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水の可能性

水に関する怪しい水ビジネスに興味深々で、TV番組をみて、それらの可能性と感想をご紹介します。

もともと水にまつわる話題として、バーチャルウォーター日本の水の安全に関する話題が気になっており、きれいな水など世界の水に関する情報を集めておりました。

今回は、「水」を活用したビジネスに着目した内容となっています。

まずは、下記に示す5つの話題として、地方再生で重要となる海のない場所での養殖の話題から、コロナ禍における除菌のお話と災害時の水不足と電気のお話になります。

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1.まぼろしの魚の養殖水
2.コロナ禍でも安全な除菌水
3.災害に強い飲み水を作る機械
4.災害時でもスマホ充電できるランタン
5.まとめ

となります。

1.まぼろしの魚の養殖水

海水魚も淡水魚もいっしょに生きていける水が開発されました。

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岡山理科大学の山本准教授の研究チームが開発されたそうですが、塩水濃度が重要とのことで、海水魚も淡水魚も水分を出し入れして生きていますが、濃度差によって水分を出し入れする仕組みは同じですが濃度が違うので濃度調整機能に差があるそうです。
(その特殊な水は、魚の浸透圧調整に関わるナトリウム、カリウム、カルシウムの3つの成分からできているそうです。飲んでも問題ない)

魚の塩分濃度は、1%程度らしく、海水の塩分濃度は、3%程度となり、海水魚は、3%の海水を取り入れては吐き出すので、自分の塩分に合わせるので早く吐き出します。ゆえに、淡水に入ると塩分を早く出すため、体内の塩分濃度が薄くなって死んでしまいます。

淡水魚は逆に、塩分のすくない淡水で生活しているため、3%の海水に入ると体内の塩分濃度が上昇して死んでしまうそうです。

そこで魚の塩分濃度1%に合わせた水を作る事で、海水魚も淡水魚もいきていけるそうです。

この水を使うと海のない山間部で海水魚の養殖ができるようになる。本来海水を海から運べばできるのですが、海水を破棄すると作物に塩害がでるので海水を常時利用する事ができないらしいですが、この水を使うと塩害もなく、逆に作物の成長を促す事もできるらしい(実験中)です。

地方の過疎を改善する素晴らしい水が出来たように思えます。

この水で育った魚は、ストレスがなく通常の半分の期間で成長し、味も遜色ないそうです。また、山の作物もその水で育てば、食料としての課題はなくなり自給自足が可能となるのではないかと思います。

2.コロナ禍でも安全な除菌水

水で除菌ができるそうです。アルコールでの除菌が当たり前な時代ですが、アルコールは発火性があるので、すべてに利用できないし、手も荒れたりにおいがきつかったりと利用する場面での課題がありました。

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しかし、今回ご紹介の「MA-Tシステム」という大阪大学が研究開発した仕組みを取り入れれば、安全な水で除菌をする事ができるそうです。

業務用として、アース製薬から、アクア・クリエイトという名称で商品が発売されており、少々金額としては高いものですが、消臭にも利用できるそうです。

実は、ANAで利用されていた、「A2」という商品は以前から利用していましたが、中身や仕組みを知らずに使っており、なんか効果が信じられない状態でした。

しかし、今回、しっかりとその内容を理解すると、安全な除菌+消臭で利用できそうな商品である事がわかり、アース製薬での販売も重なり、広がっていきそうな感触をもっています。

皆さまも安全な除菌水として消臭にもご利用頂ければ良いかと思います。

99.99%の水と亜塩素酸イオンと水性ラジカルが平衡状態を維持して効果を発しするそうです。

MA-T(亜時生成型亜塩素酸イオン水溶液)とは、株式会社エースネットが17年の歳月をかけて開発した高い安全性と除菌・消臭の有効性が両立するシステムです。ほぼ水に近い状態で、「必要時に必要な分のみ」水性ラジカルが反応、ウイルスや菌が存在する時だけ姿をかえて攻撃・分解し、効果を発揮します。

3.災害に強い飲み水を作る機械

電気があれば、どこでも飲み水を作る事ができる機械ができたそうです。東北の大震災の時(2011年)から開発をされ、2019年に発売され300台もうれているそうです。(エアリスという装置です。)

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原理は、冷たい水をコップに入れた時に外側にできる水滴を集めるとの事ですが、1時間に500ml程度の水を作る事ができるそうです。

空気中の雑菌を除去するフィルターを利用し、水分を集め、その後に水のフィルターを通して飲み水としているそうで、国の厚生労働省の厳しい検査項目をクリアした安心した製品のようです。

大震災のような災害が発生した場合でも、電気の復旧は比較的早く対応されるが、水道の復旧には、月単位での日にちが必要となります。そのため、水不足に着目てた開発で、電気さえあれば空気から水を作って人を助けれれるとの想いで開発をされたそうです。

海外には、太陽光発電で水を作る装置もでているようです。

家では、除湿器を2台も利用して、空気中の水分を捨て居てましたが、雑菌が除去できれば、色々なところで活躍できる機械であると思いました。

4.災害時でもスマホ充電できるランタン

スマホも充電できるLEDランタン(マグネ充電器)をご紹介します。

キャンプなどで良く利用する「ランタン」ですが、マグネシウムと塩水を入れるだけで発電してくれる優れものです。

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電池などで災害時の準備をしていても、10年もすると電池が漏れ出して白く結晶を作ってしまい、いざという時に利用できない場合もでてきます。

このランタンは、塩水で発電でき、LEDライトとスマホ10台もの充電ができるもので、価格も1万円程度なので、リーズナブルです。

昔から塩水発電は、夏休みの宿題でもやっていた記憶がありますが、なかなか必要な電力量を発電するのが難しいというイメージがありました。

しかし、最近の商品として、スマホ充電が最低必要となり、安価な製品もありましたが、いまいちデザイン性が宜しくなくて、買いたいという衝動には程遠い状態でした。

しかし、今回ご紹介する商品は、GOODデザイン賞もとられており、機能性も十分との評価がありましたので、ご紹介できるものかと思っています。

仕組みとしては、単純ですが、マグネシウムの棒と塩水での化学反応により電気を発電するものです。

総発電量としては、140Whで、DC出力が4.5V~5.4V/200~500mAとなっています。

5.まとめ

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さて、今回ご紹介した水に関する情報を元に、色々な可能性が感じられたのではないでしょうか?
それぞれ特徴があり価値がある水ではありますが、それぞれが共創すればもっと素晴らしいものが見つかるような、ワクワク感があります。

水にはそのような期待できる素晴らしい可能性があると思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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