕入れ、馬でも攻め入ることができるほどの浅瀬になる干潮時を狙い、一気に屋島を攻撃したのだそうです。その際、源義経は大軍の襲来と見せかける為に民家を放火しながら平氏軍を背後から急襲したとされています。


③遊郭亭
談古嶺から2キロほど歩くと320度広がる絶景が見られるようでしたが、猪が出没するそうで行くのを断念しました。ちょうど昨夜のニュースで屋島の登山道で、溝にはまった猪を助けた男性が猪に噛まれ、全治2週間の怪我をおったというニュースが流れていました。まさにここの事ではないかな?と思いました。時には諦めることも大事!!
いや、その前に猪が出没しなくても1人登山道は怖いな...
残念ですが引き返し、シャトルバスに乗り電車に乗り換え高松駅に向かいました。


おしまいに

次は小豆島にも行きたいし、とび猫の写真で有名になった左柳島にも行きたいし、粟島、父母が浜にも行きたい。あっ、金比羅山もだ!
それほど魅力満載な香川県でした。
どこかにマイルで高松空港に割り当てられていなければ、香川県の魅力に気づかぬままでした。
どこかにマイルで割り当てられる旅もいいなぁ...
あと2回(もうすぐ3回)、未来の自分はどこの地に飛んでいるのだろう??それを想像するだけでも、今からワクワクです!!






























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