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情報システム/POSシステム・電子商取引EC・マイナンバー・電子政府・ATM【高校情報1授業・教科書完全準拠版】

情報システム/POSシステム・電子商取引EC・マイナンバー・電子政府



【資料ダウンロード】

PDFの他、パワーポイント、学習指導案 等の原本も無料提供しています。

情報教育の底上げが目的なので、資料を修正して、学校・塾(営利目的含む)の授業等で利用して頂いて問題ありません。私への連絡不要ですが、利用する際には、YouTubeチャンネル・情報Ⅰ動画教科書・IT用語動画辞典を紹介してもらえると嬉しいです。

■PowerPoint・問題集
https://toppakou.com/info1/download/20_情報システム/20_情報システム.pptx

■簡易学習指導案
https://toppakou.com/info1/download/20_情報システム/【学習指導案】20_情報システム.docx

【文字おこし】

今回は、情報システムの概要について説明していきます。

ネットワークに接続されたそれぞれの情報機器が連携しながら、様々な機能を提供する仕組みを「情報システム」といいます。
業種ごとに代表的な情報システムを説明していきます。

まず、コンビニなどの小売業でよく使われている情報システムにPOSシステムがあります。
小売店の商品が販売された時点の情報を管理するものになります。
これを利用することで商品の在庫、発注などを一元管理します。

とあるコンビニ店での利用例を見ていきましょう。
まずPOSレジスタで商品のバーコードを読み取ります。
その売上情報は本部のコンピュータに送られ、本部のコンピュータでは情報の収集、分析が行われます。
そして在庫の補充が必要な場合は問屋や商品メーカに発注を行います。

メーカや問屋は商品を配送センタに納品し、本部は出荷指示をコンピュータで行います。
問屋から直接店舗に届けられる場合もあります。

このようなPOSシステムは、商品購入者の年齢層や性別などの情報が入力されることもあり、売上傾向の把握など、販売戦略にも役立てられています。

――
インターネット等のネットワーク上で契約や決済と言った商取引をするシステムを
電子商取引システムと言います。
Electric Commerce を略して EコマースやECと読んだりもします。

ヤフーショッピングやアマゾンなどWeb上の店舗で商品を販売するサイトをECサイトと言います。
また近年はメルカリやヤフーオークション等のように個人と個人で売買する形態も活発化してきています。


このオークションの様な、個人の消費者同士の取引をConsumer to Consumer を略してCtoCと言います。

企業と消費者間の取引をBusiness to Consumer を略して B to Cと言います。
企業同士の取引を Business to Business を略して B to B と言います。

Amazonなどで物を買うと、過去の閲覧履歴や購入履歴等をもとにおすすめ商品を表示してくれたりしますが、これをレコメンデーション機能と言います。

今度は金融業界例を見ていきましょう。
現金の支払い、振込などを行う装置にATMがあります。最近は銀行だけでなく、コンビニやスーパなどでも設置されています。
そして、パソコンやスマートフォンを利用してどこからでも残高照会や振り込みのサービスを提供している、インターネットバンキングも普及しています。

最近は、クレジットカードやデビットカードの普及だけでなく電子マネーの拡大で、実物のお金を持ち歩かなくても買い物ができる、キャッシュレス社会が進んできています。

他にも、新幹線や飛行機、ホテルや旅館、映画などのチケットを予約する 予約システムがあります。これも、クレジットカードや電子マネーなどの決済システムと連携していることが多いです。

また、最近は切符を買わなくてもSuicaやPASMOなどのICカードを利用してバスや電車に乗車できますが、これを交通系ICカードシステムと言います。


最近はマイナンバーカードにICカードが格納されていて、税金の支払いなどに利用できます。
このような、コンピュータやネットワークなどの情報通信技術(IT)を行政のあらゆる分野に活用することにより、国民・住民の方々や企業の事務負担の軽減や利便性の向上、行政事務の簡素化・合理化などを図り、効率的・効果的な政府・自治体を実現しようとするものを電子政府や電子自治体と呼びます。

バルト三国の1つのエストニアでは行政サービスの99%がオンラインで完結するため、電子国家と呼ばれて注目を集めています。

【解説重要用語】
POSシステム、電子商取引システム(Electric Commerce / e-コマース / EC)、ECサイト、CtoC(Consumer to Consumer)、BtoC(Business to Consumer)、BtoB(Business to  Business)、レコメンデーション機能、ATM(automatic teller machine)、インターネットバンキング、電子政府・電子自治体、電子国家

★私の目標
「とある男が授業をしてみた」 の葉一さん
https://www.youtube.com/user/toaruotokohaichi
※Google社に招待頂いた、「YouTube教育クリエイターサミット2020」で
 葉一さんと文部科学省・Google役員の対談セッションに感銘を受けて、高校情報講座スタートしています。

【参考サイト・参考文献】
Google Earth
https://earth.google.com/web/?hl=ja

tkmium note(共通テスト対策・プログラミング・情報教育全般)
★情報関係基礎の過去問解説が充実しております!
https://tkmium.tech/

文部科学省 「情報Ⅰ」教員研修用教材
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htm

詳細(情I703 高校情報I Python)|情報|高等学校 教科書・副教材|実教出版 (jikkyo.co.jp) 検定通過版
https://www.jikkyo.co.jp/book/detail/22023322

令和4年度新版教科書「情報Ⅰ」|高等学校 情報|日本文教出版 (nichibun-g.co.jp)検定通過版
https://www.nichibun-g.co.jp/textbooks/joho/2022_joho01_1/textbook/


その他、情報処理技術者試験(全レベル1~4)/IT企業15年勤務(システム技術部 部長)経験から培った知識を交えながら解説しています。

かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)
https://www.irasutoya.com/



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