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15.1995年 フォレスター誕生(STREEGA)

1992年にインプレッサが登場するまでスバルにはレガシィしかありませんでした(軽自動車はありましたが)

レガシィが90年代スバル躍進の一躍を担ったのは言うまでもありません、92年のインプレッサ、96年のFORESTERという車種の追加がさらにスバルブランドというかスバルの国内販売を支え、市場でそこそこの存在感をしめすことにつながったのです。

PAJEROを筆頭にした日本のRVブームは、一過性のものとなり90年代後半にはシュリンクしていきます。2023年のいまでこそJEEPのようなクロスカントリーなSUVが再び人気ですが、逆に「本格SUV」が下がり「新しいカッコいいSUV」(ハリヤ—みたいな)が市場ニーズに合致し始めたころです。

一方でスバルはワゴンベースのアウトバックなど「こんなのSUVじゃない」というアメリカに向けて「SUV」が求められていました。そこでインプレッサベースで作られたのがFORESTERです。

そのプロトタイプが95年のモーターショーに出た「STREEGA」です。

wikiによると


<引用>「Forester」は、英語で「林業を行う人」、「森に住む人」を意味する[注釈 1]。本来はコンセプトモデル同様に「ストリーガ(STREEGA)」として、全世界統一ネームで発売される予定だったが、ストリーガの語源の一つである「strega」(イタリア語で「魔女」)について、欧州では魔女に悪い印象を持つこと、あるいは魔女狩りの暗い歴史を想起させることからこれとは無関係な「フォレスター」に変更された、とする説が有力なようである[2]

とありますが、この説は間違いであります。
この名前を付けて真っ先に石飛からクレームが入りましたが、決して魔女ではなくアメリカンイングリッシュで「ストリーガ」street girl に聞こえるというのです。ドメスティックな私はこのとき改めてグローバルを意識し始めたのでした。

この頃は日本が年間30万台とかを販売し、アメリカは5万台とかそういう世界だったので。いまでは日本市場が大事な車の名前を決めることなんてありえませんが(笑)

いいと思ったアイデアも他人から見ると大きな間違いである。また国や地域によって常識も違う。と無理やりですが「顧客志向」ということで。


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