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共通テスト用プログラム表記「配列」(一次元配列)

【動画】共通テスト 情報 プログラミング対策「配列」(一次元配列)

共通テスト情報Ⅰ プログラミング対策講座 
今日の授業では配列について説明していきます。

共通テスト対策参考書


配列(文字起こし)

今回は配列について説明していきます。
配列は,複数の値を1つの名前で管理するデータ構造です。
値を入れられる箱が複数連なっているロッカーのようなイメージです。
配列の名前のことを配列名といい,共通テスト用プログラム表記では配列名の先頭は大文字で始まります。
値を入れる1つ1つの箱(変数)を要素といいます。要素の順番のことを添字といいます。添字は,要素番号とよぶこともあります。共通テスト用プログラム表記では,基本的に添字は0番からはじまります。
入試センター発表の共通テスト用プログラム表記の説明資料には,「特に説明がない場合,配列の要素を指定する添字は0 から始まる」と明記されています。

具体例で説明していきます。
この例の場合,Kudamonoという配列名に4つの要素があります。
添字0の要素の値はりんご
添字1の要素の値はぶどう
添字2の要素の値はみかん
添字3の要素の値はメロンです。

では共通テスト用プログラム表記での配列の定義方法と参照方法について説明していきます。

配列を定義する方法は
配列名の後に代入演算子のイコールでつなげて、各括弧の中に入れたい値を順番にカンマ区切りで書きます。

配列名 = [値1,値2,値3,……,値n]

配列に最初に代入したデータを初期値といいます。配列に初期値を代入したり,初期値に戻したりすることを,初期化といいます。

文字列の場合は値をダブルコーテーションで囲む必要があります。


配列の各要素に格納されている値を参照する場合は,「配列名[添字]」と記述します。たとえば,配列の定義で説明した配列Kudamonoの「ぶどう」を取り出したい場合は,ぶどうが格納されている要素の添字は1なのでKudamono[1] と記述します。

実際に動かしていきましょう。

https://toppakou.com/PyPEN3/?code=eJw1zCEKhjAYh_HuKcabFCwewBN4hLEgWHXJA7wbGFzUYhwYNJiEL1i-w_yDHmMq2H7wwFO0VVnrRotcSILpYQbwSCmBf-AV3L3-g92dHlsPu8HupKLLL-d8gCcYF38nmakkADyRKxo

1行目は配列Kudamonoを定義しています。
2行目は配列Kudamonoの添字1の要素の値を表示します。
実行します。
ぶどうと表示されました。


配列の要素の値を更新したい場合は
配列名の後に更新したい要素の添字を指定し 代入演算子の後に更新したい値を書きます。

具体例で説明していきます。
先程の配列Kudamonoの添字2の要素の値をはみかんです。
これをバナナに変更します。
配列Kudamonoの添字2を指定して 代入演算子の後にバナナと書きます。

PyPENで試していきましょう


https://toppakou.com/PyPEN3/?code=eJx1jDEKAjEQRfucIkylYGXvCTxCSCHYrqk8wGTAImkWdpstA1vsFlsJFjYe5hd6jIyCYCNM8YbPe_vz8dCEU7A76wgxIXbgnjYEvoFn8OXDD3DW6c1SIAvkSt68yvQc7-ABMa--Jbf1a_PzaFmlFpL06L9TAV8mQso

まず変更前は添字2の要素の値は、みかんです。
それをバナナに変更して
再度同じ表示処理をいれます。
実行します。このようにみかんがバナナに更新されました。

今は文字列でしたが数字を格納する場合はダブルコーテーションで囲む必要はありません。


数値が格納されている場合は、計算を行うことも可能です。
この例では1行目で配列Dataの添字0の要素に5、添字1の要素に4、添字2の要素に6を代入しています。
2行目ですべての要素の値を足し合わせてその結果を変数kekkaに代入しています。
5+4+6を計算し15が変数kekkaに代入されるので、3行目で15が表示されます。

では、最後に確認問題です。
このプログラムを実行した場合の実行結果を答えてください。


https://toppakou.com/PyPEN3/?code=eJw1jT3KwkAURfusYphKZYqJP6UrsLULKQKKSDCp0vsmEINB-EQby4DwxUItBAsbF3MJJrvITMTqXTj3vjOJZt4qDEI2Zg6H2kIdQEcuOOgJuoCSNr9BmUYmxzniK-IHd62pF_ieWdpSCnskRV_foZSutQgjf77UqK04tst6bGBVefE5v0AnqKzzM2toDLfyL62KtN7s63wHunPx_SF4mSSgf7NaK95tANQzT1k

それでは解説していきます。
1行目の配列Kudamonoは添字も含めてこのようなイメージです。
2行目の配列Tankaは添え字も含めてこのようなイメージです。
3行目は配列Tankaの添字1の要素の値に3を掛けた値を変数goukeiに代入しています。
Tankaの添字1の要素の値は150なので150×3を計算して450が変数goukeiに格納されます。
最後の表示処理は、配列Kudamonoの添字1の要素の値はぶどうです。
よって、「ぶどうの合計金額は450円です。」と表示されます。

今日の授業は以上です。
次回は二次元配列について説明していきます。

最後までご視聴ありがとうございました

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